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英語インプットに!講師のお気に入りポッドキャストとYouTubeチャンネル 4つ

こんにちは!英語YouTubeチャンネルSORA ENGLISHの講師、SORAです。

今、YouTubeを活用して英語を勉強している人はすごく多いと思います。英語学習チャンネルもすごく増えましたよね!(私のチャンネルもその末端の末端…)

講師として思うのは、なるべく初級、中級の入り口くらいの早い段階から、学習者むけコンテンツだけでなく、普通にネイティブ向けの動画や、ポッドキャストにたくさん触れて欲しいということ。

最初はワケが分からないかもしれませんが、単語ひとつでも、ふたつでも「聞き取れた!」という体験を積み重ねていけば、最終的に骨太な、「使える英語」が身に付きます。

この記事では、講師をしている私の個人的なお気に入りのコンテンツ(ポッドキャスト&YouTube動画)のクリエイター4組をご紹介します。ポッドキャストは音声だけなので、中~上級むけですが、短めのYouTube動画は、初級の方もどんどんチャレンジしていただきたいです。

コツはとにかく、「ちょっとしか聞き取れなかった」と思わずに、「コレとコレが聞き取れた!やった!」と前向きに考えることです。

まず、おすすめ その1 です。

1. Tim Ferriss

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Tim Ferrissはアメリカのpodcaster、作家、投資家で、2007年に出版されたThe 4-Hour Work Week(原書翻訳版)がベストセラーになり、その後も、肉体改造や料理の本、自己啓発的な本など、いろいろな本を出しています。

私は彼のポッドキャストThe Tim Ferriss Showが好きで、ほぼ毎週聞いています。ポッドキャストの内容は、色々な分野で活躍している人をゲストに招くインタビュー形式で、自分にとって全く興味を持てそうにない分野のゲストでも、ティムの「質問力」や会話の流れの作り方がとても上手いので、いつも面白く聴くことができるのが本当にすごいと思います。

ゲストの多くは何らかの分野で成功している人ですが、それ以外にも最高度警戒体制の刑務所の囚人へのインタビューや、自分自身の子ども時代のトラウマを乗り越えるために受けたセラピーなどについて告白した回などもあり、ただ生産性= productivityや成功法則を追求するだけでなく、人間というものについて深く考えさせられたり、新しいテクノロジーについて知ることができたり、とても勉強になります。

聞き流しでは難しいという中級の方は、Timのブログに文字起こしがあるので、テキストを見ながら音声を聞くと良いでしょう。

彼のポッドキャストは大体短くても1時間半くらい、長い時は2時間半ほどあるので家事をしながら聴くのに最適なのですが、これが長すぎるという人には、Tim の YouTubeチャンネル には短めの動画もあるので、そちらもおすすめです。

2番目にご紹介するのはFrank Jamesです。

2. Frank James

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Frank Jamesは、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)という性格診断の16のタイプを元にしたコント(comedy sketches)が人気のYouTuberです。

同じシチュエーションで、それぞれのタイプの人たちがどんなリアクションをするか、コミカルに演じ分けていて、エンターテインメントなのでもちろん大げさに誇張されていますが、日常的な場面で、どんな性格の人ならどんなことを言いそうなのか、英会話のケーススタディとしても面白いと思っています。

MBTIの性格診断は職場の人事で使われたり、日本人が血液型で「あの人っていかにもA型だよね~」と話す感覚で、アメリカでは雑談のネタになることもあるようです。

16種類のMBTIタイプについてある程度知っていた方が楽しめますが、あまり知らなくてもそれなりに笑えると思います。

似たようなMBTIコントをやっているチャンネルは他にもあるのですが、フランクは大学で演劇を学び、大学院でシナリオ・ライティングを専攻していたので、演技力と脚本の質がとっても高いです。

コント以外にも、フランク自身の性格的な悩みや自分なりの対処法について話している動画もあって、私は実は彼と同じINFJというタイプなので共感するところが多いです。

特にこの、Are You Settling for Less?という動画にはぐっと背中を押されるものがありました。

実はファンが高じてグッズ=merch (スラング:merchandiseの略)のマグまで持っていたりします。笑

3. The Mustards

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3番目は、ロンドン在住のスウェーデン人カップルThe Mustards(podcast版YouTube版)です。

The Mustardsは2人が英語で色々なトピックについておしゃべりをしているPodcastを配信していて、映像付きのYouTube版もあります。

彼らはヴィーガンでフェミニストで子どもを持たない主義、とこれだけ並べると引いてしまう人もいるかもしれませんが(汗)、視聴者に考えを押し付けてくるわけではないので、違う考えを持っていても楽しく聞けると思います。

2人の間でもいつも考え方が同じわけではなく、どうしてそう思うのか尋ねたり、反論したり、相手をからかったり、会話のキャッチボールを楽しみながら意見をやりとりする空気感が気に入っています。

スウェーデンの人たちは大体みんな英語がとても上手いのですが、chanceがフランス語風にシャンスと発音されたり、zeroがスィーロウに聞こえるなど、chとzの音にちょっとクセが出ることがあります。それ以外は表現の幅も広くて、ふつうに英語の勉強にもなると思います。

それから、2人のうち女性のJenny単独のYouTubeチャンネルは、北欧らしいシンプルでありながらエッジのきいたファッションライフスタイルを紹介していて、こちらの方がThe Mustardsより断然フォロワー数は多いです。短いビデオが良い方、ファッションやライフスタイルに興味のある方にはこちらもおすすめです。

4. TheReportOfTheWeek

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最後にご紹介するのは、The Report of the Weekです。

このYouTubeチャンネルをやっているのは、ニックネームがReviewbrah(レビューをするお兄ちゃんなので 笑)、本名はジョンという人です。

このReviewbrahさんが、なぜかスーツにネクタイ、1920年代?の人のようなヘアスタイルで、ひたすらファストフードやピザ、エナジードリンクのレビューをするチャンネルです。

(撮影のためでなく、夜寝ている時以外はずっとスーツを着ているそうです。不思議ちゃんですね。年に一回「僕の平均的一日」という動画もアップしていますが、見れば見るほど謎が深まります…。)

私はファストフードも、エナジードリンクもほとんど興味がないのですが、いつの時代の人なのかよく分からない彼のファッションとファストフードのミスマッチがシュールすぎて、レビュー対象に興味がないのになぜか見てしまう、不思議なチャンネルです。

若いわりに、彼の話し方や言葉の選び方は少し古風で文学的なところがあり、どんな言い回しでハンバーガーをレビューをするか、気になるというのもあります。

気を付けなければいけないのは、彼は真顔で冗談を入れてくるので、こういうのを英語でdeadpan joke、dry humorと言いますが、ある程度英語力がないと、もしかするとどこまでが冗談で何が本音か、混乱する事もあるかもしれません。

さらに、このReviewbrahさんのポッドキャスト、The Voice of the Report of the Week= VORW International では、時事ネタなどのトピックについてランダムに話したり、視聴者からのメールを紹介したりしています。こちらもやはり、彼の語彙力、表現力の豊かさが勉強になるので、私はよく聞いています。

まとめ:生の英語にたくさん触れましょう!

以上、他にもまだまだ紹介したいクリエイターがいるのですが、今回は4組とりあげました。

言葉の習得にはインプットが欠かせません。
大人は言葉を学ぶには、赤ちゃんと違って、ただ漠然と言葉に触れるだけでなく、文法や単語などを勉強することも必要です。

ただ、教科書や単語帳などの教材の学習は、生身の人間から発せられた言葉ほど深く記憶に刺さらず、ニュアンスもそぎ落とされてしまいます。

そこで、生徒さんにはいつも、テキストの勉強以外に、映画や音楽その他をつかって英語にたくさん触れてくださいね、とアドバイスしています。

教材学習と生の英語、両方のバランスが大事!

今日ご紹介したものは私の個人的趣味が強く出ているので、皆さんの趣味に合うかは分かりませんが、ぜひYouTubeやPodcastなどを検索して、お気に入りをみつけてください。

この投稿内容のYouTube動画版はこちらです。

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