「いやぁ今年の夏は秋葉の夏だったね。って言われたい」 3年・秋葉 陸斗

今年の3月、プライドの存在を疑われるほど同期への憧れを全面に語り、それと同時に自らの野望を赤裸々に表現した部員ブログ『菅 雄太郎』を世に解き放ってから約5ヶ月が経過した。あのとき自分は
 
“怪我を治してトップチームへ昇格し、菅 雄太郎とのゴールパフォーマンスを実現する”
 
と声高らかに宣言していた。
 
結局あれからどーなったのか？
 
怪我を治すことができず、1年生とはまだ一度もプレーしていない(顔覚えてもらえないから大学のメインストリートで俺から挨拶してたのきつかった)し、ほとんどの時間をストレッチマットの上で過ごしていただけだ。
 
いやあ情けなさすぎるでしょ！！ブログ化してしまった目標を振り返るのが恥ずかしい。
 
試合に出ることはおろかボールに触ることもまともにできない時間の中でどれほど周囲との差がついたことか。本当にやばい。
 
例の菅 雄太郎に関してはどうだろう。
 
相変わらず練習でも試合でも好プレーを連発し、点も取る、そしてこれに懲りずプライベートでもしっかり結果を残しどこまでも俺を引き離していく姿勢が本当に気に食わない。この期間でどれだけ差がついたことだろうか！！
さらにこいつに関して言えば先月のある日「お前とはサッカーに費やしてきた時間が違う、俺は小学校から毎日サッカー、中学も高校もずっとサッカーやってたんだから普通に考えて俺より上手くなれるわけない」と縮毛矯正をかけた後の私の前髪くらいドストレートな言葉(すみません)を言われてしまっている。
 
だがしかしそれは本当に的を得た、間違いのないことだと思う。
 
トップチームには今までの人生で自分よりサッカーをしてきていないやつなんていないし、私が普通にサッカーをやって彼らと同じ土俵に立とうなんてもはや失礼に値する。
 
だからこそ夢を見る前にしっかりと現実を見ないといけない。序列を上げるために何をどれだけ練習しないといけないかを真剣に考えろ！
コロナでOFF期間を完全に棒に振り、更新が止まらないSNSに嫌気が指している今がそのチャンスだ！！
 
私は入部からここまで一切ブレることなく、完全に落ちこぼれキャラ一筋でやらせていただいている。
昨年引退した自分と似たようなキャラ(決めつけてすみません)の某サイドバックの先輩には「お前が俺のあとを継いでくれ」と言われたほどだ。
 
いやいや勘弁してくれよ。
 
だが現状としては晩年Cチーム。まさにキャラ通り。笑えない。正直不安でしかない。
 
でも、やるしかない。
 
なぜならようやく8/17から復帰できる。待ちに待ったチャンスが来た。
 
どの病院に行っても原因がわからず結局なぜ回復したのかもわからない怪我から、そして来年の学生トレーナーの需要を示唆してくる同期のせいで選手引退も結構本気で考えさせられた日々から(マジでやめような)、先輩からの「トレーナーさんマッサージお願いします」という悪質なイジリともついにおさらばだ！！
 
復帰日を必ず転機にしよう！

ど底辺から這いあがろう！！
 
今年の夏は秋葉 陸斗の夏だ！！！
 
 
さて次回のブログを担当するのは、以前に移動の車で一緒になった記念すべき初絡みの際、先輩の無茶振りによって車内で熱唱する私の全力のパフォーマンスに対して、一切表情を変えることなく私を絶望へと追い込んだ期待の1年生、蔡 昀勲です。