体重や食に関するあれこれ

最近、体重のことばかり気にしている。
2日に一回くらいは体重計に乗って、0.何kg増えたとか減ったとか気にしている。減っていれば嬉しいけど、すこしでも増えていると暗いきもちになって、一日ずっとそのことを気にしてしまう。

私がこんなに体重を気にするようになったのは、以前「摂食障害」と診断されたときからな気がする。
いや、そのもっと前からかもしれない。
以前、F病院に入院していたとき、体重測定で、「病棟の患者さんの中でいちばん体重が少ない」と知ったときから、自分の中で「痩せている自分」を強く意識するようになった気がする。
それ以前、学生の頃から、体重は少ない方だった。だから自分の中では、「痩せているのが自分」といつからか思うようになった。

摂食障害で入院することになったのは、体重が減り過ぎたからだった。最初は、「痩せたい」というきもちでダイエットしていた訳ではなくて、メンタルを病んで食べることをしなくなったら自然と減っていた。
入院して先生から説明を受けたら、「低体重で命の危険」と言われた。自覚は無かった。
摂食障害の治療で入院中は、食事の量を徐々に増やされて、週に一回体重を測った。同時に、「摂食障害」という病気について先生から教えられたり、栄養指導を受けたりした。
ここで初めて私は、BMIというものを意識することになった。それまではBMIという言葉は聞いたことがある程度で、何なのかよくわかっていなかった。摂食障害の治療では、BMIが重要視された。

目標体重になって退院できたものの、またメンタルの不調でごはんを食べなくなって、「○kgになったら再入院」と言われていた数字を下回ってしまい、すぐに違う病院に再入院になった。これがいまの病院、C病院だった。
C病院の摂食障害治療プログラムは、前に入院していたK病院よりずっと厳しかった。目標体重も前回のときより大きい数字だった。
でも、C病院に入院して治療したことで、摂食障害だけじゃなくて他の病気(統合失調症)と診断されたりして、この入院が私の中で転機になった気がする。

二度の摂食障害の治療での入院を経て、私の中で変化がたくさんあった。
まず食生活が変わった。
それ以前は、菓子パンを主食にしていたり、お菓子を過食してしまうことがあったが、それが無くなった。これは一回目のK病院で栄養指導を受けたおかげもあると思う。ちなみに、そのときの栄養指導では、「間食は一日200kcalまで」と言われた記憶がある。
入院中の習慣から、食事をしっかりめに食べるようになったらお腹が空きにくくなって、お菓子を食べることも結果的に減って、健康的な食生活に近づいた。これは入院治療して良かった点だと思う。

もうひとつは、自分の体重を意識するようになった。
C病院退院後も、外来に行った際は毎回体重を測っていた(最近になって一ヶ月に一回になったけれど)。
家でも週に2回くらい体重を測るようになった。
摂食障害と診断されて、「○kgになったら入院」という数字を決められてしまったので、常に自分の体重を気にするようになった。
それ以前は家でも全然体重を測っていなくて、自分がいま何kgなのか正確には知らなかった。

体重だけではなくて、摂食障害の治療で知ったBMIも意識するようになった。
低体重の基準になるBMIの数値は18で、この数字を意識するようになった。私はいまでもBMI18になりたくない、と思っているし、BMI16くらいでいたい、と思っている。
BMI18になりたくない、と思っているのは、C病院に入院していたときに当時の主治医の先生と話していたとき、「BMI18になったら痩せてないんですか」と訊いたら、「痩せてない」と言われたからだ。私はどうしても「痩せていたい」と思う。

(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?