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映画レビュー

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2020年10月の記事一覧

メランコリック

あらすじ:名門大学を卒業したがさえない毎日を過ごしていた和彦は、ある夜偶然訪れた銭湯で高校の同級生・百合と再会する。そこでアルバイトを始めた和彦は、その銭湯が営業を終えた後、深夜に風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る 深夜の銭湯が人を殺す場所だったら?という発想が面白いし、同僚が人を殺す請負人であり主人公はその異常な状況に巻き込まれてゆくという内容に期待した私がバカだった・・・・今作品のジャンルはサイココメディなので『冷たい熱帯魚』のでんでんのようなキャラ

鬼滅の刃 無限列車編

『鬼滅の刃』、社会現象化してますね。『世界の中心で愛を叫ぶ』や『君の名は。』など話題になった映画をあえて見ない(現在も未見)性分の私が『鬼滅の刃』を上映初日に観る日が来るとは・・・・💦💦💦 ①映画の番宣の為にアニマックスで『鬼滅の刃』が一挙放映していた ②今月から放映開始の新シーズン『おそ松さん』で鬼滅の刃をいじっていた ③劇場版『鬼滅の刃』はおそらく批判するであろうと思っていたので、批判するなら観て批判しようと思った ④コロナ発生以降 映画館を避けていたのだが、徒歩で行け

キューブ

あらすじ:ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体だった。いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかはわからない。いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられており、ひとりひとりと倒れていく。そんな中、彼らは安全な部屋を示す“暗号”に気づく・・・ Amazonプライムにて鑑賞。20年前に観た時は地味目なホラー映画という印象。再見すると、印象はガラっと変わる。何の目的で拉致監禁されたかわからず、疑心暗鬼に陥ってゆく様はま

天使のはらわた 赤い教室

あらすじ:ポルノ雑誌の編集者・村木(蟹江敬三)は温泉町で見たブルー・フィルムの女、名美(水原ゆう紀)に惚れてしまう。実はそのフィルム、名美が昔、教室で強姦されて撮られたもの。忌まわしい過去を振り捨てようと、男を避けてラブホテルの受付嬢に身をやつす彼女に、村木は運命的な出会いをする。ところが、二人の逢い引きの約束は、村木が警察に引っ張られてご破算。事情を知らずに雨の公園で待ち続けた名美は、男への絶望を深めて奈落の底に堕ちていく……。 今作品の濡れ場は荒削りだ。だがその荒削りな

テネット

あらすじ:キエフのオペラハウスにおいてテロ事件が発生。「プルトニウム241」を奪取したスパイを救出するために、テロ事件の解決のために投入された特殊部隊に偽装してオペラハウスに突入したCIA工作員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、ケース内のプルトニウムとされた物が謎の部品であることを知る。 ストーリーの考察をされている方が多いので、私は役者をクローズアップして述べたいと思います。今作品で残念だったのは『インセプション』ほどピカイチなキャラがいなかったこと。 ジョセフ