独り言　＃日常を綴るのにオチなんかいらないって信じてるから

　私ほどぼけっとした人間も、そうそういないと思う。
　外面は厚めに作るタイプだから、周りからしっかりしてると思われがちだけれど、本当に現実を生きていない。考え事をしているうちに１時間も２時間も経っている。私の生きている世界と周りの世界の進むスピードが違いすぎて、たまに浦島太郎になる。厨二病みたいなこと言ってる？笑

　10を言われて、2だけを聞いて、5まで想像する。
　この人はこういうことがいいたいのかな、の回答案には、全てに対して「たぶん」がついていて、確信が得られないところから、私のその人への解像度の低さを感じて落ち込む。そんなことばかりを考えているから、結局1くらいしか頭に残っていなくて、また8を聞き流す。そして、相手の解像度は未だ低いまま。

　MBTIで言うとINFPです。ペルソナ（社会に出たときに変化する仮面的性格）は、TとJの要素が多くなると思っています。気持ち的にはINFJ。
　INFPの悪い特徴が当てはまりすぎて、MBTI何？って聞かれたときに答えにくい。そして、猫を被りすぎているから、大体驚かれるか誤診を疑われる。私のこと全然知らないんだね。知る必要も特にないから、そのままでいいよ。
　もうMBTI流行ってないよとか言わないでください。

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　学生証の写真を学校で撮る日。

　一年間使うものだし、高校最後だしな、と思って朝から気合が入っていたと思う。とりあえず持っているなかでトーンアップ効果が最強の日焼け止めを塗りたくり、クマを軽くコンシーラーで隠し、撮る直前に薄めにリップを塗った。絶対に先生にはバレたくないし、生徒にも気合入ってんなって思われたくないから、日焼け止め以外はナチュラルを心がける。ビジュ確認も人のいないトイレまで昼休みダッシュをきめた。（体育ある日だったから、日焼け止めは許されるはず！、）
　ちなみに日焼け止めガチ勢なので、五種類の日焼け止めを用途に合わせて使い分けている＋インドアなので、美白には自信あります。その分なかなか使い切れなくて2年くらい同じの使っちゃってます笑。よくないですねぇ

　順番待ちの間、ユーミンの「卒業写真」を歌っていたのは私一人。毎年歌いたくなるんだよな。あるあるですよね？
　出席番号の近い親友に向かって歌っていたら、気づいたら担任が後ろにいて、古くね？と言われた。え、十代にもささる青春ソングでしょう。十代にささって三十代にささんない懐メロとかある？あそっか先生の青春はもう終わったから…！ごめんなさい。

　新学期が始まり、学生証が配られた。
　想像していたよりずっと肌が白く写っていて、何かを疑われてないか不安になって担任に話してみた。
「先生、私なんか白くないですか？」
「え、そう。このクラスで蒼さんが一番白かったんだよ。ま、実際白いからね。」
　あらあら。普段はトーンアップしないやつ塗ってるのに。私のこと見てるのか見てないのか分からないですね。でも白い人だと思われているのは嬉しい。願ったり叶ったりだわ。

　とりあえず、これから写真をとるときはここまで白くなるやつはやめておこうと思う。
　でもきっと卒業写真をとるときにはしっかり塗っちゃうんだろうな。