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できることをできる時にできるひとが

毎日、更新されるニュースを見るたびにみんなのこころが痛む…
しかし、悲しいかなできることしかできないし、ちゃぶ台をワーッとひっくり返すように現実を覆すこともままならない。こんな時、天を仰いで祈る、そして、せめてできることはないかと探しはじめる。何かひとつでも、少しでも…今から30年近く前、NPOを立ち上げて以来ずっと何かあるたびに自分にそういいきかせてきた。そして、自粛方向ではなく、こんな時こそなるべく明るく精一杯生きる方が世の中のためひとのため、ひと足早く咲いた桜を見て、いつ花を開こうとも懸命に生きてこそと感じる。阪神淡路、中越、東日本、熊本…まだまだたくさんあるが、わたしたちは、悲しみの乗り越え方を学習してきたのだから、と。

岡潔先生の講義録をベースに途中、注釈を加えてまとめたテキストが思ったより好評なので、ささやかだが、募金の足しにできないかと思う。
わたしたちは、よく「3つ子の魂100まで」といわれるが、ほんとうにその通りで、その検証を第一級の頭脳で解析してくださった貴重なテキストが含まれている。3歳まで、は単なる比喩ではなく、ほんとうにそのものズバリを指していたのだ。赤子から子どもへ、この時期に矯正されずに無償の愛を与えられた子どもは、その後、様々な苦難に遭遇した時、無意識の後ろ盾を背景にしてなんとか乗り越えることができたりもする。母がいちばんだろうが、それが難しいならまわりが補えばいい。太古の先人たちもずっとそうしてきて、そのDNA🧬を受け継いでいると想像する。自然ともひととも一体化して生きてきたわたしたち日本人のアイデンティティを今こそ甦らせたい。

『童心の季節』全30ページ、1971年10月30日岡潔先生講義録より
やまかわそらが分かりにくいところに注釈をつけています。
当面の間、この冊子の収益は寄付することとしております。書くひと読むひと、ささやかな支援につながればと願って。寄付先は、地元北九州市の火災復興へ。どうぞ宜しく…



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