マスクで守れるものと失うもの
記憶の中の香り
通勤途中に黄色いロウバイの花が咲いているのを見つけました。
思わず近づいてマスクの脇からその匂いを嗅ぎました。
そうそうこの香り。
いつもこの時期に、どこからかほのかに香るこの花の匂いに気づいて足を止めていました。
私の中には、ロウバイの花は必ずその香りとともに記憶の中にあるのです。
香りのアクセント
毎日マスクを着用するようになって
約一年。
確かにマスクによってコロナ感染からは守られているのでしょうが、一方では失っているものもあることを感じます。
全身を感覚にして周囲の世界を感じている子どもたちも、外でマスクをすることが日常になったことで、大事な嗅覚体験が確実に減っています。
マスクをしていないお家の中で、やってみましょう。
いい匂いのお花を飾る。
朝起きたら、窓を開けて新鮮な空気を全身で感じる。
食事の時には美味しい匂いと共に味わう。
今できる日々の生活の中で、いろいろな香りや匂いを感じて大きくなって欲しいです。
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