根に持つ
『根に持つ』
この言葉が成り立つということは、事実として悔恨を残す出来事があったということだ。
その出来事の背景について加害者の多くは言う。
「そんなつもりじゃかった。」
じゃあどういうつもりだったのか、説明できる人は少ない。
ボタンの掛け違えなのであれば相手が納得できるよう説明をすればいい。
相手を尊重している場合には自然とそうなる。
それをせず相手に『根に持つ』という言葉を投げ幕引きを図る人は、自分のした事から目を背け、逃げている。
掛け違いを直そうとする人に対し頑なに聞く耳を持たない場合にだけ、根に持つという言葉は当て嵌まるのではないか。
もし、本当に謂れの無い責めを受けている場合、それは『逆恨み』である。
言葉の使い方を間違うと誰かを不必要に傷つける。
『根に持つ』という言葉一つで責任は相手へ転嫁され、加害者は楽になる。
とても卑怯だ。
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