【前回と雲泥の差!】今回の東京滞在で感じたことメモ。
Hola〜!
今日は4月に行った東京の旅のちょっとした記録というか、思ったことを綴ってみたいと思います。
まず、前回は2022年の4月でまだ隔離など色々あって、とにかく空港についてから空港を出るまでの長かったことと、隔離期間の厳しいルールなどで1週間目は自宅でゆるりと過ごしかできなかった私。
(過去の記事はこちら↓)
今回は行き帰りとも実家から近い羽田空港にしたのですが、まぁ降りた瞬間の外国人の多さにビックリっっ!!
「桜を見たい」はもはや日本人の心だけではなく完全にグローバルになったようで!笑、私は幸い日本のパスポートで比較的早く出れましたが、外国人用の列は長蛇の列で、税関検査も今までで一番厳しかったんじゃないか、というくらい係の人が2−3人組で色々細かく全員チェックしていました。
羽田空港から自宅までは長旅で疲れていたのでタクシーで乗ったのですが、運転手さんがいつものようにルートを聞いてくれたり、荷物をご丁寧に運んでくれたり、、、もう出だしから幸せ!笑
マイアミのUberでも空港でもスーツケースなんて、オリャァ!って感じで投げ飛ばされる感じなので、優しいぃ〜!!とすぐに感動する私。
4年もアメリカにいると本当にどうでもいいサービス(というかサービスしてないレベル)に20%もチップをあげるので、今回はタクシーの運転手さんにお釣りをよくあげていました。
余談ですが、コロナ以後海外旅行など行けていない方もたくさんいると思いますが、アメリカの大都市はもうコロナ以後のチップは最低15%→18%、20%、22%と続いて20%が最低額という感じです。
さらに中心の観光地(渋谷や京都のような場所)はコーヒー買うだけ、みたいな席に座らないパターンの店(普通、レジで頼んでお会計を済ませて席に行くようなカフェなどはチップを払わない、もしくはあげても20%などはあげません)でも最近は自動的に18%のサービス料を取られたりするので、コーヒー買おう、とか気軽に入って10ドル近く(日本円なら1,540円とかですね!OMG!)とかになります。
そんなわけで、チップに慣れてしまった私は東京に来ると「こういう人たちにチップを渡したいんですけどっっ!!!!」と「最高のサービスでしたよ!!!」と全てに思ってしまう次第になるわけです。笑
今回は前回よりも円安のレベルが破格だったので、私にとっては全てがバーゲン状態、「超!!お買い得!」になってしまい、今外国人が殺到するのも世界でこんなにコスパがすごい国はこの状況下で他にないからだと思います。
ただ、その反面、あまりの観光客の多さで普段は「日本大好きです!」みたいな外国人ばかりでマナーも良いですが、今回はマナーの悪い人やビジターだから関係ない、みたいにルールを無視している人も沢山いて、周囲の日本人の皆さんは言いたくても言えない、という感じで歯痒い思いをしているように見えた時もありました。
私は浅草の浅草寺に行った際に、お参りする境内の階段でスーツケースからお土産を広げて座っている観光客の人たちがいてあまりの行儀の悪さと、ここで広げるなよ、と思い、「This area is very spritual and sanctuary place, and you should not sit down here (ここは神聖な場所なので座ったりする場所じゃないですよ)」と英語で注意しました。
彼女は「I'm sorry」とすぐに立ちましたが、一人こういう人や家族連れでこういう行為があると全員真似し始めるので、困ったものだと思いました。
わからなかったんじゃない〜??とか優しく思う方もいると思いますが、外国にいても、教会や聖堂でそんな行動するのは失礼に値すると思います。
むしろ外国人は日本人よりはるか宗教観が強かったりするので、日本に来て日本の宗教に通ずる場所にきて知らなかった、はないでしょ〜って私は思ってしまいますね!
でもそのようなやり取りもかつての私なら思っても言わないで通り過ぎたりしていたでしょう。
4年のマイアミ生活で常に「Stand up for myself」、要は「ちゃんと主張をする」というのは必須で、言わなければ弱者になって騙されたり、言われっぱなしになるだけなので、どこかの時点で「オイコラ!日本人女子舐めんじゃねーぞ!!!!」と立ち上がらざるを得ない時が来るのです。
日本人のように「空気を読む」なんて人は皆無なので、言わなければ相手も分からない、、、最初はそういうやりとりに本当にうんざりしていた(なんでここまで言わなきゃ分からないんだよ、みたいな気持ちになったりするのです)のですが、今ではそれも普通になり「サラリとギャフンと言う」のもそういうもんだ、という感覚になりました。
おかしいと思ったらおかしいと言う、のも当たり前になり、こういう行為に躊躇がなくなってしまったのです。
浅草の件の解決策としては、個人的にはもう主要な観光エリアには英語や中国語が話せるセキュリティなどを配置するしかないのではないかと思います。そこにかける費用分が観光料として高くなってもしょうがないと思いますし、観光客とローカルの値段を分ける、などもありだと思います。
守りたいルールや景色があるのなら、声を大にしてNOと言わなければ踏み躙られていくだけだと感じます。(特に大規模の観光客が押し寄せているのなら)
景気に関しては前述したように、私のような海外から来たらバーゲン状態で景気は持ち返しているように感じますが、私の友人などは給与が上がらないので、買い物に割高に感じると言っていまた。確かにスーパーの野菜やコンビニのくだらないお菓子など、高くなったなぁ、と私も思いました。
1番高くなって、私があぁ残念!と思ったのは骨董市でした。
今まで長年通っていた骨董市を今回も楽しみにしていましたが、来客数が朝からすごかったのと、値段が完全に観光客値段になってしまい、私にはもう手が出ない値段に変わってしまったり、商品も昔のような掘り出しものはかなり少なくなってしまって、何も買えなかったのが悲しかったです。
あと、六本木を金曜日の夜に通り過ぎた際に一通りの少ないこと!!
私が遊びまくっていた時の六本木は金曜、土曜は客引きのお店のスタッフとほろ酔いの老若男女でごった返し、タクシーも終電すぎたあたりは全部埋まっていて止まらないくらい混んでいました。
それが今回は、客引きもほぼ皆無、スーツ姿のサラリーマンちらほら、と言う感じで全然遊びにいくような気配のない人たちばかり。
六本木駅近くにある警察署の路地裏で、若者がチューハイを飲みながら輪になって話しているのも衝撃でした。
渋谷ならそういう光景はありましたが、六本木ではそんな光景は今までなかったからです。
インターナショナルな遊び場といえば六本木というのもあっただけに、こんな静かな六本木に時代の変化を感じてしまいました。
他にはニュースでも毎日のようにあらゆる詐欺事件(広告詐欺、メッセージの詐欺など)、ホストなどの水商売に未成年の女の子がお金を注ぎ込んで親の貯金通帳も奪っていく事件、未成年の子の援助交際やトー横キッズのような子の話、海外に出稼ぎに行って騙される、など今までよりレベルがさらにダークになっている事件も日常茶飯事で起きているなぁ、と思い、ここに経済的なプレッシャーや孤独な毎日が蔓延している日本の闇な部分をよく表していると感じました。
アメリカも詐欺などに関してはどんどんと緻密になっていて、私も一度Amazonを頼んだタイミングと同時にメッセージが来たので、ついAmazonだと思ってリンクを開けてしまって、ジャンのクレジットカードに即効$500くらい使用されて、ジャンに謝って止めた、ということもありました。
私は謎に中国人だと思われているのか、最近は中国語でスパムメッセージが来たり、仕事案件などサイトを見ていると、突然「1日500ドル稼げる簡単な仕事があるから情報を入力してください」みたいなスパムメッセージが毎日のように来る次第です。笑
こういう世知辛い世の中になっているのは少しづつ、でも確実に、深い沼にハマっている感じで、このテーマは世界共通しての雰囲気で、いまだに戦争を仕掛けているような次元では何も変わらないだろう、となかなか希望や光が見えないなぁ、と感じました。
その反面、変わらないなぁ、とホッとした発見もありました。
実家でTVをふと見ていると、「オーマイゴッド!私だけの神様、教えます」という番組を初めて見たのですが、高校生の男の子がインタビューを受けていて、彼の神様的な存在はハンドドリップコーヒーの世界チャンピオンになった「粕谷哲さん」という答えでした。この高校生の彼は自身もコーヒーが大好きで、粕谷さんの店にも通っているが本人にまだ会ったことはない、ということで番組が彼と粕谷さんを対面させる、ということになり、粕谷さんのコーヒーショップで粕谷さん自らが淹れたコーヒーを飲み比べることに。
粕谷さんに会って大興奮の彼は質問などもするのですが、この高校生の彼のコーヒー知識がとてつもなくて、粕谷さんも「君、よく知っているね!!」と感心するほど。でも彼自身はまだ高校生のあどけなさもあり、見ていてホッコリしたのです。
それ以外にも若い子たちの尊敬する、神様たちが意外と渋くて、かなりコア!!そしてそれについて話すときの目のキラキラ具合や熱量のあるスピーチ、しかもどの子も真剣に研究していて、「あぁ、時代を超えてもこのオタク文化は日本人に根強くあるんだな!」とつい嬉しくなってしまいました。
アメリカにいると「こだわり」なんて特にないのが当たり前。
私はアーティスト一家に生まれているのもありますが、かなりこだわりが強いタイプなので、マイアミ生活は本当「なんでこうなるわけ??これでいいの??」みたいなテキトーを超えて最低限のレベルみたいなのが基準値なので、日本の基準の高さを、全員が何かしらパッションとこだわりをどこかに持って生きている感じは、とても尊く感じます。
アメリカ人が感心する日本語の一つに「生きがい」という言葉があります。確かにこれは日本人の心をよく表しているかもしれません。
アメリカ人は生きがいよりもProfit(利益)が第一にくる文化なので、全てはビジネス。日本人のように損得勘定より信念を貫く、みたいな部分はアメリカ人にはないのです。(あってもより利益が高いものが目の前にくればそれを取る人が多いでしょう)。
他のTVでは10歳で起業した細井エマさんの話もあり、彼女は小学三年生からゴミ拾いなどし始めて、本気で「地球をキレイにしたい!」と小学生起業家になり、渋谷区の環境イベントでは最年少で実行委員を務める、という内容で、そのパッションと行動力は大人顔負けで素晴らしかったです!
TV以外にもInstagramやTikTokなどのソーシャルメディアでも4歳の子が和太鼓を見事に演奏したり、料理やお菓子作りがプロ級だったり、、、もちろんご両親の応援もあってですが、スキルを磨き上げ自分の理想値に辿り着くまでは絶対に諦めないで練習したりする姿は先ほどの利益第一の考えでは生まれない精神だと私は思っていて、この情熱と試練を淡々と取り組んで乗り越えていく姿はまさに日本人の「Mastery (習熟、体得、制覇)」へのこだわりを体現しているように思います。そんな若者と子供たちを見て日本の未来を託したい、そして私も40歳手前になり、自分はこの未来に向かって教えられることは教えていく、そういうステージにいるんだな、と思い、若い子たちと話したり経験を共にするのはとても面白いとも感じています。
ということでバックリと色々感じたことを書きましたが、どんどんと変化のスピードが加速している時代。
言わないで思い悩んでいても伝わらないので、どんどんとこの素晴らしい日本人の信念と精神を「発信、体現してほしい」と思い、世界に通じる、むしろどのカテゴリーもトップクラスになれるのは間違い無いので、自信を持って突き進んでほしいと、外から熱い観客となって応援している次第です。
私も「From Japan」を掲げてアメリカで自分なりのMasteryを習得するために精進しよう〜!と頑張りたいと思います。
ではまた!
Hasta pronto!(See you soon!)
マイアミにいて、アーティストとしての夢の実現のために日々精進しているので、応援したいな、と思う方、是非応援お願いします~! 皆さんのサポート無駄にしないよう頑張ります!