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本を食べる:一〇三歳になってわかったこと

 
ある日ふと「noteを始めてみよう!」と思い立ち
『ポジシード』という投稿をしてから、あっという間の3週間。
 
その間、どんなことをどんな風に書いたらいいのだろう?
なんてことを考えながら、日々の暮らしを過ごしていたのですが、
そんな中で、生まれて半世紀という時間が過ぎていても
それなりに様々な経験を重ねていたとしても
わかっているような“つもり”でいたことに気づかされたり
常識と呼ばれるものが変化していて、
ちょっとした知識や経験で導かれる答えでは現状に見合わなかったり
そうは思っても、やはり違和感を拭えないこともあったり...等々
いろんな思考や感情がめぐるんですよね。
 
そういう日常を踏まえて、はじめましてのご挨拶のあとの
一つ目の投稿に選んだのは、2年前に107歳で亡くなられた美術家
篠田桃紅さんの『一〇三歳になってわかったこと』という著作。
 
本の内容は、103歳を迎えての現在のお気持ちや、篠田さんが
経験されてきたこと、考えていたこと、大切にされてきたことなど
ご自身の等身大の足跡をシンプルな口調で語られていたり、
生き方のヒントや、考え方の道標になるような大事な言葉が
大きな文字で書かれていたりと、とても読みやすく...というか
お話や言葉が心に届きやすく構成されていると思うんですよね。
 
“103歳になってわかったこと”
私はもうこのタイトルを見ただけで読んでみたくなったのですが、
noteに投稿していくにあたり、
生まれて半世紀程度の人生経験で知り得たことだけで
わかっているような気になるなよ!という自戒の意味も込めて
この本のご紹介をさせていただきました。
 
 

幻冬舎 2015年


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