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息子事典Vol.5(余白の中で生まれるゾー)

「ねえ、○○公園だったら、こびとに会えるらしいよ。」

日曜日の朝。朝の活動を一通り終えたあと、特に何もすることなくぼんやりごろっとしていたら、同じようにだらだらゴロゴロしていた息子がいう。

同じゴロ仲間だったはずが、何時の間にか目が爛々と輝いている君。。私の顔ぎりぎり寸前で「小人ずかん」を広げて見せる。

「どこにいるかが書いてあるんだ!」



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近すぎて見えない。


完全に探検モードな君は、説得にかかってくる。地図を描き、見つけ方のストーリーを熱烈に話してくれた。どうやら、葉っぱの背後にハンモック状になった葉っぱのベッドがあり、そこに生息しているらしい。

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うんうん。捕獲するまでの攻防がすごい。こびともなかなか強いようだ。相当な数。

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いつのまに、「パーセント」という言葉を知ったのだろう。

きっと使い方は違う。だけど、君の頭のどこかにぶら下がっていて、あるとき急に「ああ、そうか。」ってわかるときがくるのだと思う。


絵を描いて、調べて、計画する。「こんなに頑張ったよ」とも「疲れた」とも言わない君。

この数時間、身体全部を尽くして準備していた作品。私も世界に入ってみたくなる。

「面白そうだね。もう準備はできているの。」

ゆっくり過ごすはずの余白。何時の間にか君の中でゾーンタイム(没入)に変わっている。君の世界に入って遊びに没頭する、こんな幸せなことを忘れかけていた。


共に探検に出かける、そんな日曜日。








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