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読んだ方の内容、感じたことなどをアウトプットする場所です!

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最近の記事

「ぼくたちは違うけど認め合おう」|『わたしの美しい庭』

またもや凪良ゆうさんの本を買ってしまいました。「流浪の月」を読んでから、凪良ワールドにハマりっぱなしです。 そんな今回は屋上庭園に「縁切り神社」があるマンションに住む、路有、統理、百音の三人を中心に繰り広げられる物語。 小学生の百音は父親の統理と親子だが、血は繋がっていない。二人で縁切りマンションに住んでいて、統理はこの神社の宮司を務めている。路有は二人の隣に暮らしていて、毎朝三人で一緒にご飯を食べる。統理は移動式バーのオーナーを務めていて、恋愛対象は同性。 そんな三人

    • 恋は幻想的で暴力的|『愛がなんだ』

      先日立ち寄った古本屋で購入したこちらの本。 映画化されていることも知っていて、前から気になっていたのもあり、読んでみました。 この本、一言で言うと、「マモちゃんのことが大好きなテルちゃんのお話」です。 そう聞くと、なんだか小学生の可愛らしいお話に感じるかもしれませんが、二人はれっきとした大人。しかも三十路です。 女の名前は山田テルコ。そして片思いの相手の男の名前は田中守。 二人は知人を介したパーティーで知り合います。テルちゃんはマモちゃんのことが大好きになり、マモち

      • 「人生とは、登山ではなくダンスだ。」|『嫌われる勇気』

        最近、自分はなんのために生きてるんだろう、とそんなしょうもないことを考える機会が多く、立ち寄ったブックオフで見つけたこの本読んでみました。 ロングセラーのこの本を読むのは少々今更な気もしますが。読んでみると、まさに最近考えてたことに当てはまることが多くて驚きました。 例えば、 健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれる(92ページより) 「劣等感」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか。 あの子は可愛いのに私は

        • 私たちが生きる意味|『滅びの前のシャングリラ』

          今日、凪良ゆうさんの最新作「滅びの前のシャングリラ」を読んだ。微ネタバレアリ。 昨日、思い立って本屋に行って、でも人がいっぱいいて動悸がして、何も買わずに帰ろうかと思ったけど、せっかく来たのに何も買わないんじゃあ負けた気がして、ふと見つけた本。 そしたら実は今日が発売日で、昨日から店頭に置かれてたみたい。知らない間にフラゲしてたなんて、頑張って買ってよかったと思いながらページを開いた。 今年の6月、流浪の月を読んで気になってた著者の最新作。 1ヶ月後、地球に隕石が落ち

        「ぼくたちは違うけど認め合おう」|『わたしの美しい庭』

        • 恋は幻想的で暴力的|『愛がなんだ』

        • 「人生とは、登山ではなくダンスだ。」|『嫌われる勇気』

        • 私たちが生きる意味|『滅びの前のシャングリラ』

          「目に見えるものが真実とは限らない」|『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

          いやぁ〜〜〜。また見事に騙された!! 今日、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を鑑賞してきました!!マスクの着用と検温をくぐり抜け、間引きされた劇場での初めての映画。 まさにコロナ開けにふさわしい一作だったと感じています。 ※ここからは、ネタバレ含むのでまだ観られていない方はご注意ください。 この、コンフィデンスマンシリーズ、ドラマをやっていた頃からの大ファンだったのかと言うと、、、。実は初めて観たのは一ヶ月ほど前。 もちろん存在は知っていたのですが、普段

          「目に見えるものが真実とは限らない」|『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

          人が変えられるのは未来だけ?|『マチネの終わりに』

          先ほど、一個前に投稿した記事を編集しようとしたら間違って消してしまいました。まあ大した内容ではなかったので全然いいんですけど。 なんだかやるせ無い気分になったので、もう一本書いてみようと思います。 突然ですが、過去を変えることができると思いますか。 多くの人が「できない」と答えると思います。 まあ、普通に考えてみればそうですよね。だって、起きてしまった事実を変えることなんてできない。タイムマシンでもあれば話は別ですけど。 誰しも一度は、 「高校生のとき好きだった子に告白

          人が変えられるのは未来だけ?|『マチネの終わりに』