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散財駐在OLのお買い物記録②JOHN SMEDLEYのニットウェア

ジョンスメドレーのニット。お洋服好きの方の中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれない。当社は、1784年に設立された超々々〜老舗の(おバカ女の手にかかると有難みが一気に無くなる)イギリスのニットウェアブランドだ。ハイゲージニットの代名詞のようなブランドである。(そもそもハイゲージニットって?というのは後ほど。)

私がこのブランドを見つけたのは、いつものように「ヨーロッパ ブランド」やら「イギリス 名品」やらのキーワードでネットサーフィンしていた時だったように記憶している。(※散財女の散財ルーティン:必要な物は無くても、買う物を自分で探しに行く☆)

昔から服装に関して厳格な独自ルールを持つ母に「きちんとした場にニット素材はNG!!!」と刷り込まれてきたため、これまで私にとって各種お洋服の中でニットウェアの優先度はあまり高くなかった。トップスなら高いものでも1万5千円程度のものしか持っていなかった私に、ご当地価格でも3万円弱する当社の製品はかなり衝撃的であった。

とはいえそこは散財OL、ファッション誌で絶賛されてるし…やら、もう良い大人なんだから上質な物を試してみたって良いのでは…やら、ちょうどセール中だし…やらの言い訳を並びあげ、いつも通りさくさくっとポチってしまった。

今回ジョンスメドレーでお買い上げしたのはこちら。(商品ページが残っていなかったので全く同じカラーでは無いが、形はこれ。)メリノウール100%の同素材、同色の半袖トップス+カーディガンを選び、アンサンブルとして着られるようにした。

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そんなこんなで昨年冬にこのニットを購入し、その後着倒した中での感想は以下の通り。

①ハイゲージニットなので、薄手でもとっても暖か。

さてここでゲージとは何ぞや、ということであるが一言で言ってしまえばニットの網目の細かさを示す指標である。編機の1インチ(約 2.54 cm)の間に、編み針が何本あるかを表しており、たとえばジョンスメドレーのニットは30ゲージなので、1インチ間に編み針が30本ある、ということになる。大体1.5〜5をローゲージ、6〜10をミドルゲージ、12以上をハイゲージ、と区別するようで30は規格外のハイゲージさ、と言っても過言では無いだろう。ではハイゲージだとなんで暖かいのか。網目が詰まっているから、この一言に尽きる。保温性が高く、着ていると体温でジワジワ温まっている感覚がある。(下の画像は実際に購入したニットの画像。目が細かいのが一目瞭然だ。)

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②自宅洗濯出来ちゃうのでお手入れが楽

こちらのニット、なんとウール100%であるにも関わらず自宅洗濯可能である。毎冬毎年私は飽きもせず “ついウッカリ洗濯機に投げ込んで(定番の言い訳)” ウールのニットをちびっ子サイズにしてしまう。今年もラルフローレンのニットとUNITED TOKYOのニットをダメにした。哀しい。そんなウッカリさん☆な私であるが、流石に今回「そろそろニット洗おうかな」と思った時には「高いからな!!!気をつけるんだぞ!!!」とパッと思い出し、洗濯タグを確認した。すると驚くべきことに、この商品には洗濯可能の表記があるのだ。流石に着用毎に毎回洗えばどうなるか分からないが、これまで数回に一度洗う位では全く縮みも気にならず洗濯出来ている。

③毛玉になりづらい

毛玉ができるのは、ニットの表面のケバが絡み合って大きくなってしまうことによるものだそうだが、毛玉が出来ないニットのカラクリは調べても良く分からなかった、がそんな理屈などどうでも良く実際の経験談として、このニット!!とにかく毛玉にならない!!!昨年〜今年にかけ20回弱位このニットを着用したように思うが(何でも元を取ろうとする貧乏性の表れ)毛玉は全く出来なかった。やや毛玉の素のケバ?は若干出てきたかも、レベルである。流石に高いニットだし、と思って四、五回着用ごとにブラッシングをしているのも効いているのかもしれないが、これはニットウェアはワンシーズン、ツーシーズンが限界かな、と思い込んでいた私にとって喜ばしい驚きであった。

終わりに

さてさて。ここまで色々と書き連ねてみたが、いやーやっぱり名品と言われるお品ってとっても良いな!というのが感想。大袈裟なのは百も承知だが、私の中でのニットの常識を覆してくれた。日本に戻っても(=更に高くなっても)買い続けるか、と言われると若干悩んでしまうが、今回のような仕事でも使えるアンサンブルタイプや、何がと冷えがちなオフィスで使うための無難色のカーディガン等は今後も買い足していこうと思っている。

ちなみに暖房器具が全然使えない特殊環境で働いている母にプレゼントしたところ、じんわりとは暖かいが全然足りない!とのことだったので、極寒環境の最適解はやはりヒートテック+暴力的なまでのモコモコニット、なのだろう。本商品の良さはあくまで、スマートな見た目で一定程度の暖かさは確保できる、というところ。

ちなみに本記事を書くにあたってジョンスメドレーの一般情報を調べていたところ、①メリノウール製ニット(秋冬用)、②シーアイランドコットン製ニット(春夏用)とが当ブランドの主力商品だそうで、日本のファッション誌などでは②の方が取り上げられることが多いのだとか。①だけを購入し、あたかもジョンスメドレーの魅力が全部分かったかのような面をしてしまったことを深く反省している。

ので、散財OLとしては「ちゃんと春夏分のコットンニットも買うぞ☆またレビュー記事書きます☆」で今回の記事を締め括りたいと思う。ではまた。

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