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6月12日(日)東京都1部リーグ第11節 vs亜細亜大学 マッチレポート #27

梅雨入りを目前に控え、傘を持たずに外出するのは何となく不安になるような、そんな6月の2週目、長い長い6連敗というトンネルを抜けるべく、亜細亜大学とマッチアップする。

前節は國學院とのゲーム。先に2点を先行される厳しい展開も前半途中に伊藤の今季初ゴールが飛び出すと、そこから後半途中までは上智のペースに。しかしカウンターから國學院に3点目を許すと、そこからは地力を見せられ、終わってみたら1-5と完敗。前節よりも進歩は見られたものの、結果に結びつかず6連敗となってしまった。

対する亜細亜は直近3ゲームで2敗1分と波に乗り切れていない。悪い流れを止め、中盤戦に弾みをつけるのはどちらのチームなのか。

小堀 蓮太郎 (1年/#71/GK/桐蔭学園高校)
中尾 竜吾 (3年/#72/DF/國學院高校)
関 大陽 (4年/#6/DF/湘南ベルマーレU-18)
大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)
小山田 直人 (1年/#26/DF,MF/昌平高校)
伊藤 大心(C) (4年/#4/MF,DF/國學院久我山高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
坂田 涼(4年/#3/DF/駿台学園高校)
中村 宥翔 (1年/#42/DF/桐蔭学園高校)
神田 辰丸 (4年/#14/MF/國學院久我山高校)
三井 慎司(4年/#82/DF/藤枝東高校)

サブは以下の通り
来栖 巧弥 (2年/#12/GK/日立第一高校)
大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)
金本 滉平(4年/#11/MF/専大松戸高校)
小笠原 可成斗 (1年/#77/MF/東京武蔵野シティU-18)
伊東 泰星(1年/#38/FW/国際基督教大学高校)
羽鳥 颯(4年/#17/MF/昌平高校)
菅 雄太郎(3年/#18/MF/八千代高校)


12時半に上智ボールでキックオフ。

前半1分、開始早々小山田がペナルティエリア付近でフリーキックを獲得。これを神田が直接狙うが、壁に弾かれゴールならず。

10分、小山田が競り合いのセカンドボールを回収しすぐさまシュートを打つが枠を捉えられない。

18分、亜細亜大、深い位置でスローインを獲得するとロングスローでペナルティエリアに侵入。一度はシュートブロックするも弾いたボールを決められ、上智は先制点を許してしまう。

23分、上智のカウンター。コーナーキックをクリアすると大山が拾ってうまく反転、さらに小山田→中村と繋ぎエリア内まで侵入するがシュートは打てず。

35分、上智は中村が伊藤に縦パスをつける。伊藤のクロスに大山が合わせるが枠にいかない。

その後上智は追加点を狙う亜細亜大の猛攻を受けるが凌ぎきって前半終了。0-1で折り返す。

0-1での折り返し


後半が始まると、最初にチャンスを作ったのは亜細亜大学。後半7分、右サイドのスローインからペナルティエリアに侵入されるも、伊藤のタックルにより難を逃れる。

後半15分に相手のハンドにより、いい位置でフリーキックを得るが、壁に当たり枠を捉えることができず、そのまま上智のコーナーキックに。デザインされたコーナーキックで相手の隙を突こうとするもボールを奪われカウンターを喰らう。しかしここは伊藤のプロフェッショナルファールによりカウンターを食い止める。しかしここで与えたフリーキックを頭に合わせられて失点。

後半22分、相手に押し込まれる展開になり、ペナルティエリア外から強烈なミドルシュートを打たれる。しかしボールはポストに当たり、難を逃れる。

後半28分上智大学の右サイドを攻略され、相手がエリア内からシュート打たれるも枠の外に。

後半34分、自陣中央でボールを奪われ、そのまま相手のショートカウンター。シュートを打たれるも、関がコースを消しに行ったことで、枠の外に。

後半アディショナルタイムにカウンターを喰らい、シュートを打たれるも、小堀のビックセーブにより難を逃れる。

ここでタイムアップ。0-2で敗れることとなった。


7連敗。数字としてはショッキングな数字であるが、長い長いトンネルにも一筋の光が差してきている。シュートは過去最高となる7本、ポゼッションも57%と高い数値を記録。ゴールが遠すぎたチームも少しずつ匂いがする攻撃が増えるようになった。もちろんシュートの本数と支配率の向上というのは弱い光かもしれない。ただその微かに差す光の方向に全員で少しずつでも列車を走らせていくしかない。再来週、この暗い暗いトンネルから抜け出し、勝利の号砲を鳴らすことはできるのか。

このゲームで輝いたのはDFラインの2人。

1人目は中村。2試合目の先発となったこの試合では強靭なフィジカルを活かしたボール奪取、攻めてはスピードに乗ったドリブルと、自分の特徴を90分間通して堂々と披露。まだまだ粗削りなところはあるものの、2試合目にして風格すら漂う期待のラテラルは攻守両面で、次節こそチームを勝利へと押し上げてくれるはずだ。

期待のラテラル、中村


2人目は大池。後半途中からの出場となったが、自分の長所であるビルドアップの部分をいかんなく発揮し、パッキングレートは8を記録。初出場、さらにビハインド状況におけるDFラインでの出場ということで怖気づいてもおかしくない中で、怖気づくどころかピッチ上で誰よりも次のプレーに対してワクワクし、フットボールを楽しんでいた。いい意味で図太い神経を持ち、こっちが驚くほど肝っ玉が据わっている”上智のアメリック・ラポルト”大池はほぼほぼ固定されているDFラインに風穴を開け、復権のキープレーヤーになれるのか

デビューとなった大池


以下出場選手のインタビューです。

中村 宥翔 (1年/#42/DF/桐蔭学園高校)

・今日の試合を振り返って
正直、勝たなくてはいけない相手だったと感じる。これまでの試合より相手ゴールに近づく画面が多かったと思うが、最後の部分のクオリティがまだ低くて相手にとって脅威がないと思う。
また、DFである自分からこそ感じるものとして、これまでの試合で無失点の試合がないことが問題だと感じる。最後の部分で体を投げ出すなど、気持ちの部分で解決できる部分もあると思うから、プレーに出していけるようにしたい。

・今後に向けて
今週は試合がないので、自分たちの課題に向き合える期間だと思う。自分も含めと各々がそれぞれの課題の克服をする為の期間にしたい。未だに勝ちがないと厳しい状況だが、下を向いてる暇はないと思うので自分がチームの勝利の為にできることを突き詰めてやっていきたい。個人的には、まだ先輩に遠慮してる部分があると感じるからピッチ上では自分らしさを出していくことを意識していきたい。

大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)

・今日の試合を振り返って
初めての都リーグだったけれど、ベンチ生活が続いていたおかげで、緊張や恐怖よりも、試合に出れることの嬉しさや楽しみが強かった。プレーも縦パスを積極的にさせたと思う。ディフェンスに関しては改善の余地があった。

・今後に向けて
改めて自分のディフェンス強度の低さを感じたので、相手との駆け引きの技術やフィジカル面で成長したい。オフェンスはパスコースの選択肢を増やすことと、チームにとって最適な判断を行うことを日頃の練習から意識していきたい。

次節は6月26日(日)10時45分から、成蹊大学にて、成蹊大学とのマッチアップ。是が非でも勝利が欲しい一戦。有観客での開催、感染対策をしっかりしたうえでのご来場をお待ちしているとともに、Twitter, Player!での熱い応援よろしくお願いします!

文責
3年 小熊 崚介
1年 長谷川 陸
1年 渡邉 裕二郎

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