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20230613 この赤鉛筆の存在を久々に思い出した

いつから赤鉛筆を使わなくなったのだろう?
思い出してみると、小学生の頃は間違いなく赤鉛筆を使っていた。
中学生になって、赤鉛筆と青鉛筆というのを使っていたのだが、板書をノートに写す際に、シャープペンシルに赤ペン、青ペンを使うようになったことで、赤鉛筆を使わなくなった。

文房具屋で赤鉛筆を購入すると、朱色の鉛筆を買うのが普通だった。
しかしながら、これはあくまでも朱色であり、赤じゃない。
そんなふうに幼い頃の自分は考えていた。
なので、赤鉛筆を買うのなら赤がいい。
そう思って文房具屋を探して歩いていたら、三菱の6角形の軸の赤鉛筆を見つけた。
それ以来、赤鉛筆といえば、自分の中ではこれだった。

去年、復職して以来、筆記具としては鉛筆と赤鉛筆を使うことがとても多くなった。
そこで、何も考えずに赤鉛筆を購入すると、やっぱり朱色の赤鉛筆を買っている。
ところが、この赤鉛筆は芯が柔らかいので、すぐになくなってしまう。
結構なペースで消費する。
まあ、ねっとりとした書き味はよかったりするのだけれど。

赤鉛筆をよく使うようになったとたまたま実家で母と話をしていたら、母が店先からゴソゴソとものを持ってきた。
「うちに置いてある芯の硬い赤鉛筆が売れ残っているから、これ持っておいき」
それは、懐かしい赤鉛筆だった。
そうそう。
我が家の商売でも、この赤鉛筆を扱っていて、文具屋で購入せずとも家にあるのをもらっていたのだった。

久しぶりにその赤鉛筆を使ってみる。
色は赤色。
そして書き味は、芯が固く、普通の鉛筆みたいな減り方で、すぐには無くならない。
ちょうどいい。
自分にとってはちょうどいい。

赤鉛筆をマジマジとみてみると、鉛筆にバーコードがない。
一体、いつからのデッドストックだったのだろうか。
しかし、店に残っている赤鉛筆は、そのうち消費してしまうことになるだろう。
全部もらって帰ろうと思っている。

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