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5月28日(土)東京都1部リーグ第9節 vs東京経済大学 マッチレポート #25

本格的に衣替えの時期となり、街には涼し気な恰好をしている人であふれてきた5月の最終週、4連敗からの脱出。初勝利を目指して、我々は東京経済大学に挑んだ。

前節は帝京大とのマッチアップ。連敗を止めるべく、序盤から攻勢を強めると15分に今季初めて先手を取ることに成功。しかしその後は勢いが落ち、前半のうちに2点を返され逆転されてしまう。後半に反撃と行きたいところであったが、序盤に追加点を許し2点差に。40分に1点を返すも、終了間際にとどめを刺され2-4で敗れた。先手を取れたことは一つ成長であったが、点を取られてはいけない時間帯にことごとく失点を喫し、なんとなく終始ピリッとしない後味の悪いゲームとなってしまった。これにより上智は4連敗。是が非でも今節で悪い流れを食い止めたいところだ。

対する東経はここまで3勝3分2敗とまずまずの成績。上位前線に食いつくためにも取りこぼしは禁物。前節痛み分けだったことを鑑みても、勝利が欲しいはずだ。

スターティングメンバ―は以下の通り

小堀 蓮太郎 (1年/#71/GK/桐蔭学園高校)
中尾 竜吾 (3年/#72/DF/國學院高校)
関 大陽 (4年/#6/DF/湘南ベルマーレU-18)
大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)
菅 雄太郎(3年/#18/MF/八千代高校)
小山田 直人 (1年/#26/DF,MF/昌平高校)
伊藤 大心(C) (4年/#4/MF,DF/國學院久我山高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
野田 祐成 (3年/#48/DF,MF/國學院久我山高校)
土井 源也 (3年/#19/DF/國學院久我山高校)
坂田 涼(4年/#3/DF/駿台学園高校)

サブは以下の通り
新田 聖人 (3年/#28/GK/市立金沢高校)
大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)
佐藤 蒼太(1年/#78/MF/駒澤大学高校)
金本 滉平(4年/#11/MF/専大松戸高校)
神田 辰丸 (4年/#14/MF/國學院久我山高校)
羽鳥 颯 (4年/#17/MF/昌平高校)
中村 宥翔 (1年/#42/DF/桐蔭学園高校)


10時に上智ボールでキックオフ。

2分、いきなり小山田が競り合いで頭を痛めて一時的にピッチを出るアクシデント。

7分、サイドに抜け出した大山のクロスから小山田がヘディングと合わせるが惜しくも枠外。

8分、縦パスをカットされ東京経済のカウンターになるが関のスライディングブロックでコーナーに逃れる。

11分、東京経済が遠い位置からフリーキック。直接枠に行くが小堀がしっかりとキャッチ。

その後は徐々にボールが落ち着き出す。上智がビルドアップで前進を試み、東京経済は少し構える展開。

飲水タイムのあとは少し東京経済が押し込む展開になるが、上智は最後のところでしっかり身体を張ってシュートを枠にいかせない。

37分、上智。大山の抜け出しからチャンスを作り、菅がクロスを上げるが合わせられない。

前半終了間際、東京経済がゴール正面でフリーキックを獲得。これを直接決められ先制を許してしまう。そのままハーフタイムへ。

終了間際に失点。0-1で折り返す。


後半、東京経済のボールでキックオフ。上智は神田を投入。

後半始まってすぐ、伊藤がボールを運んだ際に東京経済がたまらずファール。イエローカードがでる。

11分、大山の裏抜けからコーナーキックを獲得。コーナーキックはクリアされそのカウンターを受けると、伊藤がタックルで止めるがイエローカードを出されてしまう。

23分、小山田が個人技で突破しクロスを上げるが中の関には合わず。

26分、小山田が相手DFを剥がして前に運ぶと相手がファールで止める。これにイエローカードが出される。

30分、小山田が縦に突破し左足でクロスを上げるがブロックされコーナーキックに。

その後東京経済の猛攻を受けるが野田、坂田中心に得点させない。

41分、東京経済のコーナーキック。ニアで逸らされるがしっかりとクリア。1分後、右サイドからカットインを許しシュートを打たれるが、枠を外れる。

アディショナルタイム、上智のカウンター。大山から菅と繋ぐがクロスまで上げきれない。

試合終盤上智が猛攻にでるがなかなかシュートまで繋がらない。終了間際大山がシュートを打つが枠をとらえられずそのままタイムアップ。


泥沼の5連敗。ずっと支配されていたものの1点に抑えられたというゲームではなく、前半終了間際のいい位置でのFK1撃、決定的なピンチ1つを沈められ、攻めては東経DFの前に完全に沈黙。シュートもほとんど打てず、最終局面に行くまでの段階でのイージーなパスミスや判断ミスが相次ぎ、まったくもって攻撃の形を示すことができなかった。何よりも声の量であったり、運動量、球際のところの水準が試合を重ねるごとに落ち込んできていることが見受けられた。一週間で見違えるほどサッカーが上手くなったり、運動能力を爆発的に上げることは不可能に近い。ただそれ以外のメンタル面であったり、1週間でコントロールできる面を初勝利に向けて、チーム全体としてどこまで向上させられるか。ここが悪い流れを止めるためのキーになってくるに違いない。

このゲームでインパクトを残したのは、後半から投入された神田。インサイドハーフとして投入されると、繊細なボールタッチとムービングで、期待された攻撃の潤滑油役を見事に果たし、チャンスも何度か演出。昨季から主軸として活躍した背番号14は今季攻撃陣の旗手として期待がかかっていたものの、ケガに苦しめられ長らく戦列を離れていた。本格復帰となったこのゲームでは本調子とまではいかないものの、違いを見せられる選手であるということを示した。ヒーローは遅れてやってくる。3年前同じ舞台で苦杯を舐めた、クラックはこの苦境からチームを救うヒーローになれるのか。

神田はチームを救えるか

以下出場選手のインタビューです。

神田 辰丸 (4年/#14/MF/國學院久我山高校)

・今日の試合を振り返って
約3ヶ月の長期離脱をしていたので、個人的に公式戦に不安がありましたが、思っていたよりも通用した部分が多かったです。チームとしては、もっと連携して点を取りに行かなければ行けないと強く感じました。

・今後に向けて
体力を復帰前まで戻さなければ使い物にならないと感じたので、練習から人一倍運動量を上げていきます。また、最終局面のところで、簡単にミスをしてしまうので、そこの質を高めていく必要があると思います。

次節は6月5日(日)13時15分から、國學院大学にて、國學院大学とのマッチアップ。4年ぶりの1部での勝利を挙げられるのか。有観客での開催、感染対策をしっかりしたうえでのご来場をお待ちしているとともに、Twitter, Player!での熱い応援よろしくお願いします!

文責
3年 小熊 崚介
1年 長谷川 陸

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