健康優良児の憂鬱

幼少期から健康体で、風邪をひくことはあっても長く休んだり病院のお世話になることはほとんどなく、学校の保健室とも縁遠い子どもでした。

今でこそお金で買えない健康の有り難みを感じるけれど、子供の頃って少し身体が弱かったりすぐ高熱が出て早退しちゃうような子への謎の憧れがあって、思い返すと吹き出すような行動を真剣にとってました。

憧れその一
全校朝礼中、貧血で倒れちゃう

すーっと意識が遠のいて、気づいたらベッドの上、みたいなのに憧れて、倒れるフリをしてみようとしていました。でも、意識がハッキリしてる中で倒れるのはただただ恐怖しかなく、断念。

憧れその二
ホームルーム中の突然の鼻血

なんの前触れもなく、つーっと血を出して、クラスメイトに心配されながら差し出されたティッシュを鼻に詰める。慣れた様子で処理をする姿に憧れ、チョコレートの一気食いやわざと暑いところに身を置いたりしてみるも、一滴たりとも無駄な血は流しませんでした。

憧れその三
めがね

憧れてました、めがね。視力が1.5ずつくらいあったので、見え過ぎるくらい見えてたのですが、どうしてもめがねをかけてみたかった。
そこで、視力検査で見えてるのにデタラメを言ったら、珍しいケースですねえと言われながらも、晴れてめがねデビューを果たしました。
もちろん本当は見えてるのですぐにかけなくなりました。

今となってはこの強靭な健康体を感謝をもって維持すべく、健康ヲタクすれすれのところで、日々栄養と運動のことを考えてます。

#エッセイ #健康 #感謝

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