見出し画像

【野鳥撮影】 偶然の出会いと撮影を楽しむ

 みなさんこんにちはソライトです。
今回は、偶然出会えたり、撮影できることもあるから野鳥撮影は楽しいよなぁということで野鳥撮影のみならずですが写真を撮っているとよくあることについて共有したいと思います。



目的の野鳥ではない野鳥に出会うことの方が多い気がする


 野鳥撮影をする時にはある程度は「目的の野鳥」を求めてフィールドに行くことが多いと思いますが、ときどき全く予想していない野鳥に出会うこともあってその野鳥がメインになってしまうことがあると思います。

思い返せば、僕が超望遠レンズを買ったばかりの頃に撮影した「オオタカ」はいつもの散歩コースに超望遠レンズをつけたカメラを持って行ったらたまたまオオタカに出会えて撮影できましたし、前回の記事で共有した「オオルリ」についてもその時はミソサザイ目的で行ったら結局はオオルリ祭りでしたし、こういった偶然の出会いがあるから野鳥撮影は楽しいのだと思います。

1ヶ月前ぐらい前、ミサゴの初撮りに行った時にミサゴが居る場所とは違う場所に最初に行って撮影をしていたんですが、そこで出会ったのが初めての「ノスリ」でした。

最初は何の野鳥か分かりませんでしたが、2、3羽のカラスに追いかけられているのを見つけて何だろうと双眼鏡を覗いたら見たことのない野鳥だったので後で調べたらノスリということを知りました。

見つけた時はすでに上空を飛んでいてカラスに追われながらも、どこかに移動している様子でした。
この場所は木に囲まれた場所だったのでわずか2、3分ぐらいで姿が見えなくなってしまいましたが、それでもこの時の様子は今でも鮮明に覚えているくらいの思い出になっています。

だけど、撮影できた写真は空抜けのみなので、今度は止まりの写真も撮れたらいいなぁと思っていますが、冬鳥なのでもう少ししたら居なくなってしまうことも考えると、偶然の出会いに賭けてみるのもいいのかも知れないです。(笑)


たまたま良い写真が撮れたりもするよね


 良い写真がどういうものなのかは個人個人で意見が違うと思うので一概に「これが良い!」というのはあんまりないと思います。以下の写真も僕個人的に良いのが撮れたかなと思う写真をピックアップしてみました。

ブラインドテントなど、隠れて撮るスタイルだとある程度撮影したい野鳥、シチュエーションや構図などは決まっていると思うのでだいたい仕上がりの写真が想像できると思うのですが、散歩しながらの野鳥観察で撮れる写真は前述した内容を狙って撮ることがなかなか難しいと思います。

けどそんな中でも、たまたま良いポイント(枝など)に止まってくれたりする時があってそのチャンスを逃さなければ!偶然でも良い写真が撮れる時があるんですよね。

下の写真は、「シジュウカラが居るなぁー」と思って何となくカメラを向けて後を追っていたんですが、そしたら枝の先っぽに止まってくれて思いのほか良い写真が撮れたんですよね。
メインの被写体のシジュウカラと背景の被写体との距離もあったので良い感じにボケも出てくれましたし、狙って撮影した訳ではないんですが結果的に良い写真が撮れたなと思いました。

焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/1000
絞り:f6.3
ISO:2000


そのシジュウカラをさらに追っていると別の木に移って行ったんですが、けっこう素早く動いていたので構図を決めて撮るという暇もなく、とりあえず良い感じの瞬間だなと思ったらシャッターを切っていました。

焦点距離:600mm
シャッタースピード:1/1000
絞り:f6.3
ISO:2000

結果的に撮れた写真の構図は、美しい木の枝の造形の中にちょこんと居るシジュウカラという感じになって、これはこれで「自然の中で自然と生きている野鳥」という感じをうまく出せている写真になったのかなと思います。


初めて「ヤマセミ」を撮影しに行った時も、初めてというのに2羽もヤマセミが現れてくれて、しかも下の写真のように見つめあっているかのようなヤマセミ達の写真が撮れたのも本当に偶然の産物なのかなと思います。

遠くからの撮影だったので編集でけっこうトリミングをして画質も落ちましたし背景のボケもなく、作品という観点で考えるとあんまり良くないのかも知れませんが、僕の気持ちの中にはこの時の思い出をこの写真を見ることで思い出させてくれることもあってとても貴重な一枚になったことは言うまでもないです。



 狙った写真が撮れた時の感動はもちろんありますが、偶然撮影できた時の感動も同じくらいあると思うので、どんな野鳥撮影の時でもその一瞬を逃さないように、そして楽しめていけたら良いなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?