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「がん外科医の本音」を読んで。

中山祐次郎さんの「がん外科医の本音」という本を読んだ感想もろもろ。

私が中山祐次郎さんの本と出合ったのは確か本屋さん、いつものように何か面白そうな本がないかとウロウロしていた時に見つけた。
うろついていたのは小説のコーナーだったので、今回の本とは違う。
「泣くな研修医」

もともと医療系の小説を読むのが好きで、海堂尊さんの小説や、帚木蓬生さんの小説をよく読んでた。
医療系小説を初めて読んだのは帚木さんの「臓器農場」で、なかなか衝撃的な内容のもの。
確かあれは19歳位、学生の頃だった。
結構分厚い本だったのに読み始めたら止まらなくなり、結局最後まで夜通し読んでしまった思い出。

そこから医療系の小説にハマりだす。(全然違う本も読むけど)

話を戻すと、中山さんの泣くな研修医を読んで面白く、そこから「逃げるな新人外科医」「走れ外科医」ももちろん読んだ。
ちなみにドラマも見た。
中山さんで検索すると、どうやら小説ではない本も書いていることが分かり、「医者の本音」と「がん外科医の本音」「それでも君は医者になるのか」を読んだ。

「がん外科医の本音」という本は私自身凄く勉強になったので感想を書いてみようと、久々にnoteの「投稿」ボタンをポチっとしてみた。

今はもう2人に1人がかかるという「がん」関係の話が主の本。
ただ、がん関係の話も沢山あるのだけど、それ以外の病気になった時にも役に立ちそうな情報が色々と書かれていた。
情報の集め方や情報の見極め方、その大切さなど。
特に目からうろこだったのは、「先進医療」「最新=正解、というわけではない」、あとは「学会で発表=信頼できる、ではない」というところ。
他にも凄く沢山あるんだけど。

自分の認識が合っていたのだと再確認できる所もあれば、違うように認識している所も結構あって。
多分私のような医療に全く関わったことがない人は間違った認識をしている事が結構ある気がする。
医療関係者の使ってる言葉が、医療に全く関わったことがない私の考えてる言葉とニュアンスやら定義が違ったり。
(最近の例だと、「軽症」っていう言葉から想像する症状が違うっていう、これと同じような感じ。)

2019年に初版が出ているものだから情報としてはもしかしたら若干古いものもあるかもしれない。
(ちなみに、QRコード読んだらそのページが無くなってたのはあった笑)
でも恐らくそこまで変わってないのでは?と私自身は思ってる。

全く回し者でも知り合いでも何でもないけど、この本読む人増えて欲しいかも。よろしければ、ぜひ。


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