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イギリス人の貯蓄率

 イギリス人の貯蓄率は、日本や他の先進国と比べてもかなり低いようです。これは収入が低いという意味ではありません。貯蓄に回すというより、その時の人生を楽しむという考えが根底にあるようです。

 また、要因としてイギリスの不動産価格が、右肩上がりだったこともあり、持ち家は資産としての価値があり古い物を大切にする文化があります。

 例えば、日本の場合は、家は約戸建ての場合は25年、マンションでも35年位で資産価値は大幅に下落します。これに比べ、イギリスでは、100年200年たった方が、逆に資産価値が上がるというのがあるそうです。古城などにも価値が付きます。

 老後は価値が上がった、家を売りに出せばよいという安心感があり、貯蓄率が低かったそうです。

 ただ、昨今この根底がくずれているそうで、若年層が既に上がってしまった物件を購入できず、資産として持ち続けられないのです。そうなると今後貯蓄率は将来の不安から増えていくかもしれません。

 韓国でも不動産価格が昨今急激に上昇しており、都市部の狭い間取りの住居でも日本円で億単位になっていて到底、一般庶民が買える金額ではなくなってきています。

 日本は、意外にも海外からは割安に見られているようで、今後は海外資本の土地などの購入が加速する懸念もありなんらかの規制が必要かもしれません。

 話がそれましたが、とはいえ、イギリス人の古い物を大切にする文化は見習うべきではないでしょうか。日本の家もメンテナンスを行えば、長く使えると思います。不動産市場の常識を直していくことが必要と思います。

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