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7月31日(日)東京都1部リーグ第15節vs東京経済大学 マッチレポート #32


35度前後のうだるような暑さが続く、7月の最終週、我々は第15節、東京経済大学との一戦に臨む。

前節はちょうど一週間前、立教とのゲーム。前半に2点を先行される苦しい展開。しかし後半序盤になると流れは上智に。あわやというシーンを作り出すもゴールには至らず。その後またしても立教ペースになり、3点目を献上し、万事休す。0-3で敗れた。

対する東京経済大学は6勝4分2敗と4位につける。敗戦数は1部リーグで最も少ないチームであり、関東の舞台も視野に入っているチームだ。前回のマッチアップは6月上旬。前半終了間際に決められたFKを取り返すことができず、0-1と敗れた。その時の雪辱を果たせるか。

スカッドは以下の通り。

小堀 蓮太郎 (1年/#71/GK/桐蔭学園高校)
関 大陽 (4年/#6/DF/湘南ベルマーレU-18)
大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)
伊藤 大心(4年/#4/MF,DF/國學院久我山高校)
神田 辰丸 (4年/#14/MF/國學院久我山高校)
菅 雄太郎(3年/#18/MF/八千代高校)
髙野 陽(C) (4年/#5/DF/県立川和高校)
中村 宥翔 (1年/#42/DF/桐蔭学園高校)
三井 慎司(4年/#82/DF/藤枝東高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
小笠原 可成斗 (1年/#77/MF/東京武蔵野シティU-18)

サブは以下の通り
来栖 巧弥 (2年/#12/GK/日立第一高校)
大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)
佐藤 蒼太(1年/#78/MF/駒澤大学高校)
林 陵(2年/#20/DF/桐蔭学園)
堀口 大翔(3年/#52/FW/専大松戸高校)
土井 源也 (3年/#19/DF/國學院久我山高校)
小山田 直人(1年/#26/MF/昌平高校)


13時に東京経済大学ボールでキックオフ。

5分、東経大がフリーキックを獲得。左足で巻いたボールをヘディングで直接合わせられ、上智大は先制点を許してしまう。

8分、上智大がコーナーキックを獲得。これを中村が蹴るがキーパーにキャッチされる。その1分後今度は東経大がコーナーキックを獲得。ファーサイドに危険なボールがあげられるが、小堀が弾き出して難を逃れる。

13分、東経大。中央から左サイドに展開するとそのまま吹いてファーサイドにクロス。これを折り返され、ヘディングでゴールを狙われるが、高野がゴールライン上でクリアし追加点は許さない。

その後飲水タイムを挟んで両チーム、後方からのビルドアップで前進しチャンスを伺うが、決定的なシーンはなかなか訪れない。

29分、上智大。古山が中央でボールを受けると、右サイドの中村へ展開。右サイドからクロスをあげると、ファーサイドにいた神田がトラップからシュートを打つがディフェンスに阻まれる。

34分、東経大。センターバックが鋭い縦パスを入れると、ポストプレーからダイレクトでシュートを打たれるもこれは小堀の正面。

39分、東経大。右サイド深い位置を取り、戻したボールをダイレクトでクロス。エリア内混戦となりシュートを打たれるが、しっかりブロックに入りコーナーに逃れる。 

その後両チーム大きなチャンスはなく前半終了。

1点のビハインドで後半開始。なんとしても追いつきたい上智は後半開始から怒涛の攻めを見せる。

0-1での折り返し



後半1分、スローインから左サイドの深い位置までボールを運び、菅がクロスを上げる。それを中でタイミングよく小笠原が合わせて同点弾を上げる。

ここから上智の勢いは止まらない。その直後の後半3分、またも左サイドの連携からボールを進め、バイタルエリアに侵入。神田の鋭いクロスに大山が合わせ、追加点を奪う。

さらに後半12分。相手のトラップ際にうまくタイミングを合わせ、ボールを奪取した小笠原が右サイドから鋭いクロスをあげ、それを古山が合わせ、東経大を突き放す。

後半23分。神田がバイタルエリアでうまくターンをし、抜け出した大山にスルーパスを通す。キーパーと一対一になった大山は見事にゴール右隅に流し込み、点差を3点に広げる。

ここからやや東経大の時間になるがキーパーとバックラインが集中を切らさず、粘り強い守備を見せ、シュートを打たせない。しかし、ボールを持たれる時間も増えたため耐える時間が続く。

しかし後半34分、またも上智大学がチャンスを作る。大山がロングボールをうまく収め、鈴木にパスを送り、鈴木は左足に持ち替えてシュート。コースをよかったがキーパーのファインセーブに阻まれる。

ここで大きなピンチを迎える。後半36分。ペナルティエリアギリギリのところでフリーキックを与えてしまう。しかしボールは枠を取られきれず、失点には至らず。

その後は二枚のイエローカードで10人で戦うことになった上智だか、必死のディフェンスで失点を許さず、そのまま試合終了。4-1で勝利した。


ここまでの鬱憤を晴らすかのような逆転勝利。前半開始早々にセットプレーで失点を喫したものの、落ち着いてボールを保持して流れを徐々に持ってきた。そして後半開始早々が勝負の分かれ目となった。フルスロットルで後半に入った上智は1分に小笠原、3分に大山と立て続けにゴールを決め逆転に成功。そのまま13分には古山の今季初ゴールが飛び出し、23分には大山のドッペルパックで勝負あり。もちろん2試合連続での序盤、そしてセットプレーでの失点というのは猛省する必要があるが、上位チーム相手に4-1での快勝、そして逆転勝利というのは、成長の証であり、自信になるはずだ。後半戦の"台風の目"に、臙脂の荒鷲軍団が名乗りを上げた。

逆転の立役者になったのはこの2人であった。まずは大山。訪れたチャンスを2つとも確実に沈め、逆転弾と勝負を決定づける4点目をマーク。このゲームまで1得点と、ゴールゲッターとしての才能は鳴りを潜めていたが、このゲームでは大爆発。エースとしての責務をしっかりと果たした。本職はワイドプレーヤーでありながらも、ボックスストライカーとしての適性も徐々に上がってきている印象だ。背番号10の"ケチャドバ"が上智が台風の目となるための必要条件だ。大きな期待がかかる。

大山の爆発に期待


2人目は小笠原だ。前節から先発に名を連ねた背番号77は前節はインパクトを残せなかったものの、今節で値千金の同点ゴール、そして勝負を決定づける3点目をピンポイントクロスで演出。勝利の立役者となった。ここまでベンチ入りしながらもなかなか結果の残せなかった小笠原であったが、先発2戦目となった今週はダイナミズム溢れるプレーで、上智の攻撃陣を牽引。来節でも結果を残し、大ブレイクとなるのか。

攻撃の主軸となれるのか、小笠原


以下出場選手のインタビューです。

小笠原 可成斗 (1年/#77/MF/東京武蔵野シティU-18)

・今日の試合を振り返って

・前半はチーム全体として苦しい時間帯が続き、自分も攻守ともにチームに貢献出来ない状態で折り返しました。後半に入って守備がぴったりハマる場面も増えて早い時間帯に同点ゴールを決められてとても嬉しかったです。上智の攻撃が沢山出せた良い試合だったと思います。

・今後に向けて
個人的には前半からもっと試合に絡みたいと感じました。積極的にボールを受け試合を動かせたら気持ちいだろうと思います。チーム全体としては今日の後半のような攻守が出来ればめっちゃ強いと思います!
やっちゃいます。

三井 慎司(4年/#82/DF/藤枝東高校)

・今日の試合を振り返って
前回対戦では自分達の力をなにひとつ発揮出来ずに敗れてしまった相手だったので、成長を測る絶好の機会だと思って試合に臨みました。
今日もセットプレーから失点してしまったことは改善すべき大きな問題ですが、後半に自分達の取り組んできた形から複数得点できたことで前回対戦時から成長した自分達を実感することができました。
もちろん全てのシーンで上手くいった試合ではなかったですが、それでも1部の上位チームに対して正面からぶつかって勝てたという事実が何よりも嬉しいですし、もっともっとこの喜びをみんなで味わいたいという気持ちにさせてくれる、自分にとってもチームにとっても大きな意味のある試合になりました。

・今後に向けて
気づけばシーズンも半分が過ぎてしまいました。
僕たち4年生がこのチームでプレーできるのもあと2ヶ月と少しです。
僕がこのチームに在籍した3年間でみんなのそれぞれの努力の積み重ねにより少しずつですがピッチ内外両面でチームは確実に発展してきました。
しかし、試合結果としてはまだそれが反映されていませんし、僕自身それに見合ったプレーをピッチで示すことが出来ておらず情けない思いです。
今節で得た経験を存分に活かし残りのシーズンの結果に繋げて、このチームの進んでる道は正しいと思えるようなシーズンにしたいと思います!
もっと勝ちます!💪

次節は8月6日(日)14時30分から、ZOZO PARK HONDA FOOTBALL AREAにて山梨学院大学とのマッチアップ。力が試される、上位陣との連戦だ。有観客での開催、感染対策をしっかりしたうえでのご来場をお待ちしているとともに、Twitter, Player!での熱い応援よろしくお願いします!

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