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まだ見てないのに「宮松と山下」を宣伝したい。

昨日までの自分を失ったら、何を演じたらよいのだろう。

あらすじ:宮松は端役専門のエキストラ俳優。ロープウェイの仕事も掛け持ちしている。時代劇で大勢のエキストラとともに、砂埃ををあげながら駆けていく宮松。ヤクザのひとりとして銃を構える宮松。ビアガーデンでサラリーマンの同僚と酒を酌み交わす宮松。来る日も来る日も、斬られ、撃たれ、射られ、時に笑い、そして画面の端へ消えていく。そんな宮松には過去の記憶がなかった。


監督集団「5月」gogatsuは、「手法がテーマを担う」という言葉を標榜し、新しい表現の開拓を目指す映画・映像の監督集団。
東京藝術大学名誉教授の佐藤雅彦氏
東京藝術大学大学院在学中、佐藤雅彦研究室に所属し映像制作を学び、2020年から監督集団「5月」のディレクターとして、映画やドラマをはじめとした映像作品の監督を務める関友太郎氏
東京藝術大学大学院在学中、佐藤雅彦研究室に所属しメディアデザインを専攻。2013年、デザインスタジオ「CANOPUS」設立。20年、監督集団「5月」発足した、平瀬 謙太朗氏。
この3人がタッグを組んでいる。

黒澤明監督は大抵の作品には共同執筆者がいた。共同執筆をする理由として、「僕一人で書いていると大変一面的になるおそれがある」と語っている。「羅生門」には橋本忍氏、宮川一夫氏(撮影監督)がいた。「七人の侍」には橋本忍氏、小国英雄氏がいた。黒澤監督の名作は様々な頭脳が融合し、生まれたのである。

「宮松と山下」では、監督集団「5月」の3人の頭脳がどのように融合し、昇華されているのか大変興味がある。そして、香川照之氏の演技は素晴らしいことはわかっている。中国映画の「鬼が来た!」で演じた日本陸軍軍曹・花屋小三郎の熱演は今でも脳裏に残っている。この「宮松と山下」が11月18日に公開決定とのこと。映画館で見ようと思う。


日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。