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「ワンネス」から見た死生観

私がよく見ている配信動画で、「ワンネスの扉トーク」というチャンネルがFBであります。

このチャンネルは、ジュリアン・シャムルワさんというフランス人の方が、よしこさんがナビゲートのもとでお話するという番組になっています。

「16歳でUFOを目撃して以来、謎の宇宙人との交流が始まり、なんの予備知識もないままに繰り返しワンネスを体験を語る本の公式ページです。」

という説明書きにあるとおり、ジュリアンさんはUFOを目撃してから地球外知的生命体とのコンタクトが時々あるような方です。

その時の体験記が「ワンネスの扉」という素晴らしい本に記載されています。

著者のジュリアンさんは、理性的、冷静にその体験の分析もされており、言語では表現しつくせない貴重な体験を、よくここまで言葉で表現してくださったな、と感銘をうけました。

この本は「私とは何なのか?」という問いかけの大きなヒントにもなりえる貴重な書籍で、是非お勧めです。

今回は、ジュリアンさんのFb番組「ワンネスの扉トーク」から貴重な体験を紹介させて頂きたいと思います。

ワンネスの体験から見た地球を眺めたときの体験

#ワンネス #宇宙 #愛 チャンネル登録ありがとうございます💖 とっても嬉しいです🌟 https://www.youtube.com/channel/UCfcyoFm1Keu4fjskBK3KHjQ ワンネスの扉トーク Vol.16...

Posted by ワンネスの扉 Doorway to Oneness on Saturday, September 11, 2021

(1:00~ぐらいからの抜粋)

Q:「ワンネスの世界から見た地球は平たいですか?球体ですか?」

ジュリアン:「ワンネスの体験をしたときに地球を見たときは、形というよりは今の地球はどういうような状況か、ということとして体験しました。

そして宇宙自体が、海の波ように動いているものとして体験しました。形よも内容の方が一番大切でした。その内容は、「愛」で出来ているということ。

宇宙と一体となったとき、自分(ジュリアンさん)は宇宙からの見方をしていました。宇宙は愛を持ちながら、宇宙の中に生きて、個別している存在(地球人たちと思われる)を愛している、というような見方をしている体験をしました。

特に、ある時、違う惑星を見たことがありました。それは「ワンネスの扉」にも書いたことですが。その違う惑星の存在は地球人ではなかったのですが、(彼らが)文明として色々やり取りをしていた様子を宇宙の視点から見ました。

宇宙はそれを見て、愛を感じていました。その存在達が色々協力しているやりとりを、宇宙として体験し、(言葉で表現しにくいのですが)、宇宙から見ると私たちは分かち合いながら、お互いに助け合いながら前へ進むという動きに対して、宇宙は心地ちよい、嬉しい、ものすごく満足感・・・ただ愛であったかもしれませんが・・・そういうような気持ちを抱いていました。」

Q:「宇宙は意識があるということなのでしょうか?」

ジュリアン:「そのような(意識はある)体験をしました。」

Q:「宇宙は悲しんだりするという感情もあるのでしょうか?」

ジュリアン:「思考の視点から考えると、理論的には宇宙は悲しみという感情もあるかもしれません。

ただ、宇宙から見ると、すべては完璧で、パーフェクトであるということで。悲しみも喜びも一つである、ただ愛である、寛容の愛、無条件の愛という体験でした。

生と死、創造と破壊、どれも同じ現象の一面

著書「ワンネスの扉p109」においても、ジュリアンさんは、

・生態系の崩壊は悲しい。と同時にそれは美しい。なぜなら生と死は大きな「いのち」の営みのひとつ。たとえ今の生態系が消え去ったとしても、また新たな命が再生される。生と死、創造と破壊、どれも同じ現象の一面だ。

と記載されています。

「悲しみも喜びも一つである。」、「生と死、創造と破壊、どれも同じ現象の一面である」という文章に私は強く共鳴しました。

というのも、母が自死した時に、深い悲しみと同時に美しくも深い慈愛の状態が常にあったことを知ったからです。この経験は私にとって、大きな贈り物でした。

思考での「私」は、残酷な死別については、深い悲しみ、怒り、憎しみ、抑うつ、といった情動を喚起させます。

しかし、思考(つまり時空を超えた観点)からはそれらは同じエネルギーの一面として体験されることが分かりました。

この表現は言葉で表現することは非常に困難です。

場合によっては、大きな誤解を生むような表現になってしまうでしょう。つまり、この体験は既存の人間(思考)を超えた体験です。だから言葉だけで表記すると、人間らしくないように聞こえるかもしれません。「あなたに人の心はあるのですか?」と冷たい人のように感じる人もいるかもしれません。

この経験の出どころは、人間である以前の、「生命=宇宙」という場の体験なのだろうと思っています。

そして、この体験は気がつかないだけで、常にだれにでも開かれているものです。すべての一人一人の人が、その体験の中にいて生きています。

そのことに気がついていないだけです。

この知識と体験がより社会で共有化されるようになると、死生観ががらりと変わり、人間関係、健康、経済、というあらゆる分野で大きな転換が起こるでしょう。

そうなると、観点の変わった人間は、新しいコミュニケーションを取る段階に入り、地球文明も変わっていきます。

その時が、ジュリアンさんのコンタクトを取っている地球外生命体との、意識的なコンタクト(無意識化では既になされ続けている、といいます)の時代なのだと思われます。

ワンネスの体験ステージとK・ウィルバーの意識の発達の高次の段階

ジュリアンさんはワンネスの体験を段階ごと記録し、著書にテーブルとして以下のようにまとめています。

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そして、意識研究科のK・ウィルバーは、意識発達の段階を以下に簡略化してまとめています。(万物の歴史 K・ウィルバー著より)

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この図は、非二元的という究極の段階のテーブルの上に、1~9までの意識の発達段階が展開されるという見方です。

ジュリアンさんの体験は、7~9までの段階を体験したのではないのだろうか、と考えています。

この二つの段階表は、どことなく通じるような感覚を私は持ちました。

宇宙の留学生としてワンネス体験をしているのでは

『ウィルバー(著書「万物の理論p209」より」:どの時代にも、平均より上の人もいれば、下の人もいます。・・・(中略)・・・すべての社会は、いわば重心を持ちます。それを中心に、文化の倫理、規範、規則、基本的な制度などが組織されます。そしてその重心が基本的な文化の凝集力と社会的な統合とを社会にもたらすのです。

 この文化的な重心は、個人の発達には磁石のような作用をします。例えばあなたが平均よりも下にいれば引き上げ、平均より上にいれば引き下げるように働きます。』

現在の地球文明社会での意識の重心は、研究によれば「生存を優先する意識と思考」の段階から、「存在そのものに価値を置く、意識と思考」の段階に移行している過渡期にあるようです。

その様な過渡期に、地球の平均意識というスケールではなく、銀河宇宙の平均というスケールでの意識学習の留学生としてジュリアンさんが体験しているように思えます。

そして、ワンネスの体験を段階を追って、宇宙人と経験し、その体験記を地球に広めているように感じます。

社会文化の平均意識は、重心となることは理解できますが、高い段階の意識経験は、下部の段階よりも、より大きな影響力をもたらすので、ジュリアンさんの高次意識の体験は地球社会の意識の段階の底上げに寄与することが考えられます。

『※ ここで注意なのですが、「高い段階にいくほど価値が高く、成功できる」というものではないこと、つまり「それぞれの各段階に価値がある」と認めることです。』

この注意が意識されないと、下段階のヒエラルキー構造を強化し、結局意識進化(より一人一人の能力を十分に理解し、理解され、その能力を、喜びから発揮する社会)の足を引っ張ってしまいます。

意識発達に関する段階表を知っておくだけでも、意識の進化に有用である

ケン・ウィルバーは、意識発達に関する「段階表」を、比喩を使って「地図」と表現しています。全体を見通す地図があれば、自分が何で、何を意図すればよいかということが、おのずと見えてきます。

 ここでは、意識の発達には、各段階があって、それぞれの段階に特性があり、こうした意識の発達にはより高次の段階があることを理解してもらえれば十分です。暗記して覚えることもありません。

 なぜなら、意識発達の「地図」(段階表)を「知る」だけでも、それは意識に作用し始めるからです。

ケン・ウィルバーは、言います。

 『こうした統合的な地図 ── 全象限、全レベル、全ラインの地図 ── に関わることによって、私たちの第二層の能力は鍛え上げられ、その働きが促進されるのだ。なぜなら、こうした地図は、私たちの知性を開き、そしてそのことによって私たちの心を開き、コスモスおよびその中に暮らす全ての生命を、今よりもさらに包括的に、さらに慈悲を持って抱擁できるようにしてくれるからである。』

これからの意識研究について

これまでは、心霊現象や地球外知的生命体といった存在に触れることは、学問や常識から外され、無視されてきました。

しかしながら、NASAがUAP(UFO)をこれまで「存在など最初からしない」と無視していたものを「解らないが、なんらかの存在がある」と認めたように、心霊現象や、地球外知的生命体、高次元存在などの領域を単に無視するのではなく、

「解らないが、何かはある」ということを謙虚に認め、向き合うことが大切な時代になりました。

何故なら、一つの例として、様々な宗教や哲学の核心には非二元や高次元の意識の状態が数千年前から賢者や覚者たちに研究され言い伝えられています。その中で高次元存在や超能力、心霊現象なども当たり前のように取り上げられています。

しかしこれらの情報は眉唾物だと、嫌われ無視される風潮がありました。

高次元の意識体験は、体験者数が絶対的に少なく、かつ言語表現することが非常に困難な現象なので、誤解を招きやすいし、存在することでさえ知られないことが殆どです。

しかしながら、その意識の体験の中には、私やあなたを含むすべての人々にとっての贈り物があります。

人間にとって「意識」とう謎は、最大のミステリーです。その中に、生命の価値が直接体験できる、フロンティアがあります。

そういうわけで、「偽りの霊性」に十分に、自他ともに気を付けながら、高次元意識の研究を行うことはとても価値のあることです。






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