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7月23日(土)東京都1部リーグ第14節vs立教大学 マッチレポート #31

夏の暑さにも少しずつ慣れてきた7月終盤、立教とのリターンマッチに挑む。

前節は東京農業大との一戦。直近2試合は1勝1分といういい流れで迎えたゲームであったが、序盤から中盤を制圧されると、前半で3失点。後半にも1点を追加され終わってみれば0-4に。意気揚々と乗り込んだものの、クオリティの差を見せつけられ完敗という結果となった。

対する立教は現在首位をひた走る。前節は玉川に勝利を挙げた。関東復帰のために視界は良好。このまま逃げ切るためにも下位である上智相手に取りこぼしは許されないはずだ。

前回のマッチアップは初の有観客試合であった。たくさんの観衆が見守る中で0-2での敗戦。しかし内容的には0-2以上の差を見せつけられた試合であった。ここまでの戦いを経て、差は縮まっているのか。はたまたさらなる差を見せつけられるのか。

スカッドは以下の通り。

小堀 蓮太郎 (1年/#71/GK/桐蔭学園高校)
関 大陽 (4年/#6/DF/湘南ベルマーレU-18)
大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)
伊藤 大心(4年/#4/MF,DF/國學院久我山高校)
神田 辰丸 (4年/#14/MF/國學院久我山高校)
菅 雄太郎(3年/#18/MF/八千代高校)
髙野 陽(C) (4年/#5/DF/県立川和高校)
中村 宥翔 (1年/#42/DF/桐蔭学園高校)
三井 慎司(4年/#82/DF/藤枝東高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
小笠原 可成斗 (1年/#77/MF/東京武蔵野シティU-18)

サブは以下の通り
来栖 巧弥 (2年/#12/GK/日立第一高校)
大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)
金本 滉平(4年/#11/MF/専大松戸高校)
林 陵(2年/#20/DF/桐蔭学園)
羽鳥 颯(4年/#17/MF/昌平高校)
土井 源也 (3年/#19/DF/國學院久我山高校)
星野 航太 (新4年/#79/MF/小田原高校)


雲行きの怪しい天候の中、立教大ボールでキックオフ。

9分、立教大学がコーナーを獲得。立教大学はキッカーを2人配置して得点を狙う。するとファーに溢れたボールをボレーでシュートを打たれ、これが上智の選手に当たりオウンゴールで先制されてしまう。

16分、上智大学は神田と大山のパス交換からコーナーを獲得。これを中村が蹴るがキーパーにキャッチされる。

21分、上智大学が後方から繋いで相手陣内に侵入。混戦の中から古山がミドルシュートを打つがクロスバーを超える。

23分、菅が神田とのワンツーでボックス内に侵入してシュート。これがディフェンスに当たり、こぼれ球を中村が狙うがうまくミート出来ず。

32分、立教のコーナーを小堀が素晴らしいセーブで弾き出す。

34分、立教大学。シンプルに長いボールを上智陣内に入れるとFWがそらしたボールをサイドの選手がマイナス方向へクロス。ペナルティアークあたりでボールを受けると左足を振り抜かれ、ゴラッソがゴール左上に吸い込まれる。上智大は2点目を許し苦しい展開に。

36分、立教大がゴール正面でフリーキックを獲得。これを直接狙うが小堀のスーパーセーブでコーナーに逃れる。

38分、立教大CBがFWに的確な縦パスを入れるとそのままサイドに展開される。クロスからスコーピオンシュートを打たれるがこれも小堀のスーパーセーブ。立て続けに小堀がビックセーブでチームを救う。

42分、立教大の選手がコーナーに合わせてゴールを狙うがわずかに左に逸れて上智大は難を逃れる。

その後試合は動かず前半終了。ハーフタイムへ。

0-2での折り返し


後半最初のシュートは立教大学。後半1分。上智の左サイドの深い位置から中の選手にパスを繋ぎペナルティエリアの角辺りでシュートを打つがこれは枠を捉えきれず。

その後はシンプルに蹴り合う展開になるが、そんな中チャンスを作ったのは上智大学。後半8分。左サイドに流れて裏に抜け出した大山にボールが通りペナルティエリアに侵入、クロスを上げるが、シュートにはつながらず。

その後も上智大学はポジティブトランジションの速さにより相手の裏を狙い、チャンスを作ろうとするがあと一歩足りず決定的なチャンスは迎えられない。逆に守備においては攻め込まれることもあったが体を張った守備やGK小堀の奮闘もあり、最後のところはやらせない。

そんな中ついに決定的なチャンスが訪れる。後半15分。相手のビルドアップを高い位置で奪い、ショートカウンター。最後は神田と相手GKとの一対一になるがシュートは惜しくもバーに直撃し惜しくも得点とはならず。

しかしここから思うようにボールを前に運べる機会が減り、自陣でボールを回させる展開になる。後半25分。ボールを細かく繋ぎ相手がペナルティエリアに侵入。ピンチを迎えるがGK小堀がタイミングよく飛び出し難を逃れる。が、その直後のコーナキックで相手が高い打点でヘディングをし、ブロックしきれずそのまま失点する。

その後なんとしても得点の欲しい上智は高い位置でボールを繋ぎ、チャンスを窺うがシュートまで繋げることができず攻めあぐねる。

そんな中立教大学がビッグチャンスを迎える。後半33分、左サイドを崩し中に切り込んだ相手選手がペナルティエリア内からシュート。しかしシュートはGKの正面に飛び、追加点とはならず。

その後は両者目立ったチャンスを迎えることができず、そのまま試合終了。0-3と悔しい結果となった。


前回対戦に比べれば、差は縮まっていると誰もが言える内容であった。前回はシュート0本で終わり、如何ともしがたい違いを見せつけられたが、今回は後半の序盤に決定的なチャンスも作った。あの時間帯に決めることができていれば、ゲームはこっちに傾いていた可能性すらある。しかしスコアは前回よりも1点差が開いた。攻守ともにゴール前でのクオリティの差が大きく出たと言える。どんなにいいゲームをしても、結局勝敗を分けるのはゴール前での勝負である。成長と課題のどちらも見られるゲームであった。

このゲームで輝いたのは大山。類まれなるスピードで攻守ともに相手は手を焼いていた。最大の決定機も大山のプレスバックから高い位置でボールを奪い、生まれた。去年は主戦場をサイドに置いていたが今年からは10番を背負い、ワントップを張る。ここまで1ゴールと寂しい結果が続いている、上智の韋駄天はここから押しも押されぬエースとしての立場を確立できるのか。

次節以降の爆発を期待、大山


以下出場選手のインタビューです

大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)

・今日の試合を振り返って

前回の対戦ではチームとしても個人としても何も出来ずに終わった。そこから月日が経ち、どれだけ成長できているのか試す絶好の機会と思い、この試合に臨んだ。ポゼッションできる時間もあり、決定機も作り出すことができたが、終わってみれば0-3という結果。またしても完敗だった。力量の差が露呈したと感じている。ただ練習で積み重ねている部分が少なからず通用したことはポジティブに捉えたい。

・今後に向けて

まず個人として、ペナルティエリア内の精度を圧倒的に高めていきたい。そこが最も勝利に直結する部分であり、自分に求められているところである。チームとしては、「ここで一点入っていれば。あそこで一点防げていたら。」という戦いが続いているので、練習から緊張感を持って細部にこだわっていきたい。

とにかく、このチームで最後の笛が鳴った時に笑っていられる時間を増やしたい!
トップチームとしての自覚を持ち、これからも切磋琢磨し続けます!

応援よろしくお願いします。

次節は7月31日(日)13時から、東京経済大学とのマッチアップ。会場非公開
、無観客での開催となるので、Twitter, Player!での熱い応援よろしくお願いします!

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