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リノベーションスクールを終えてからの小さな一歩

昨年8月に参加した官民連携まちづくり塾2019@熱海(リノベーションスクール)では、「熱海の奇跡」の著者である市来広一郎さんや塾長の大島芳彦さんなど、熱海復活に携わった多くの関係者にご講義いただき、まちづくりに必要な考え方を学びました。

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中でも重要だった視点は、民間企業がしっかりと利益を出し、その利益をもってさらに事業拡大していくことが持続可能なまちづくりに繋がっていくという考え方。一般的な町おこしといえば、国からの補助金を使って新しい施設をつくったりイベントを行ったりすることが思い浮かびますが、それでは核となるものが何も残らず、結局また元どおりになってしまいます。そうではなく、地域に眠っている空物件などの遊休資産を民間の力で上手く活用して儲けを出していくことが重要です。同じ通りに収益を生むお店がポツポツ出始めれば、その通り自体の価値が高くなり、だんだんと活気が生まれ的ます。もちろん時間も根性も必要ですが、そんなことを熱心にご指導いただきました。

スクール終了直後に記録したnoteがあるのでぜひ読んでみてください!


私たちが住む岡山県西粟倉村は、人口1500人の小さな村なのですが、毎年20人近くの若者が移住してくるちょっと珍しい田舎。移住者を呼び込むポンプになっているのは「百年の森林構想」という林業マスタープランと、「起業家の村」と呼ばれる風土。両者ともに行政が大きく絡むものですが、これらの取組みが注目されていて地方創生の先進事例地として広く認知されています。そんな田舎なので熱海とは大きく状況が違っていました。

それを踏まえて私たちがスクール中に構想したのが「大きなお風呂のある集合住宅」プロジェクト。西粟倉が現在抱える問題は、移住者が住める空き家が不足してきていることと、高齢者の孤独問題の大きく2つありますが、これらを両方解決してしまうウルトラCのプロジェクト。イメージは下記を参照してください。構想自体はシンプルで、まず大きな集合住宅を建て、高齢者に移り住んでもらう。そして高齢者が出た後の空き家を、移住してきた家族に使ってもらうというもの。

集合住宅スキーム

ちなみに、「大きなお風呂」というのはsonrakuがコアコンセプトにしている「お風呂があればコミュニケーションが生まれる」とう発想からくるものです。兎にも角にも、スクールでは元手が大きくかかるビックプロジェクトを発表しました。

しかしながら、タイトルにあるように私たちが選択したのは小さな一歩でした。その小さな一歩とは、現在ゲストハウスを運営しているあわくら温泉元湯の2階を自分たちで改装し賃貸事業をするというもの。なぜそのように舵切りをしたかというと、スクールの教えにあったように今あるものを活用し尽くすという考え方に立ち返ったからです。お金をかけずにできることを模索した結果がそれでした。

あわくら温泉元湯には週末にかけてたくさんのお客様がお見えになりますが、平日は寂しい日もしばしば。そこで常時住んでもらう人を募集し、日中はコワーキングスペースとして活用してもらうことで自然と人が集まる場所ができればいいなという思いから踏み出した、小さな一歩です。元湯には大きなお風呂(温泉)もありますしね!

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ということで、現在せっせと改装中です。社長も自ら奮闘しております。ちなみに完成イメージはこちら。

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そんなに広い部屋ではないので単身者向けになりますが、自分が単身者なら住みたいと思えるおしゃれな空間を目指してリノベーション(リフォームか、、)を続けて参ります。大きなお風呂もありますしね!←繰り返し強調しておきます。

乞うご期待ください。では!

文責:半田



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