愛してる、なんて言葉

確かに、新しい男のことは好きだ。

彼は最後に愛していると言った。
私が、"愛の告白を"とお願いしたからだ。

愛してる。
愛するって、相手の本質や醜い所もすべて受け入れて、それでもなお、相手を愛おしいと思うときにのみ使っていい言葉だと思うんだけどな。
彼は私の本質を何も知らないだろうし、私は、自分の核にある暗く醜い感情で彼に接したこともない。

告白して数日で愛していると言う男は、チャラいかおバカかGACKT様の3つに分かれると思う。恐らく彼はGACKT様ではないし、かと言って恋愛においてはチャラくはなさそうだ。なるほど、おバカな男はバカな女よりは幾分かマシではあるが、関係は長続きはしないだろうな。南無三。

私にはまだ彼氏がいて、でももう彼に愛を注ぐことはできなくなった。別れたいと言いたくても、彼はそれを察しているらしく、私が別れ話をするのを遠ざけている。ちょうどその頃、私に告白してきた男がいて、私はそいつを好きになった。

これは二股なのだろうか。

そもそも、二股をしている人は、その両者ともに愛を注いでいるのだろうか。それとも、私のように別れたいのに別れられなくて、仕方なく二股状態になってしまっているのだろうか。
いや、別れられないこの状況で、彼氏のLINEをブロックもせず、連絡がくれば返信しているこの状態。決して何か考えがあってそうしているのではなく、本能というか感覚でそういう行動をとっている。何故だろうか?まだ答えは出せそうにない。

二頭追うものは一頭も得ず。

私は2人とも失ってしまうのだろうか。



私は、独りでいるべきなのかもしれない。



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