バレエ歴20年以上の私がジャワ舞踊を始めた話⑨〜おへそが正面でも右向いたりできるらしい〜
みなさん、こんにちは。
ジャワ舞踊奮闘記シリーズです。
今回は"身体の向き"について。
毎度、バレエと比較してしか語ることができないことを口惜しく思いますが、なにせジャワ舞踊を語るだけの身体が未だないのです。
今回はダンスの根本、基礎的な部分である
"身体の向き"について、気になったことを記録しておきます。
先日のお稽古にて、身体は正面のまま、膝を曲げて片側に肩を落とし傾けた体制になりました。
ちょうど写真のような形です。
骨盤は肩と平行になるように傾き、顎の先は下がった方の肩に向けます。
この肩と骨盤を下げて顎先を向ける動作で"身体の向き"をつけたことになります。
右肩と右腰が下がり顎先が右に向いていれば"右向き"
左肩と左腰が下がり顎先が左肩の上にあるならば"左向き"です。
そう。そこに上体の捻りはないのです。
バレエで身体の向きをつけると言えば、上体を捻ること。
クロワゼやエポールマンはその例です。
「右向いて」と言われると、うっかり片方の腰を下げて捻りを加えてしまう私。
ジャワ舞踊の師には「そうなると気持ち悪いでしょう?」と。
その気持ち悪さがわからないのです…どうやら修行が足りないようで…
おへそが正面を向いているのに"右向き"."左向き"がある…
当たり前ですが、ジャワ舞踊もずっと正面向いて踊るわけではありません。その点ではバレエの方が「お尻を客席に向けるな!」とか言われるのでずっと正面向きと言えるでしょう。
何を変えれば"身体の向きが変わった"と言えるのか。
こんなところから考えることが多い日々です。