神様はいるのか・いないのか
助けて。
数えきれないほど頭の中に響いてきた言葉。
誰にでもある。
自分だけではないと解ってはいる。
罵られている時。
拳を、食器を、振り上げられた時。
泣きながら包丁を手にした時。
人と接する時。
感情が混乱してしまう時。
壁にぶつかり途方に暮れる時。
食べても食べても痩せてしまう時。
依存に追い詰められた時。
ずっと眠れない時。
悪夢しか見ない毎日。
明け方に無意識に湧いてくる。
「神様助けて」
直後に思う。
神様とかいないから。
いや、いたとして。
どうして私を助けてくれると思うのか。
もし神様が私を助けてくれるのだとしたら。
そもそも私はこんな状況になっていない。
詰まるところ。
神様がいてもいなくても私には関係ない。
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