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東京都社会人リーグ残り6節 ”何をするか”

T.U.A.SCは先週の試合を終えて0勝3分9敗という結果だ。非常に悔しく、不甲斐ない結果である。先月末の試合では、我々のメンバー不足による不戦敗があり、チームを管理する人として力不足を痛感した。対戦相手であった東京蹴球団様には、試合を実施できず心からお詫び申し上げたい。
未だ勝ち点3を得ることができず苦しい状況であるが、まだ諦めるには早い。勝ち点差から考えても十分残留できる。どのチームと対戦しても、大きな差は無いと感じているが結果は受け止めなければならない。

社会人の参加率が低い現状

現在T.U.A.SC社会人15人、学生7人で構成されている。全員が参加できれば2チームできることになる。しかし毎試合12-13人で試合に望むことが多く、社会人は毎試合6人程度と不安定な現状だ。(学生はイレギュラーが無い限り全員参加している)大前提として、管理している私の人望・能力の低さに問題があることは理解しており、1人の男としてパワー・吸引力がある人間に成長する必要がある。
学生は「部活」という社会が形成され半強制的にサッカーをする環境があるが、社会人は主体性が必要になる。今季参加している社会人は数年ぶりにサッカーをする人が殆どで、始動当初はサッカーが新鮮で前向きに取り組むことができていた。当然だ、「久しぶり」にやるサッカーは楽しいに決まっている。しかし毎週のように試合をこなしていくと、新鮮味が無くなり「当たり前」に変化する。社会人サッカーは強制力がないため、人間力が顕在化する。個人の気分や天候などの理由によって試合参加を決めているようでは、レベルが上がり続けている社会人リーグにおいて、どのチームにも所属することはできない。大人になりサッカーをすることは、楽しいけど簡単ではないリアルと向き合い続けてほしい。ボールを蹴りたい・健康を維持したい・みんなと話たいなど理由は何でもいい、自分自身でサッカーをする意味を見つけることが大切だ。

チームの中には小学生の息子を持つ仲間、今年親となり初めてだらけの育児に奮闘している仲間がいる。彼らの日常について何も知らない自分が安易に発言してはいけないが、本当にリスペクトしている。勝てない試合が続く中、寝不足で来たり、こどもを試合会場に連れてきて無理やり出場するといった努力をしてサッカーをしている。人数が不安定という現状を理解してくれた上でチームのために行動している、感謝しかない。自分も一生サッカーに関わり続けたいと考えているが、彼らのように環境の変化に対応して、辞めない努力と継続する方法を追求していきたい。

勝つから生まれる一体感

「一体感」農大サッカー部において最大の強みだろう。私も同期とは10年たった今でも食事に行くし、近況報告の連絡を取り合う。自身の経験からも個人が結束し、全員が同じ目標に対して活動しているチームは強い。
(個人の能力が高くても勝てないということも経験した)
T.U.A.SCも世代や指導を受けた指導者が違うにも関わらず、仲が良いチームだと思う。しかし4月から1勝もできない現実、不戦敗の経験など安定したチームでは無い。
私の経験ベースだが、最初に一体感やチームとしての纏まりを優先してはいけない。「一体感があるから試合に勝てる」では無く、「試合に勝つから一体感が生まれる」と考える。まずは8月までに1勝、勝ちを経験して残り3ヶ月、チームとしての進化を加速させていきたい。

T.U.A.SCの存在

正直未だにこのチームが目指すべき形が定まっていない。役割として3つあると考えている。
①勝利から生まれる達成感・非日常の体感
②サッカーというスポーツを楽しむ
③学生への還元
3つ全てを達成したいという強い思いがあるが、結果全項目中途半端になっていると感じている。周りから見れば”たかが”社会人サッカーであるが、そこに時間を掛けているなら、全員にとってプラスな組織でありたい。まだ始動して4ヶ月だが、今季中にピッチ外の運用面・戦術面どちらも土台を形成していきたい。

キャップ振り返り

改めて「人に伝える・理解してもらう・分かり合う」という難しさを体感した上期であった。戦術は勿論、学生・社会人の各個人への対応など正解が無いが故に考えされた。力不足を感じる度に「本当にこれで良いのか」「もっと周りの意見を聞いたほうが良いのか」など自身を肯定できなくなる。でも悲観的にならず、まだまだ成長できる、もっといい男になれると考え、自身の可能性を信じ続けていきたい。何よりこの経験を与えてくれるサッカーには感謝しか無い。前向きにそして情熱的に、最高の仲間と目の前の1試合を大切に挑戦していきたい。

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