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FASTAR

独立行政法人中小企業基盤整備機構は、スタートアップの 成長加速化を支援する 2024 年度アクセラレーション事業「FASTAR」第 11 期の公募を 5 月 1 日より開始します。

FASTAR は、IPO や M&A 等を視野に入れたスタートアップ企業やこれから起業予定の個人に対し、中小機構の専門家がアクセラレーターとなり伴走支援しながらVC や大企業へのピッチ機会の提供や個別のマッチング等、資金調達や事業提携の機会を創出するというプログラムです。

FASTERはこれまでに10期実施され今回が11期目となり、採択された125社に対する累計資金調達額約80億円、1社あたり平均6400万円の実績があります。

冒頭にもありますが第11期の公募は5月1日となり、詳細は同日改めて発表するほか5月中旬にオンラインで公募説明会を実施予定です。
なお、起業予定の個人も対象とありますのでシード以前のプレシードも含まれます。

日本は長らくスタートアップ後進国と言われ、欧米や中国などのアジア勢の後塵を拝してきましたが、2022年11月に内閣主導で「スタートアップ育成5か年計画」が発表されて以来、ようやくスタートアップに対する投資を加速するための枠組みが整ってきました。

こちらは2022年実績で9459億円の投資額を10倍の9兆円まで増やすというかなり意欲的な国策であり、アニマルスピリットに溢れたスタートアップやスケール志向の個人事業主にとっては紛れもなく追い風です。
今後もスタートアップ支援策の公表が見込まれますので、随時記事にさせていただきます。

人材不足の昨今、創業メンバー以外から財務や資本政策に長けた優秀なCFOをボードメンバーに迎えるまでは難航が予想されます。
FASTERは、これらの費用と時間を中小機構が無料で面倒見てくれるという支援策です。
ぜひ奮ってご応募いただければと思います。

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