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Brooks Institute of photography 学生時代の作品の紹介

東京在住のフリーカメラマンです。人物、舞台、広告、イベント、料理、物など撮影しています。作家活動では太陽の写真を撮っています。


今回は学生時代の作品の紹介と写真を始めたかきっかけを書こうと思います。始まりはアメリカ大学進学時に一日、一枚写真を撮ろうと思いついた事だったと今思えばです。。。当時、自分の話す英語が幼い子供レベルでジレンマを抱く日々を過ごしていました。大学でジャーナリズムとArtの授業で写真を専攻し始めた頃は写真は自分にとって”言葉”でした。。。当時はまだフィルムの時代です。ジャーナリズムのクラスでは当時勝ち続けていた大学のアメフトチームの試合を撮影してスライドショーを作ったり、Artのクラスではモノクロ暗室作業を始めて体験しました。

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本格的に写真を学ぶ為に、アメリカのカリフォルニア州サンタバーバラのBrooks Institute of Photography に転入しました。 専攻はメデイアで写真と映像を学びました。  残念ながら学校は2016年に閉じられ70年の歴史に終止符が打たれました。。。

当時ブルックスには様々な国から学生が学びに来ていて、アメリカ人は全体の半分もいなかったと思います。授業で様々な事を学びましたが、いまでもよく覚えているのは『Twins』で有名な写真家Mary Ellen Mark のボンベイの娼婦を撮った『FALKLAND ROAD』のスライドショーを見た時の事です。見終えた後、しばし沈黙が続きました。日本で育った自分にはとても刺激が強い内容でした。先生が生徒に感想を求め、殆どの生徒がshocking だとコメントした中、とても仲が良かったインドの友人二人は ”日常で普通だ”  ”見慣れて風景だから特に何もいうことはない” と答えました。自分にとっての ”普通”  が他人にとっては全然 ”普通” ではないのだと強く実感した出来事でした。作品の説明が書いてあるリンクを見つけ他ので以下に貼らせて頂きましたが、刺激が少し強いものになりますのでご注意ください。


ブルックスで写真を学んでいくうちに気がついたら写真は自分にとっては ”言葉” ではなく ”自分を表現する何か”に変わっていきました。

2016年に残念ながら閉鎖された Brooks のキャンパスは同時は三箇所ありました。メインのキャンパスはMontecitoキャンパスです。本当に美しいキャンパスでした。売却されて内装や外観は現在はすっかり変わってしまいましたが、写真や映像を見つけたのでリンクを貼ります。

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 Jefferson Campus

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学生時代にキャンパス内のスタジオで撮影した人物写真を2013年の写真展『Seventh Eye 』用に動画に纏めたもの(最後は日本に戻ってから撮影した作品も入ってます。)をyoutubeにアップしているので宜しければ見てみてください。音楽はSmith Composition  モデルは当時のクラスメートや友達、知人などです。以下作品のスライドショーを2本アップしています。宜しければご覧ください。





重複した写真も多いですが、学生当時の纏めたスライドショーも宜しければ。。古い素材の為、少し見ずらいですがご理解ください。学生時代に習ったことは色々ありますが、今でもよく覚えている一つは『モデルリリースにサインをして貰う。』です。卒業するまでにモデルになって貰った友人達にサインを貰いに回った事をよく覚えています。当時、これらの写真をコマーシャルフォトで開催されていたマンスリーコンテストに応募して、何度か月間賞と年度賞を頂く事がありました。また、日本のstock photo の会社に送って、チラシなどに使用して貰ったりもしました。モデルリリースについて纏めてあるサイトを見つけたので、宜しければご覧ください。


人物写真に関してはモデルリリースなどないと難しいですが、Brooksで授業でストックフォトというクラスを受けました。。先生も登録していて、ハリウッド映画のポスターに先生の写真が使用された時、クラスでお祝いしたのもよく覚えています。ストックフォトという言葉は写真をやっていない人にとっては馴染みのない言葉かもしれません。写真のレンタルだと思っていただければと思います。自分の写真をストックフォトに登録する。使用目的や画像サイズなどでも値段は異なりますが、広告やポスター、企業、様々な人たちが必要なイメージを探していて、そこで探してレンタルする事があります。フィルム時代からあるストックフォトを取り扱い会社は色々あります。



ストックフォトの会社で有名なところは老舗の PIXTA,  amanaimge (アマナイメージ)などがあります。昔と違い、現在は動画の素材などの登録も必要とされています。自分の日常は世界の人にとっては日常ではありません。写真を撮っている人たちで登録したいと思っている人がいらっしゃいましたら、調べて見てください。実際にはストックフォトの売り上げで生活できている人は殆どいないと思います。申請して通るのにも時間がかかり、面倒かもしれません。けれど、写真や動画は記録で、今はありふれているかもしれないイメージも時間が経つととても貴重なイメージに変わります。当たり前だった風景が突然、当たり前でなくなる。だからこそ、今、自分が撮った写真を様々な形で社会と繋がりながら残すと言う事も考えてみるのもいいかもしれません。











時々、見てくれると嬉しいです。