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【サウナ日記】湯らっくすで整う

多くのJGC修行僧は、とにかく長い距離、もしくは、多くの回数をJALの飛行機に乗る訳ですが、私の場合はそれとはちょっと異なるパターンで進めています。

日帰りを基本としながらも、行った先の土地で「何か楽しいこと」をするために飛行機に乗ると決めています。

4月の修行先を考えた時、思い付いたのが「湯らっくすに行こう!」ということ。

西のサウナ聖地と呼ばれ、サウナ大使でもあり、サウナブームの火付け役の「サ道」の作者のタナカカツキ氏が「日本一の水風呂!」と絶賛したのが『湯らっくす』です。

熊本までの道中の様子は別の記事に書いたので、湯らっくすの最寄り駅である平成駅からの様子を記したいと思います。

湯らっくすの最寄り駅である平成。

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駅に電車が到着して下車したのは私のほかに3人。

どう見てもご近所にお住いのおばさんと、若者二人組。
「お!この二人組もサ活か?!」と思ったら、湯らっくすとは別方向に歩いていきました。

しかも駅の改札を出ると・・・高架下。思ったより人気(ひとけ)が無いので「これがサウナの聖地の最寄り駅なのか?」と、ちょっと不安になります。

Googleマップを頼りに、線路沿いに進み、踏み切りを渡ると、どこの町にもありそうな平和な住宅街が続き、この先に本当に聖地があるのだろうか?とまたもや疑念が湧きますが、テクテク進みます。

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5分ほど歩くと大きな道の向こうに湯らっくすが!
さっきまでの不安が大きな喜びに変わり、信号が変わるのも待ち遠しい!!

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横断歩道が青に変わり、ちょっと小走り気味で湯らっくすに。
「だご消毒宣言」のノボリが立ち並び、コロナ対策に力を入れている様子がうかがえます。

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入り口を入ると「愛だけを残せ」という今年のテーマとMADMAXボタン!
(写真を撮るのに夢中でボタンを押し忘れた・・・)
上にはサウナストーン。「聖地に来たんだ…」と感じます。

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靴を靴箱にしまったあと、事前に調べて置いた「館内着とタオルがセットの3時間コース」を券売機で購入しようとしたものの・・・券売機にそのボタンが無い!・・・むむむ??

そこで受付の方に聞くと、3時間コースは券売機ではなく、受付で注文する方式のようでした!あ~、良かった。

受付の方がこの紙を見せて親切・丁寧に利用方法を説明してくれます。

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ロッカーのカギと館内着とタオルが入ったバッグを受け取り、さっそく2階にあがります。

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『だご消毒宣言』の名の通り、あちこちに消毒液が。
「MADMAXにご使用ください♡」って(笑)

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ヨガスタジオの前を通って女性用ロッカールームへ。
ここで一旦、館内着に着替えてから、また階段を下り、真ん中の暖簾をくぐると1階に下りる階段があって、2階利用者専用の浴室入口があります。

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この扉を開けると脱衣所があるのですが、そこに掲げられていた本日のアウフグース予定表を見ると、12時以降毎時とのこと。

でも滞在時間から考えると、どう考えても12時の回しかチャンスが無い!
12時のアウフグースは有料だけど、たかだか100円!
有料でも参加したい!

そこで、もう一度ロビーに戻って申し込みをして受付の札をもらいました。画像16

アウフグース担当は「鬼塚さん」とのこと。
名前からして力強い風を送ってくれそうで期待もMADMAX!

小さなロッカーにタオルと脱いだ館内着を仕舞い、いざ浴室へ。

正面にはローマ風の丸い大きな浴槽。
そして右手を見ると・・・あのタナカカツキ氏が日本一と称した熊本の天然水の水風呂が!上からザーザーと滝のように水が流れ込んでいます。

はやる気持ちを抑えつつ、奥にある洗い場でお清めをしながらキョロキョロと全体の様子を伺って、どの順番でサウナを入るか考えます。

まずは、真ん中のローマ風の丸いお風呂で下茹でをしたあと、アウフグースサウナ室に。

広々したサウナで正面にはテレビ。左手にストーブとロウリュ用のストーンがあります。温度は80℃。
暑すぎないものの、程良い湿度でしっかり汗が出ます。

12分しっかり蒸されて、お待ちかねの水風呂にGo!

上から水が常に流れ落ちている浴槽に階段で上り、身体を沈めます。
段差になっていて、数段目までは普通に深いプールほど。

そして、左側にある一番深いところは「153cm」。
あ~、わたし166センチだから、いけるんじゃね?

ドボン・・・・ブクブク.。o○
溺れかけました、はい。

つま先立ちして、顔を上に向けないと息できない深さです。
あぶない、あぶない。

でも、しきじと同じく、ひんやりしているのに肌触りが柔らかくて、いつまでも入っていられそうな心地良さ。天然水の水風呂って、本当に気持ちいい。

そして、水風呂の横にある露天風呂脇の外気浴コーナーへ。

もともと湯らっくすは、室内と露天風呂とを区切る扉が無いので、お風呂内の椅子に座ればどこでも外気浴ができるのですが、やっぱりお空を見ながらの外気浴の方が気持ち良いですもんね~。

まぁるい一人掛けのベンチに座って熊本の空を見上げるれば、全身リラックスゥ~

外気浴を堪能したので、お次は向かいの「大噴火瞑想サウナ」へ。
扉から蒸気があふれ出ている様子から、かなりムシムシするだろうとは思っていましたが、扉を開けた瞬間・・・「何も見えなーーーい!!」

蒸気の白い湯気がいっぱいで右も左も見えません(涙)

オロオロしていたところ、うすぼんやりと人影が見えたと思ったら「ここどうぞ」という声が聞こえます。

「あ、ありがとうございます・・・」と言い、人影が差す場所に腰を下ろしたところ、右手のほうから「敷物敷いたほうがいいよ」との声が。

蒸気でとにかく何も見えていないため「え?そこにも人が居るの?」と思っていたら、「敷物敷いて座らないと下から蒸気が当たって熱いから」とのアドバイスが。

そこで、持っていたタオルをお尻の下に敷いて「ありがとうございます」とお礼を言うのですが、相変わらずサウナ内が蒸気ムンムンで視界が悪く、室内がどのくらい広いのか、何人いるのか、どこに居るのかもさっぱり分からない状態。

どうも奥に二人がいらっしゃる様子。
そのうち、おひとりが外に出ていったところ、段々と蒸気も落ち着いてきて、そしてもう一人も離脱されたところで、外の空気が多少入って、室内が分かるようになってきました。

入り口に置いてある塩を身体にヌリヌリしつつ、大量の蒸気に蒸されて汗どっさり。それを流してから、また水風呂へ。

そんなこんなで、12時前になりアウフグースタイム!
有料アウフグースに参加するのは、私ともうおひとりだけ。
そして、担当する鬼塚さんは…名前の厳つさとは程遠い小柄の若い女の子でした。

パインのアロマのロウリュをした後にタオルで一生懸命、風を送ってくれました。甘い香りと熱風の組み合わせがなんとも幸せ♡

5回風を送ってもらったあと、「おかわりしますか?」と聞いてくれたのですが、マスク越しの顔が真っ赤で汗だくだったので「あ、大丈夫です」と言うと「良かったです」と正直なお返事で、他のお客さんと笑ってしまいました。

そしてまたまた水風呂へ。
ホント、ここの水風呂は最高だわ…

外気浴をした後に向かったのは、噂のメディテーションサウナ。
サウナ室の中にもう一つ扉があって、そこからメディテーションサウナに入ります。

先客はお一人のみ。その方も少し経つと出てしまって、なんと貸し切り状態に!

セルフロウリュして温度を上げて、流れているヒーリングミュージックに耳を傾け、無心になる・・・これぞ、サウナの気持ち良さ!

このままずっと貸し切り状態を堪能したかったのですが、熱さが限界で水風呂へ。MADMAXボタンも押して大量の天然水を浴びて終了。

名残り惜しい気持ちを抱きつつも、着替えて2階の食事スペースへ。

サ道で取り上げられていた麻婆豆腐も気になるけど、辛い物が苦手な私はアジフライ定食をチョイス。

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衣はカリッとして身はふわっふわのアジフライ。骨もフライされていて骨せんべいになっています。タルタルも絶品!ビールがすすみます。

テーブルにちゃんとUSBのコンセントがあるのが親切!

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サウナだけでなく、施設のいたる所に気を配られていて、何もかもが最高過ぎっ!

先日、東のサウナ聖地と呼ばれるしきじに行ったばかりでアレですし、そこと比べるのもどうかと思うけど、わたし的には湯らっくすがピカイチ!

ホントは2階の休憩室とかも堪能したかったのだけど、帰りのフライトの時間もあるため泣く泣く着替えて退館。

次はもっとゆっくりできるよう、余裕を持って来るよ!
それまで待ってろよ~!湯らっくす♡


■湯らっくす
〒860-0816 熊本市中央区本荘町722
●女湯:サウナ3つ アウフグースサウナ 3段ベンチ 80℃ テレビ付き/ 大噴火瞑想サウナ 1段ベンチ 塩あり 温度不明 / メディテーションサウナ セルフロウリュあり 
2021年4月7日訪問

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