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【野鳥撮影】 渓谷で元気に育つカワセミの幼鳥

 みなさんこんにちは、ソライトです。
今回は渓谷に流れる川で育つ「カワセミの幼鳥」に出会うことができたのでその時の撮影の様子を共有したいと思います。



元気に飛びまわるカワセミの幼鳥

 今回のカワセミ撮影にあたっては雨が降っていない日が続いた日を狙ったり、カワセミを極力警戒させないようにする為にカモフラージュ用の服を着て隠れて撮影に挑みました。

まだ暗い早朝の中、カモフラージュ用の服を着てから以前からカワセミの姿を一瞬ですが何度か見たことがあった渓谷に流れる川に行って、その川の端っこにある岩場に行き、カワセミが来るのを待っていました。

だけどまだ薄暗い朝、鳥の鳴き声はまったくしないですが、深い森にある渓谷の川は涼しくて、空気も澄んでいて、月の明かりが渓谷をうっすらと照らし、昼間に見る渓谷とはまた違ったすごく良い雰囲気で、その雰囲気を肌で感じ、見れたのもカワセミ撮影に来たからで、そもそもはカワセミという野鳥が存在しているからこそ見れたんだなと思うとカワセミにはすごく感謝を感じました。

そして空の色がブルーモーメントになりつつある中、ヒヨドリやまだ見ぬアカショウビンの鳴き声がし始めて野鳥が少しずつ起き始めると、実は近くで寝ていたのかな?なんて思って寝顔とかを想像したらホッコリした気持ちに。

この場所は曲がりくねった渓谷に流れる川なので太陽が上がっても日が差すのはまだ先といった感じの中、岩場のすぐ横の木々から少し眠そうなキセキレイが岩場に出てきてくれました。

【撮影機材】
カメラ:SONY A7iii
レンズ:SONY FE200-600 F5.6-6.3 G OSS

カモフラージュ服を着た僕に気付いていないのか寝ぼけているだけなのか4〜5m近くに来ることもあってカワセミが来る間、間近で岩場の上を移動するその姿を楽しませてもらいました。

焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/80
絞り:f6.3
ISO:1250

僕が隠れ座っていた岩の周りには水トンボも数匹いて、カメラの設定を少し暗めに設定したら良い感じのシルエットで撮影できたり、カワセミに会う前からすでに楽しい時間が流れていました。

焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/125
絞り:f6.3
ISO:80

そうこうしているうちに渓谷にも日が差し始めて、そして馴染みのある鳴き声と素早い動きの野鳥、カワセミが姿を現してくれました。
この場所で実際に岩場や木々に止まっている姿をちゃんと確認できたのでとても嬉しい気持ちに。

最初は少し遠くにいましたが岩場や木の枝に飛び移りながら徐々に僕の方にやってきて、(このカワセミが通るルート上に僕がたまたまいたんだと思います)距離10mぐらいのところにある木の枝に止まりました。

焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/250
絞り:f6.3
ISO:640

カモフラージュの効果が出ているのかカワセミが僕を気にかける様子はなく、岩場の間の水場にいる小魚の様子を伺っている様子でした。
しかしながら正面から見るカワセミの顔は細くて横から見るのとではだいぶ印象が違いますよね(笑)

横顔も見せてくれましたが、なかなかのイケメンですね(笑)

焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/250
絞り:f6.3
ISO:500
焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/250
絞り:f6.3
ISO:500

このカワセミは幼鳥ということもあってお腹の部分や足がまだ黒く、動きもどことなく幼鳥の感じがしていましたし、何度か小魚を狙ってダイブするところを見ることができましたが僕が見た限りでは小魚を獲れていませんでしたね(残念)
これからの成長が楽しみです。

そしてこの木の枝から水場にダイブした後、岩場の上で少し休んでから僕を横切るように飛んで行ったので、今日はもうお別れかな?なんて思いながら上半身だけ後ろを向きカワセミを探しましたが、やっぱりどこにも居なくて、「あ〜、居ないなぁ。」と思っていると、まさかの距離4〜5mくらいのところにある木の枝に止まっていて再び、下にいる小魚を捕まえようと狙いを定めているところでした。

さすがにこの距離で体の向きを変えたり、カメラを動かすと警戒されて逃げてしまうと思ったので、この時は見守ることに徹しました。
一応、小魚を狙ってダイブもしていましたが相変わらず獲れていませんでしたね(笑)

今は幼鳥なので仕方がないこと、今後の成長を楽しみに、また今度その様子を確認に行けたら良いなと思っています。

最後に木の枝に止まっている様子を実際に動画で撮影したものをYouTubeにあげているのでよかったら見てみて下さい。
一瞬だけ横歩きする姿が見れるんですが、それがなんとも愛おしいです(笑)



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