四百五十五話 もしものとき

『デモンズファンタジア』


それは勇者軍と魔王軍の戦い…。


魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。


異世界より勇者たちを召喚した…。


それでも魔王軍をなかなか倒せず…。


魔王軍の四天王…。そして…。


魔王は強烈に強かったのである…。


そのとき光の勇者が召喚され…。


四天王を封印し魔王を斃したのである。


こうして王国には平和が訪れた…。


かに思えたが…。


魔王軍の残党と魔王の子が…。


また王国に脅威をもたらしたのである。


王は光の勇者を探し召喚するように…。


宮中魔術師たちに命令した…。


果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。


四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?


しかし、此度召喚された勇者は…。


かなり変わった勇者だったのである…。




私、真島乃亜は…。


『デモンズファンタジア』


というVRゲームの…。


テストプレイヤーをしている。


エルフでギャルの藍さんと。


スライム娘のライムが …。


私の仲間のPTメンバーだ。


途中でこのゲームの…。


シナリオを書いている…。


眠子さんという少女も…。


PTに入ったのだった…。


私たちPT一行は…。


魔王の娘を助けることに。


とりあえず近くの村に。


向かって歩いている…。


やっと私たちは…。


名もなき村を…。


後にすることができた…。




村から数キロ歩いた…。


その辺りで…。


我々冒険隊一行は…。


歩みを一旦休め…。


昼食を取ることにした…。


目的地に着くことも…。


大事ではあるが…。


しばしの休憩も…。


我々一行には…。


必要なことであった…。


おにぎりと唐揚げと…。


卵焼きを食べる…。


眠子さんのスキルで…。


現実世界の物品を…。


こちらのゲーム世界に。


持って来れるのだ…。


おにぎりと唐揚げ…。


卵焼き等は…。


コンビニの商品で…。


ファンタジー世界で…。


食べるそれらは…。


味も格別だった…。




私たちがおにぎりを…。


食べていると…。


何やら視線を感じた…。


視線の先を…。


見てみると…。


小さな子供がいた…。


でも皮膚の色が…。


緑色で人間とは違う…。


明らか人間ではない…。


不思議な子供であった…。


お腹が空いているようで。


私はおにぎりを…。


半分上げてみた…。


その子は美味しそうに。


おにぎりを食べるのだった。


具の昆布には少し…。


びっくりしているようだが。


すぐに慣れたようだった…。


美味しそうに食べるので…。


唐揚げもあげてみた…。


唐揚げもむしゃむしゃと。


食べてしまうのであった…。




その子供はご馳走様を言える。


とっても良い子であった…。


その子はどうやら…。


ゴブリンの子供のようで…。


しかも女の子であった…。


その子は粗末な皮の服を…。


着ているのであった…。


人間の幼女と変わらない…。


かわいさのある子供だった。


その子の髪の毛は…。


黒の中に青さがあるような。


海のような色合いで…。


腰の辺りまで伸びている…。


私はその子があまりに…。


かわいいのでおいでと…。


言って抱っこしてあげた…。


そのあと藍さんと眠子さんも。


その子を抱っこしてあげる。


そのぐらいかわいいのであった。




その子が自己紹介してくれて。


やはりゴブリンの子供で…。


名前はリンというらしい…。


ゴブリンなのでリン…。


なんとも言えない名前で…。


あったけれどかわいいのでヨシ!


そこで藍さんが…。


魔王の四天王が封印されている。


ダンジョンの場所を…。


知っている?と聞いてくれた。


ナイスな聞き込み…!


でかした…!藍さん…!


リンは少し考えていたけど…。


あたいは知らないと言った…。


あたいって言ったよこの子…!


すごいかわいいんですけど…!


まぁ子供なので知らないよね。


でもと、リンは続けた…。


村の長老なら知ってるかも?


村に案内してあげる…。


と言ってくれたのだった…。


でも村ってゴブリンの村だよね。


大丈夫かな…?


不安が残る私…。




その時脳内チャットで…。


藍さんが話しかけてきた…。


このゲームはPTを組んでいる。


メンバーと脳内でお話できるのだ。


テレパシーみたいなものだった。


もしなにかったら…。


あっしが目眩しの矢を…。


いっぱい放つから…。


その間に逃げれるし…。


どうにかなるっしょ…!


せっかくのチャンス…。


無駄にすることはないっしょ。


藍さんはそんな計画を…。


話してくれた…。


藍さんのジョブは…。


弓士アーチャーであって。


かなりのチートスキルを…。


持っているのでかなり…。


頼りになるのであった…。


私はヨシ!その計画で…。


いきまっしょい!と…。


藍さんに脳内チャットを…。


返すのであった…。

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