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EAA2Pickネクロマンサー完全解説(アディショナル追記)【シャドバ2Pick/八獄魔境アズヴォルト】

このクラスの立ち位置(リーダー順位など)

JCG始め各種大会で勝率が高く、ヴァンパイアと並んで1位2位の最上位に据えるプレイヤーが多いクラスです。
特に最近は対ヴァンパイアで強い要素が多いことから1位にする方が増えている印象

基本的な戦い方

優秀な1・2コストで序盤の優位を掴みつつ、リーダーへの削りや葬送・ゴースト生成など終盤のための仕込みを行い、7PP以降から出せる高打点で一気に決着を付けるのが基本戦術です。

フィニッシャーとなるカード例は以下の通り

・ゴースト関連…《ゴーストヴァニッシュ》《マスカレードゴースト》
・葬送・リアニメイト関連…《滅屍の執行者・ミロエル》《魂の岐路・ラカンドウラ》《屍肉のハイドラ》
・単体で高打点…《スケルトンブレイカー》《忠犬のゴースト》

特にゴースト関連はヴァニッシュが取れなかったとしてもゴーストが削り役として他プランのリーサルに貢献できるため関連カードのピック優先度はゴースト>葬送・リアニメイト の認識
ただし葬送した際にドローをしてくれるカード(甘味の死霊術師や御宿の幽霊犬など)は手札事故を防止する潤滑油でもあるので数枚はピックした方が幅広い対面に対応できます。

このクラスの強み

様々な側面からなる安定感が最大の強みとなります
・2コストフォロワー《奈落の軍曹》1枚から中盤終盤の動きに繋がるゲームメイクの安定感
・優秀な1コストから動ける序盤の安定感
・先攻有利な環境で後攻時に強い中尉があるという後手捲りの安定感
銅銀にフィニッシャーとなるカードが複数枚あるピック段階の安定感

加えて《マスカレードゴースト》《滅屍の執行者・ミロエル》・先2《深淵の大佐》といったイージーウィンが可能なパワーカードもあるため難しいコンボを意識しなくとも勝てることも多く、これから2Pickを始める方にオススメできるクラスとなっています。

このクラスの弱点

5・6コストのカードが不足
ネクロマンサーの5・6コストはかなりの金虹依存になっています。(《スカルケンタウロス》もクラス特性に噛み合った能力はしていないので優先はしないことが多い)

当然下記金虹はいつでもピックできるわけではないので実践では優秀なフォロワーの多い4コストを中心に+1・2コストを添える動きで対応することになります。

ネクロ5.6コスト一覧。実際はエンハンスもあるがそれでも少ない

多面展開の除去が苦手
前環境でもあった全体除去(AOE)の少なさから劣勢時にの横展開には処理に時間が掛かりやすいです。
しかし金虹にミロエルや看守、《デスサイズハウンド》といったAOEの追加がかなりされているので改善はしやすくなりました。

・リソースに乏しい
手札が増えるカードは銀枠の《霊魂の統率》《フギン&ムニン》、そして銅枠の《デッドバイヤー》の3枚。同様の弱点のあるヴァンパイアと違いこちらは金虹枠に1枚もリソースが存在しません。
上記3枚のピック意識を高めたいところですが、各レアリティそれ以上に欲しいカードが存在しているため、リーダーを積極的に攻撃してリーサルを狙えるターンを早めるといったプレイ方針で補う意識は持っておきたい所です。

・回復手段が限定的
メインとなる回復役は葬送1点回復の《甘味の死霊術師》と計4点回復できる《冥火のピッツァヨーラ》の2枚ですがどちらも盤面干渉能力はないため盤面と体力を同時に攻められると両立が難しいです。
体力回復は早い段階かつ余裕がある時に予めしておきましょう。

優先カード一覧(画像だけ見たい人用)

レアリティ別に1枚ごと解説しているため文量多め。画像と必要な部分だけ拾ってもらうのが参考にしやすいかと思います。

評価基準

S…プレイできれば勝利に直結するカード
A …クラスの軸となるカード・優先ピックカード
B …そのクラスと相性のいいカード・単体性能     の高いカード
C…基本性能は高くないが、状況次第で活躍が期待できるカード
D…シナジー薄めなカード・平均的なカード
E…出来るだけ避けたいカード
2コストフォロワー…序盤のパスを防ぐために数枚必要なカード(※評価表だとDに入ってしまう2コスを別枠にしました)

補足
・S〜E + 特別枠
を付けた段階評価。同ランクは左側をより優先しているカードになるよう心掛けていますが、一部異なることもあるためその場合は更新や追記をいたします。

・Tier makerはつぁんさん作成のものを使用しています
https://tiermaker.com/user/1209033

※実際にはその時のデッキに応じてカード評価が上下することがあります。
(分からない択についてはTwitterのDMかハッシュタグ『 #ソーpickメモ 』でツイートして頂けたら幸いです!)

ピック方針・カード別解説

金虹

ピック方針: AOEや大きな打点を見込めるカードを優先します。

カード別解説
Sランク
マスカレードゴースト

最速5ターン目からゲームを壊しに行ける能力が自身だけで2ターン続く上、リアニメイトや《ゴーストヴァニッシュ》といった相性のいいカードが多い。
上記理由と進化権に依存しない能力から同じSランクのミロエルとは
マスカレード>>ミロエル
くらい大きな差があり余程のことがない限りマストピックの認識。
環境に消滅がほぼ無いのも追い風

滅屍の執行者・ミロエル

《奈落の軍曹》からサーチ可能な再現性の高いフィニッシャー。6/6+4コス+2コスフォロワーの展開をブレイカー前の6ターン目に行える点が今期ネクロマンサーの特徴に噛み合っています。
永続効果は1、2回発動出来たら充分なことが多く葬送があまり無いデッキでも気にせずピックしていい1枚です。


Aランク
デスサイズハウンド

Aランクの中で最優先のカード。4コストで6点AOEという破格の除去範囲のおかげで序盤の上振れ展開から後半の《弾哭の執行者・キルザエル》や《コスモスファング》まで幅広く対応できます。
中尉の登場で今期は墓場を稼ぎやすく進化権の無い状態でも問題なく使用できる点も使いやすさを高めています。
リーダーへも4点入るためリーサル寄与もしますが、自分フォロワーも巻き込むためリーサル逃しには注意が必要です。

箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア
AOEとゴーストの打点を伸ばせるEPの追加はどちらもネクロマンサーとの相性◎
AOEが若干《スケルトンブレイカー》との相性が悪いため、進化権の使い切りに拘らず6PPで使用して次のブレイカーを通すテンポムーブも長期戦が見込めない場合の選択肢として覚えておきましょう。

魂の帰路・ラカンドウラ
リーダーにも入る5点AOE持ちの攻撃的な守護フォロワー。スタッツの高さと場に離れた際の3ダメージのおかげでリーサル回避性能が高く《コスモスファング》さえ通しません。
葬送推しの環境なので直接召喚も現実的であり、後半の動きを確保しつつ苦手な複数面の処理にも貢献してくれるのでピックできた際には常に念頭においておきましょう。
ミロエルとの相性は抜群です。


ウーラノス

回復・消滅・ダメージとネクロマンサーに欲しいもの全てが詰まっている完璧なカード。ニュートラル虹枠は1枚目のピックでのみ提示されるため、希少性を加味してS評価のカードとみなすのもありだと思います。流石にマスカレード差し置いて
同じレアリティのオリシルとの比較は直接的に勝利に結びつきやすい点から筆者はウーラノスを優先しています。

深淵の大佐

先攻2ターン目に結晶置きするとほぼ勝ち確定のカード
7ターン目という絶妙なタイミングで降臨するため《スケルトンブレイカー》と合わせて13点、ケアすれば素通りと2パスを補って余りある活躍をしてくれます。そのため手札交換で全力で探しに行きたい1枚。
後攻は押し切られるためキープは厳しいですが、立ち上がりの遅いドラゴン対面やや手札に4コスト以下のAOE・1コス犬がある場合はリターンの大きさを加味して狙いに行くのはアリだと思います。
基本的に結晶置き前提のカードかつ軍曹の八獄サーチに引っかかってしまうため1枚だけのピック推奨。重なった場合は葬送やカローンで活用しましょう。

サタナエル
手札が増える擬似リソースと対象のトークンによる火力出しの両側面の役割を持つカード。
6コストが少ない事から競合しにくく、対面からの意識が強いのは7PPなのでニュートラル特有の意表をつきやすい。

冥炎の獄犬・ケルベロス

2ターン目の運用は元々テンポ面で優秀だったことに加え、中尉がラストワードを3体稼ぐことから中盤以降の役割も持てるようになったことから前期より評価を上げた1枚。
2コスト3面突進の時点で強力なので10体破壊まで抱えることは稀です。

形骸の看守
AOEとドローを兼ね備えた八獄フォロワー。
手札は増えませんが、盤面全体に干渉しつつ任意のカードを使って手札を循環させていることから実質的なアドバンテージはかなり稼いでいると考えていいと思います。
毎ターン能力が発生する『放置できないタイプのフォロワー』なのも評価点

Bランク
トリックデュラハン

少ないネクロマンスでのドローと攻めと守りどちらにも使える進化時能力でいつピックしても役割が持てる優秀なフォロワー。
《ゴーストヴァニッシュ》がある時は更に優先度が上がるのでAランクに近い立ち位置ですが進化は中尉に使われるので進化を切らない前提でプレイされることも多いです。

↓残したらこうなるので盤面に残る圧力もあります


因果の迷い子・アンサージュ
やっかいなフォロワーを処理しながら疾走できるシンプルな打点要員。特別相性がいいカードはありませんが中尉の登場でネクロマンスがちょっと使い易くなりました。

高貴の霊使・トゥルシェラ
優秀な1・2コストの登場で使い勝手が向上しました。3コストは中尉から場に出る《スパルトイソルジャー》が対象で決まれば対処しにくい4面を形成できます。進化後スタッツが変わらない点がネック(なんとなく強化される気がしている)

冥河の流葬・カローン
隠れフィニッシャー枠の1枚。進化必須の性能ではあるものの2回攻撃状態の《屍肉のハイドラ》を6/7守護の裏に残るコンボを7PP直前に行えることが強力。
前述の《深淵の大佐》結晶置きができなかった場合の利用方法でもあるため、中尉や打点カードが少なくハイドラで勝ちに行く可能性がある場合はAランク相当に優先していくのもあり。
そのためにも10コストフォロワー達は極力ピックから排除する意識を持ちましょう。

ヴァイスソウルハンター
ミラーの中尉はじめ痒い所に手が届く便利な除去カード
銅銀がフィニッシャーに富んでいる分サポート系のカードを評価できるのもネクロマンサーの強みと言えそうです。
葬送が増えたのでたまに疾走するようになりましたがおまけ認識で問題ありません。

三相の女神・バイヴカハ
後攻時に強く使えるカードかつ回復付きなので一定以上の評価をしています。先攻でもちゃんと活躍してくれるのも◎

Cランク
死竜の暴食

4コスト10点は破格の打点に見えますが、実際は付与させるフォロワーのコストも乗っかるので、コスパの良さを感じることはあまりありません。フォロワーが場に残るかは不安定なため、勝ち筋に組み込むならピック段階でゴーストを手札に準備する必要があります。
墓場に関しても以前より潤沢になったとはいえそれでも20は重いので過信は禁物です。

ゴーストを手札に用意できるカードは少ないので大体8-10コスト掛かってしまいます

プチゴースト・バケルス
無難に使える汎用カード。進んで取るほどではないが、トゥルシェラから両方出てきたりリアニメイトで再利用できるとちょっと嬉しい。《ゴーストヴァニッシュ》で複数回の使用にも意味が生まれました。

勅令の咎人・イステンデッド
平均的な能力は持っているものの八獄サーチに引っ掛かる点が中尉ミロエルが欲しい時にデメリットに働きやすい。それらがピックできなかった場合にサーチを無駄にしないという視点込みでトントンといったところ。
全体除去ができることは稀であり、使用出来たとしても終盤なので+αの動きがないと強さは実感しにくいです。

冥道の烈牙・オルトロス
AOEと2回の葬送ができる事からラカンドウラ始め一部カードとの相性はいいものの、進化権と手札消費の激しさもあり正に一長一短といったカード。
 ↓7コスト以上のカードを葬送するとサーチ枚数が2枚になりますがニュートラルは対象ではないので注意(葬送自体はできる)

メタトロン
悪くないけど6コストで使いたいカードが少なく、進化を中尉と取り合いになりがちなのでこの位置。
ただし《霊魂の統率》を打ちやすいスタッツであり《ボーンリボーン》で出ると優秀なことを考えると、カローンやミロエル辺りとセットの場合はBランクの上位くらいに据えるのも良さそうです。
特にミロエルの場合はサーチを高めるため中尉の枚数を抑えることを考慮するのでそこの噛み合いも◎

デッドソウルテイカー
プレイした時の決定力爆発力は高いものの耐久するクラスではないので、到達した場合も守護が出ずリーサル取られる危険性があり評価は低め。
狙わないだけで自然と9PPまでいくゲームはあるので極端に避けるほどではないと思います。

Dランク
大腕の沙汰

葬送を条件とするカードが複数追加され、葬送自体に意味が生まれたので多少評価は上がりましたが、やはりランダム要素が障害になりやすいため優先はしません。

寒冷の死霊術師
トゥルシェラに続き能力変更入りそうなカードその2。スタッツが下がるのが痛くハイドラマスカレード弔魂ぐらいしか有効なリアニメイト先がありません。つまり《ボーンリボーン》と同じなので金虹の優先度は低いと考えます。

アルティメットバハムート
現在のゲームスピードから直接召喚の勝利貢献度が薄いこと。リソース事情からアクセラレートでの運用もそこまで魅力がないと判断してこの位置にしています。弱いのではなく環境に合ってない認識です。

Eランク
グレイブロバー

なぜアミュレットがそのまま場に出ないのか。1コストフォロワー故にプレイ自体はできるので

双極の生命・フラムグラス
8コストはやはり重たく使用タイミングはあまりありませんでした。7コストであれば《ボーンリボーン》で出せたのでこの差はかなり大きいです

輪廻の統治者・ゼラエル
八獄サーチに引っ掛かります。状況次第ではゲームが終わるレベルのプラン崩壊を引き起こす爆弾なので余程の事がなければ絶対避けるべきカードだと思っています。
一応カローンで出せて破壊されない能力が活きますが、カローンのファンファーレ能力でデッキから落ちないので期待するのはNG

亡き町の大幽霊
現状のリアニメイト手段ではそのスタッツと能力を同時に活かすことができないため避けるべきカードとなります。

永劫の決闘・モルディカイ
10/5/5能力なし。以下関係ない話を。

ローテーションでモルディカイ軸のネクロマンサーで遊んでみたんですが、【ラスワネクロ】にはイステンデッドで吹き飛びますし【財宝ロイヤル】には砲手+旗の僅か3PPで突破されるのを見てとても悲しくなりました。

ピック方針:中尉とほぼここでしか取れないリソースカードを優先。

Sランク

冥府の中尉(解説長いので見出し)

EAA2Pickネクロマンサーのキーカード
一時期は同ランクの《フギン&ムニン》を上にしていたこともありましたが、現在は中尉>フギムニの優先としています。
進化時の合計スタッツは脅威の4/7/13であり、進化を切るだけで盤面勝ちすることも。

ここまで聞くとEP必ず中尉に使いたくなるかもしれませんが、冷静に考えると進化前『総スタッツ4/4/7(守護裏3/3) ラスワ+2 墓場+4 リーダー2ダメージ』と充分な性能をしているということは是非とも抑えておきたい情報です。
具体的には2つ目以降のEPの振り先は一考の余地ありで、カローンやエンジェルパニッシャーといった進化しないとパワーが落ちるカードには進化を譲った方が強い攻めを継続できる。(最速進化ターンは中尉より強い盤面を作れるカードがほぼ存在しないので中尉進化前提で考えて◎)。

筆者の思う中尉の強さは『1枚で守護裏の盤面を作れること』・『ネクロマンサーのギミック全てを補助するサポート性能の高さ』の2点で、ここを基準とすると進化を切る指標や他カードとの兼ね合いがお伝えできるかと思うのですが、余りにこの項が長くなってしまうので今回は割愛。

※恐らく1年間付き合うことになるカードなので個別でnoteを作成します。

弱点として中尉単体では1体のフォロワーしか処理ができないため、先攻5ターン目から除去範囲を伸ばせる《絡みつく包帯》と一緒にプレイできるのが理想

フギン&ムニン
貴重なリソース枠。ラスワ5体が達成しやすくなったことから中盤以降もテンポロスはあまり気になりません。ビショップが環境に少ないことも追い風ですが対ネメシスは《機構の打ち手》がいるので注意

Aランク
屍肉のハイドラ

前環境より凶悪さが増したフィニッシャー枠。
性能的にAランクに置いていますが、手なりで取ると7コスト渋滞の事故枠になりかねないので、リアニメイト手段の有無や他のフィニッシャー枠の枚数を見ながらのピックを心掛けましょう。

7PPの本体出しは《スケルトンブレイカー》に見劣りする上、処理範囲が近いことからブレイカーと同時にケアされてそもそも出しにくいことが多いです。
攻撃力6を作らせたり必殺を場に残したりといった工夫を凝らすと勝利に直結するレベルの活躍をしてくれることも。

《ボーンリボーン》の登場がかなり大きく、カローンや寒冷によるハイドラ蘇生はほぼ必ずネクロマンス6を使ってしまうのに対し、こちらは墓場消費なしで2回攻撃状態のハイドラが立ちます。

霊魂の統率
貴重なリソース枠。ゴーストを出す意義が増え評価が上がりました。ローテーションだと気兼ねなく打てる印象がありますが、2Pickだとタイミングが限られてくるので1コストフォロワーとセットキープで序盤に使ってしまうのもあり。

ミスチーフゾンビ
エンハンス7がリーサル回避をしながらこちらのリーサルに貢献してとても優秀。
ゴースト需要の増加で必殺付与能力を使う機会が増え、1コスト必殺なので1ターン目後手まくりも可能と序盤中盤終盤隙のない1枚です。

ゴーストヴァニッシュ
AOEを搭載したフィニッシャー級のカードであり、ゴースト関連の評価が上げる理由となったカード。
ダメージは変動値ですが《弔魂の幽霊船》1枚で3点AOEまで確定するので期待値はその辺りになります。

盤面を作れないAOEは微妙だと思う人もいるかもしれませんが、このカードを使う7PP以降は盤面の取り合いより命の取り合いをしてることが多く相手リーダーさえ削ってくれれば問題はないと筆者は考えます。
寧ろフォロワーがいないことはメリットと言っても良いかもしれません(相手のドレイン回避やスケルトンブレイカーの当たり先を誘える)

マスカレードゴーストが絡むとこんな感じなります。


Bランク

空想する死神・ミーノ
1ターン目からプレイできるラスワ持ちフォロワーかつ後半にも活躍できる能力があるため評価。
一度盤面を失うと取り返すのが大変なのでとにかく初動を大事にしています

スカルケンタウロス
可もなく不可もなくな能力。現在の2Pickでは《スケルトン》は出せず進化回数を参照したカードもないので書いてある通りの認識で問題ありません。

巡回する不死者
後攻3ターン目や潜伏に対して有効。攻めのカードではないので1枚以下に抑えたい

Cランク

クロースケルトン
使ってみて意外と悪くなかったカード。
確定除去はランダムかつ進化を必要としますが、
進化時故に自分のタイミングで発動できることが寧ろメリットと感じました。
低コストなので葬送札とも重ねやすく、気兼ねなく取れる2コスト枠

Dランク
冥果の収穫者

葬送とゴーストという2つのギミックを搭載しているカードですが葬送札と見るには3コスは割高、進化権をここに使う余裕もないので

幽体の剥離
除去と葬送・2コスフォロワー展開を同時に行えるのは良さそうに見えますし実際できたら便利なのですが、葬送したい時と除去を打ちたいタイミングは必ず一致するとは限りません。
例えば後攻2ターン目に使いたい時は2コスト以下のフォロワーを葬送しなければ2枚消費の3点除去ですし、予め葬送したいカードがあっても打ち先がないと発動ができません。
タイミングを選ぶ使いにくさがあるのでこの位置にしています。

ピック方針: フィニッシャーとフィニッシャーに繋がるカードをピックしていきます。銀枠に2コストフォロワーがほぼ居ないので序盤の動き安定のために迷ったら2コスト枠を埋めます。

Sランク

スケルトンブレイカー
前期から続投の高打点フィニッシャー
『リーダーに火力を出しながら1面処理ができる』『守護で防げない7点バーン』といえばその優秀さが伝わりやすいかと思います。
このカード自体が守護であるため逆リーサルも取られにくく、相手の体力が高い削りの段階からプレイもしやすい。
最悪2コストフォロワーとして使うこともできるので対策方法が周知されつつある現在でも優先したい1枚です。

忠犬のゴースト
1コスフォロワーでありながら8点分の疾走にもなる万能フォロワー。ラスワで出るゴーストは《霊魂の統率》の打ち先になるほか《ゴーストヴァニッシュ》のカウントになるので構築以上に意味が大きい。
こう聞くとブレイカーより強そうに見えますがフィニッシャーとしての性能は1ターン早く守護があっても関係なく通るブレイカーの方が優秀で、甲乙つけ難いところ。

Aランク

奈落の軍曹
2/2/2という標準スタッツを持ちながら中尉ミロエルという理想展開の再現に繋がる最高の2コストフォロワー。
その性質から3ターン目と5ターン目は場に残されやすく、擬似的な耐性持ちフォロワーとしての使い方もできます。

弔魂の幽霊船
AOEを金虹に依存しているネクロマンサーにとって1番身近な多面処理カードです。
ゴーストの評価上げにより一番リアニメイトしたい4コストでもあります。
ヴァニッシュが複数枚取れたデッキにおいてこのカードは実質フィニッシャーであり、その際はSランクの2枚を差し置いてでもピックする可能性もあります。

Bランク
御宿の幽霊犬

1コス必殺はお手軽後手まくりカード。葬送したいならこのカードが最もコスパよく回せるため何枚取っても基本腐らない

ネクロカーニバル
2コストのカードとして翻訳するなら『2/2/2 ファンファーレ:墓場+1 ゴーストを1体出す』となるのでスパルトイサージェントの完全上位互換であり、同じ状況を作るのに3コスト掛かる《麗墓の幽霊》のほぼ上位互換となっています。
エンハンス能力は《マスカレードゴースト》の提示率ボーナスが無くなったので使用機会が減りましたが、ゴーストの価値が上がっていることから無難に取れる2コスト枠という認識です。

麗墓の幽霊
ゴースト・ラスワの2つのギミックに対応した2コストフォロワー。
ゴーストが手札に入ることを活かして、葬送に使ったり暴食の打ち先にできるのは《ネクロカーニバルにはできない強み》
エンハンスで5ターン目の動きとなってくれる事が地味に偉い。

甘味の死霊術師
標準2コストに葬送1ドローがついたデッキの潤滑油。このクラスの回復はとても貴重なので1回復でも体に染みます。

包帯の絡みつき
5・6コストが金虹依存のクラスなので、5PP6PPを4コストフォロワーとセットで埋めれる点が優秀。特に《冥府の中尉》が触れない守護裏のフォロワーに干渉できるため相性がいい。

デッドソウルバイヤー
ターンラグやネクロマンスの消費はあるものの数少ないドローソース。
最大3ドローできますが2ドローできれば充分なので先攻は手札交換でキープして3.4ターン目にはプレイするテンポ重視で使うのが1番使いやすいです。

ボーンリボーン
葬送の対象に出来ないことと手札消費に目を瞑ればかなりの柔軟性と応用力を備えたカード。ハイドラの優先度が高い方やリソース不足を早期決着で解決するのが好みのプレイヤーならばAランクにしてもいいと思います。

実は1コストでの運用が強く、2コストフォロワーにはラストワードや守護持ちが多いことから単純な面展開以上のアドバンテージを狙えます。
例えば5ターン目に《冥府の中尉》+《首無しの戦鬼》リアニメイトと動けば、除去をしながら3面守護裏の盤面を形成できますし、《スケルトンブレイカー》や《クロースケルトン》が出た場合はそちらに進化を振るという選択肢も生まれます。

ネクロマンサーの扱う2コストフォロワー一覧(+イステンデッド)ファンファーレ以外の能力持ちや守護が多く、リアニメイトでも役割を持ちやすいことが分かる

エンハンスで使う場合はハイドラ・マスカレードゴースト・弔魂の幽霊船が狙い目。逆にその辺りが出せない場合は1コストでの使用を視野に入れたいところ。

Cランク

首無しの戦鬼
《ボーンリボーン》の当たりリアニメイト枠であり守護かつ先4の動きにもなれる優秀な2コストフォロワー。
筆者はゴースト軸>葬送・リアニメイト軸 の認識なので他の2コスより下げているため、リアニメイト関連の評価が高い人はこのカードも上げると相性がいいと思います。

冥火のピッツァヨーラ
ネクロマンサーの貴重な回復枠。盤面干渉も他ギミックとのシナジーもないため優先はできないものの、代替のきかない性能であること間違いないため余裕があれば1枚はピックしておきたい

ウィップネクロマンサー
このカードが悪いというわけではないが優先したい4コストフォロワーがあまりに多いため取ると手札事故が起こりがち。

深淵の誘い
ウィップネクロマンサーとほぼ同じ理由。《ライノマン》など必殺では捌けないフォロワーに対応できるため悪いカードではありません

消えぬ怨恨
こちらも可もなく不可もなくといった感じだがフォロワーではないため想像できないことや他の除去カードで十分なことが多いので取りすぎ注意ということでこの位置

Dランク

深淵の従者
4コスト渋滞なので枠がなく8PPは盤面ではなくリーダーへのダメージを優先したい。

寿命の確認
ゴーストかブレイカー・疾走なんかを葬送する事で強く使えるかと思いましたがよく考えたらそれはただの《研磨の魔法》なので全然強くないです。無理に活用しようとすると動きが弱くなるので1番強い使い方は使わない事だと思っています

対面時の頻出カードとケア方法

・冥府の中尉
中尉さえ生存させなければとりあえず負けはないので対抗手段に合わせた盤面展開を行う。

例えばこちらの返しが《トロンボーンデビル》であれば攻撃力3のフォロワーを立てる。
ネクロミラー先攻なら中尉が一面しか処理できない点を突いて先に中尉をプレイをするなどが選択肢になる

・スケルトンブレイカー
攻撃できないフォロワーを出す・多面展開をするのが1番いい対策

フォロワーを出さないという回答ももちろんありますがハイドラが裏目になりますし、ずっと盤面空にしておいても勝てないので次のターンにアイデアがないのであればないことに賭けたほうが勝率は高いと思います。

↓やるのであればこの方のように勝てる策が出来ているか、次のターンに盤面を一掃しつつ多面展開を行える時には有効な選択肢になりえます。

・屍肉のハイドラ
ブレイカーと同じく多面展開を苦手とするが攻撃力6以上を作らない、高スタッツを置く際は守護を添える(守護の攻撃力・必殺に注意)これを守らないと一気にピンチになる。

アディショナルカード・能力変更カード評価(2/21追記:実装直後暫定版)

ワンダードリーム・アリス B(後攻の活躍次第でA)
実質2/5/6、2ドローはかなり優秀で、進化3回の条件は《スケルトンブレイカー》のエンハンス使用で先攻でも達成可能。
進化を早いターンから積極的に切るクラスなので相性の良いイメージはありますが、逆に言えば先攻8ターン目まではほぼプレイできないカードということ。発動タイミングの違いジャニゴブやバイヴカハのように進化のない序盤を保証してくれる能力もないので、このカードの評価は後攻での使用感次第になりそう。

具体的には後攻6ターン目に

2cフォロワー進化(守護が理想)+アリス進化2ドロー+2cフォロワー

のような7ターン目前に多面展開を行うプレイが狙えるのならばかなり勝利に貢献してると言えるのでAランクの優先度はありそうです。

カオティックエンジェル A+(デスサイズハウンドの下くらい)
最高級の除去『変身』を含めた実質3面処理ができる耐性付きの守護ということで間違いなく壊れカード
攻撃方面の能力は持たないのでマスカレードミロエルより優先はし辛いものの、7PPのカードが強いネクロマンサーにおいて6PPの段階で圧力を掛けれるこのカードの勝利貢献度はかなり高いと考えていいと思います。

連携10は中尉が3・弔魂の幽霊船が4進み、1コストやゴーストが絡むと早い段階で達成可能。それでも6ターン目達成はなかなか出来ないので最速プレイは進化前提で考えたいところ。

反転する翼 A〜B(ニュートラル枠での評価)
消滅の無いクラスにとっては貴重な変身除去。加えて自身のフォロワーを対象にする事でネクロマンサーの行えないドレインができたり様々な相性補完があるので余裕があったら是非ピックしたい1枚。
地味ながら0PPで墓場が1増える。

デッドソウルテイカー B
8コストであれば盤面への影響力は《レジェンドソードコマンダー》とほぼ変わらないため評価↑
それでもこのカードのリーサルターンは9以降とやや遅いので、フィニッシャーとしての基本性能はカローンに軍配が上がるのは変わりません
(そもそもハイドラ確定でなかったりケリドウェンをピックしてる場合は別)。
いずれにせよ使える金虹が増えたのはいい事だと思います。

双魂の久遠・ケリドウェン B
よく分からない枠。
ファンファーレで強いトゥルシェラや中尉・デッドソウルテイカーなど当たり枠が多いのは他のリアニメイトカードより優れている点。しかしそれが能動的にリアニメイト先を用意できるカローン以上の勝ち筋になっているかは現状不明。

コストの兼ね合い的に《スカルケンタウロス》が1番強く使えるのはケリドウェンの独自性で、相方を問わずピックできるカードなのは間違い無さそうです。

6/6守護裏に4/5 3/3 3/3の並びはかなり強く思えます。

死魂の射手 B
リアニメイト3ができる手段は限定的であり、対象となる3コストフォロワーも《フギンムニン》と《スパルトイソルジャー》と対象となりやすいものが存在しているためリアニメイト活用は現実的では無いと思います。
ファンファーレで使えば《御言葉の大天使》も同じく序盤の面処理で活躍してくれるので、無難に使える汎用フォロワーといった評価です。

今回は以上になります。閲覧頂きありがとうございました。
ご不明な点はTwitterのDMまでご連絡頂けると幸いです。また次回noteでお会いしましょう。


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