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文字だけの君

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2020.9/11〜スタート。好きなのは顔?性格?一体、人は人の何を見て、その人を愛するのだろうか。愛されない。愛すことができない。毎週金曜日、中条かなえは、ラーメン屋『ことだま…
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#小説

文字だけの君 第十一夜 〜わたしは、お金で幸せを買っている?逢いたい君〜

かなえは仕事を終えると、無意識に足はあの店へと向かっていた。 暗闇の中に、明かりがついた…

佐藤そら
3年前
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文字だけの君 第八夜 〜ねぇ、どうしたらいい?答えてほしい君〜

今週も金曜日の夜がやって来た。 かなえは仕事を終えると、足早にあの店へと向かった。 暗闇…

佐藤そら
3年前
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文字だけの君 第七夜 〜教えて、仮名の君〜

その日、かなえが家のリビングでくつろいでいると、妹のひとみが話しかけてきた。 「お姉ちゃ…

佐藤そら
3年前
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文字だけの君 第六夜 〜わたしを受け止めてくれる、名も知らない君〜

休日明け、オフィスに行くと後輩の美智子が言った。 「どうして合コンの二次会来なかったんで…

佐藤そら
3年前

文字だけの君 第五夜 〜合コンに現れる偽りの君〜

「かんぱーい!」 金曜日の夜、居酒屋に声が響いた。 かなえの後輩、美智子が勝手にセッティン…

佐藤そら
3年前
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文字だけの君 第四夜 〜イケメンという見える君、姿が見えない君

オフィスでかなえは、気合いを入れたかのように立ち上がった。 「よし!今日は金曜日だ!」 …

佐藤そら
3年前
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文字だけの君 第三夜 〜人間はヒーロー?怪人?化け物の君〜

「今日金曜日か…」 オフィスでかなえは呟いた。 「何かあるんですか?」 すかさず後輩の美智子が、かなえに話しかける。 また人の不幸話を期待しているのだろう。 「『その感情に名前をつけたなら』ってドラマ知ってる?」 「なんですか?それ」 「やっぱ、そうだよね。そうなるよね」 予想通りの反応だった。 そんなドラマ、わたしだって知らない。 あれは、地上波ではやっていないドラマだったのか。なら一体どこで? まさか、あの店の中だけで流れている? 先週見た、奇妙な戦隊モノ

文字だけの君 第二夜 〜愛する人がいただけでも幸せな君〜

オフィスで後輩の美智子が、かなえに話しかけた。 「先輩、じゃあ合コンセッティングしますよ…

佐藤そら
3年前
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文字だけの君 第一夜 〜お見合いという顔だけの君〜

この空気耐えられない… 1月。鹿威しが傾き音を鳴らす座敷で、中条かなえは、伊藤明と、まさ…

佐藤そら
3年前
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