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「カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方」を読んで、カルチャーについて考えた

カルチャーってどうやって作るんだろう。いいカルチャーってなんだろう。と思い、読んでみた。

なぜカルチャーが重要なのか

カルチャーがビジネスのスピードを圧倒的に速くする
カルチャーが浸透していれば、経営層の指示を仰がなくても意思決定ができる。『うちの会社なら、そうすべきだよね。』と納得できるようになる。
ビジネスにおいて、どちらが正しいか分からないものを判断しないといけないシーンは非常に多い。カルチャーによってスピーディに判断し、ビジネスを前進させられる。

カルチャーを言語化しないリスクもある
カルチャーを言語化せず、意図しない結果として出来上がったカルチャーが、組織を腐らせる可能性がある。
例えば、東芝の不正会計問題。
カルチャーはいわば、会社にとって何を優先すべきで、どんな意思決定をし、どんな戦略を立てるかを考える際、指針となる羅針盤のようなもの。

カルチャーを作るとは

つまり、会社としてのビジョン・ミッションを掲げ、カルチャーモデルを定義すること。
そしてピープルマネジメントを通じて、そのカルチャーを浸透させ、社員1人ひとりがそれを体現すること。
時代変化の中で事業を推進し、ビジネスモデルを確立し続けなければならない以上、このカルチャーモデルもそのサイクルを回し、検証し、場合によっては新たに再定義しなければならない。

これからのカルチャーとオフィス

リモートワークの一般化によって、カルチャー醸成の難易度は上がった。
なんとなく共有できていた暗黙知としてのカルチャーを浸透させるのが難しくなるからこそ、意図を持った戦略的なカルチャー醸成が求められる。

オフィスへ集まる必然性が薄れることでリアルの稀少性が高まり、集まるからにはオフラインならではの効果を求められるようになる。
その過程ではオフィスの役割そのものも変化し、生産的に働く空間ではなくカルチャーを共有するための空間、MVVを体現する空間へとシフトしていくのではないか。

カルチャーモデルによる経営

バリューをさらに染み込ませて汎用性を高めたものがカルチャーと言えるんじゃないか。それによって、あらゆる意思決定のスピードがあがる。

立ち上げ初期はカリスマリーダーによる中央集権モデルからスタートするが、その後はチームリーダーへ権限委譲し、複数リーダー体制へ移行し、最終的には全員リーダーを目指すとする。
その成功の鍵を握るのがカルチャーであり、バリューの深い浸透が必要。

・もっと日常からバリューを意識させられないか
・採用面接でバリューに沿った人物か確認できているか
・どんなカルチャーを作るべきか、法人としての好き嫌いを言語化できているか

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