正直、日本語と英語の相性は最悪です。(Unpopular Opinion)

日本人はなぜ英語が話せないのか。この問いをいろんな媒体で見かけます。インスタグラムの英語アカウントだったり、ウェブサイトの広告だったり。そしてだいたいその答えは「日本人はシャイだから」とか「文法にこだわりすぎてるから」だとか日本人の内面に答えを見出しているんです。確かにそれは理由の一つかも知れませんが、もっと大きな理由が他にあると私は確信しています。


その理由とは

「日本語と英語の相性が悪いから」

というのもですね、日本語の文法、文字、意識が英語のそれと懸け離れているのです。このエッセイでその理由を3つに分けて紹介していきたいと思います。


1つ目:主語、述語、などの「配置」が違う。

例えば、「私はバスで学校に行きます。」この文章英語だと" I go to school by bus." になります。しかしこの英語を語順を変えずにそのまま日本語に直すと「私は行きます学校にバスで」無茶苦茶ですよね。もうお分かりですよね、私たちはこの語順に慣れていないんです。わざわざ文章を組み立てる必要があるため、言葉が出るのが遅くなるのです。

中国語やスペイン語は英語と同じ主語→動詞→述語(SVO型)のため、わざわざ語順を考えなくていいわけです。

語順の違いはスピーキングの時にかなり大きな差になります。



2つ目:主語に対する意識の違い。

日本語はかなりの確率で主語を省けますよね。例えばさっきの例文「私はバスで学校に行きます。」この文章、実際に言う人あまりいませんよね。会話においては「バスで学校に行きます」とか「いつもバスで学校に行くよ」とか、わざわざ「私は」という人は少ないと思います。

反対に、英語においてはほとんどの場合主語は省けません。「お水ください」の場合、"Can I get a cup of water" 。Can の後に「I」、つまり主語が必要なんです。

だから、日本人は傾向として主語を忘れて動詞から始めちゃったり、むしろ目的語から始めちゃったりするわけですね。



3つ目:これは当たり前過ぎて見過ごしていますが、確実に大きな原因だと思います。

その理由は「アルファベット」。

日本語はアルファベットを使いません。当然のことだけれど見過ごしがちな大きな違いです。でも、スペイン語、フランス語などヨーロッパ言語の多くはアルファベットを共有しているんですよ。だから英語の長文を見た時に拒否反応が起きません笑。私たちにとってアルファベットは他人もしくはデザインですが、南米の方やヨーロッパの方からしたらほぼ母国の文字なんですよ。

さらに言えば、英語と共通の単語もいくつもあります。例えば「Industrial」これスペイン語と文字も発音もすごく近いんです。私たちが中国語の漢字を推測できるのと同じようなものですね。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?