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リーグ戦に向けて 1年・#11冨樫信幸

皆さま、大変ご無沙汰しております。私、上智大学バスケットボール部に所属し、理工学部物質生命理工学科に在籍している 1 年生富樫信幸と申します。拙い文章で ありますが、どうか最後までお読みいただければ幸いです。

さて、上南戦やサマーリーグを経て、いよいよ今年のリーグ戦が幕を開けようとしてい ます。私たちのチームにとって、これまでの経験を活かし、さらなる飛躍を目指す重要 な機会です。そして、言うまでもなく、私たちが掲げる目標はただ一つ「勝利」です。し かし、現時点でのチームの仕上がりについて申し上げるならば、決して完璧ではないものの、悪くはないというのが正直なところです。私たちのチームには各選手が持つ 個々の強みがあり、それを活かしながら戦ってきたことで、これまでの試合でも良い 結果を出すことができました。

しかしながら、リーグ戦ともなると、そうした個々の強みだけでは通用しない試合が増えていくことは明白です。私たちが直面している相手チームには、3 部から降格してき た 4 部上位チームや、高さに恵まれたチームなど、こちらが対策を講じなければなら ない難敵が多数存在します。現段階で、私たちが抱えている大きな課題の一つは、チーム全体としての完成度がまだ不十分であるという点です。

オフェンス面においては、個々の選手の能力に頼りすぎるあまり、調子の良し悪しが 試合の展開に大きく影響してしまうことがあります。また、調子が良い選手がいても、 チーム全体でその選手の力を十分に引き出し、効果的に活かし切るための戦術や共 通認識がまだ完全には確立されていないことも課題です。

ディフェンスに関しては、現在オールコート 2-2-1 のディフェンスを試しているところで すが、これがうまく機能する場面もある一方で、ハーフコートディフェンスに移行した際 には、ローテーションが遅れることや、コミュニケーション不足が原因となって失点して しまうことが頻繁に見受けられます。

これらの攻守両面における課題に共通しているのは、チーム内での共通認識がまだ 不十分であるという点です。具体的には、私たちは自分たちのチームの強みや弱点、 そしてなぜ勝てたのか、あるいはなぜ負けたのかについては言語化することができて います。しかし、それを基にどう改善し、どのような練習を行うべきかといった具体的な行動に移るまでに時間がかかったり、場合によっては適切に対処できていなかった りします。

チーム全員が同じ目標を共有し、同じテーマに基づいてバスケットボールに取り組むことで、攻守において洗練されたプレーが可能になります。そして、明確な目標がある

ことで、練習の質も向上し、ひいては部全体の雰囲気にも良い影響をもたらすことが できると考えています。今、私たち上智大学バスケットボール部に最も必要なのは、 チーム全体に共通認識を浸透させ、それをもとに論理的な考え方と効率的な修正を行うことだと私は感じています。

最後になりますが、日頃から多大なるご支援とご声援を賜っております OB・OG の皆 様、そして保護者の皆様に、心から感謝申し上げます。これからも引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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