散歩香港123 < 天后 / 香港收藏家協會成立卅週年文物展覽@香港中央圖書館 >
前記事の散歩香港122 < 天后 / Loong Legacies 龍承九子@香港中央圖書館 >と同じフロアの別ホールでの展示。そんな展示をやっているとは知らなかったのだけれど、なんだか古いものを展示していそうなので免費だし入ってみることに。
のっけから懐かしくて可愛いものが山盛り。
嘉賓留言冊がなんとも可愛い。
と思ったらおどろおどろしい感じの展示も。
やはり白黒の写真は良いねぇ。
太安樓って当初は海沿いだったのね。「この海の部分は今もう埋め立てられて今は鯉景とか電影資料館が立ってるんだ」と物主が教えてくれた。太安樓が無敵海景だったとは。
可愛すぎる。こういうの置いておくんだったなぁと今更思う。
さてここからがハイライト。我らが灣仔の重要な歴史。
昭和16年?と思ってよく見たら日本語の地図。占領する直前に作ったのでしょうね。
灣仔には古くから多くの日本人がいたそうで
「千歳ホテル」というホテルがあったと歐錦棠の YouTube Channel 乜乜棠水舖で話していたことがあった。いろいろな資料を調べて「千歳ホテル」の話をしてくれた本人もこの資料は観たことがなかったそうで、なかなか貴重なものをシェアできた。(「千歳ホテル」についてのエピソードがすぐに見つけられないので、見つけたらリンク張ります)
そして皇后大道東の始まるあたりには日本人が経営する「大佛」という洋行(貿易会社)があったので、そのあたりを「大佛口」と呼んだ、という話もこの資料で裏付けられた。
この「大佛」についても歐錦棠の YouTube Channel 乜乜棠水舖で話していたエピソードがあるのだけれど、今すぐに掘り返すことができないので、見つけたらリンクをアップすることにする。
その頃の住所表示が興味深い。「灣仔」ではなく「下環」。
「軍事郵便」。日本が香港を占領した3年8か月を香港人は忘れていない、歴史の事実として。
そして電影関連も少々。あまり古いとはいえないものもあるけれど、観ていて楽しい。
西洋人収集家もいて、あれこれ熱弁をふるっている中で「Japan」という単語が何度も聞こえたので、本当はじっくり聴いてみたかったのだけれど、ゆっくりする時間が無く断念。また同じような展示があれば観に行ってみたいと思っている。