見出し画像

読書録

産まれて初めてと言ってもいい、1日(ちょうど2時間くらい)で1冊の本を読んだ。
自分で自分にびっくり!
あまり読書週間はなく、本を読むことが嫌いなわけではないけれど、1年で1冊読んだらいい方で、本屋で買って満足した本も多々ある...そんな私が今日は集中して読破した。

今日は、我が家に訪問者ありのため、少し遅くに帰宅したくて市民図書館に寄り道。

プラプラ〜っと見て周り、何冊かめぼしい本を探している最中、
岩波新書『戸塚ヨットスクールは、いま』を手に取った。
戸塚ヨットスクール、聞いたことはある。戸塚さんという男性が厳しく、体罰を用いてヨットを教えてる。親の言うこと聞かんかったら「戸塚ヨットスクール入れるよ!」って言って脅すのに使われるらしい...くらいの情報しか持ってない。もちろんそのセリフ言われた事なんてない。

よく知らないからこそなのか、軽い気持ちで、私高校時代にヨット部だったので、知っておきたいなって思って読み始めた。

内容の前にまずはこのスクールで亡くなった方がいらっしゃった。安らかに眠ってほしい。

本には、戸塚氏がヨットスクールを立ち上げた経緯、戸塚ヨットスクール事件について、コーチ、訓練生たちの姿、親の苦悩、現代の教育が抱える問題、そしてそれらを東海テレビ取材班が追いかけ、マスコミの立場から内容を届けるために奔走したという内容。

読書録なんて書いた事ないから、上手くまとめられないけど、本の中で知りたい情報が分かりやすくまとめてあったし、ドキュメンタリーにおいて視点をどこに置くか、で起きるジレンマを味わうことができてとても興味深かった。

最後に投げかけられているのは、教育の在り方(体罰の是非ではない、記載されていたことだけでも充分行き過ぎた体罰、その仕組みが出来上がってしまった社会が問題)だと思うけど、私はなんの意見も書けない。
自分自身が特に不都合を感じることなく今までの学校生活を歩んできて、大なり小なりそれぞれ苦労はあったけれど、教育について真剣に考えるほど疑問も改善点も出てこない....。
先人達の苦悩の上の今の教育制度にまず感謝。

この本が書かれた2011年からもう10年は経っているけど、事態はそう変わっていないだろうし何なら常にまた新しい課題問題が生まれてきているはず。

どんな風に課題を解決していくか私に出来ることは、選挙に行くことくらいしか思いつかないけれど、気が向いたら本を読んで知らない世界を知ってみるのもいい時間の過ごし方だと思った。

あとは今日の授業で習った、人間の発達段階において幼児期までに愛情を受けて基本的信頼感を手に入れておくこと。これが人格形成に必要不可欠だということで、この理論は、悩める若者を救うのに少し繋がるかな?道で騒いだりしてる幼児みても優しく微笑むことから始めよう...

文章書くの苦手...
けどやらないと上手くならない。頑張ろう。

最後に、戸塚氏の脳幹論とかいうのはよく分からんけど、ヨットから投げ出されたら確かに一瞬パニックなるし、自分で頑張って沈起こしして立て直すぞー!っていう気持ちにはなる。身体も鍛えられるし、良いスポーツだと思います。もし、部活に悩んでる方がいれば、星3.5位でオススメできる部活動です。
(海水で皮膚ボロボロになるし、夏暑く冬寒いし、ハーバー学校と近くないのでマイナス1.5です)