自分より自分を作るもの。

自分がどんな人間かは、自分と関わる周りによって決まる。
完全な自分らしさなんて見つかることはない。

例えば、あなたが公立中学校のクラスで一番成績が良かったとしよう。
偏差値で言えば70ぐらい。
高校も勉強を頑張って、なんとか東大に合格した。
あなたは周りから頭のいい人と言われるだろう。

しかし、東大の中ではどうか。
ギリギリ合格したあなたは東大の中では落ちこぼれに属するかもしれない。
そうして、周りのスーパー頭のいい人達と時間を過ごすと、
自分を頭のいい人なんて思わなくなることだろう。

このようにパーソナリティのような曖昧なものは
『全て比較で成り立っている』

だから、自分をやみくもに探すよりも
『誰と比較するか』が大事だと思う。

比較する他人を間違えると悲惨なことになりかねないからだ。
例を挙げる。
最近、SNSを見て自分の暮らしが嫌になるという話を聞く。
これはSNS上にあがっている、
友達の「楽しい時間」と自分の「退屈な日常」を比較しているから
当然嫌になる。
友達の「退屈な日常」はなかなかSNSには上がらない。

つまり、『適当な比較』をしないと意味がない。
例えば就活生なら、
「自分の志望企業に応募している周りの学生」と「自分」
を比較して自分らしさを作ると面接官に伝わりやすい。
ガチガチインテリ系が多いような企業なら、
「12年間アメフトやってました」とかは
強烈な「その人らしさ」になる。

自分が戦う相手は誰なのか?
他者は自分を誰と比較して見ているのか?

これらを明確にして、その人達と比べた自分が『自分』なんだとおもう。

最後に、『適当な比較』に必要な比較対象を見極めることから
自己分析を始めてみてはいかがだろうか。



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