距離感を保つ【ふたり暮らしと本/20】
編集者で、編集プロダクション「プレスラボ」代表も務めている池田園子です。普段は東京にいますが、月の1/3は大阪で、パートナーとふたり暮らしをしています。平日共に過ごすのは朝に約30分、夜に3〜4時間。日頃は距離的に離れているからこそ、共に生活する時間は穏やかで心地よく、自然と笑顔になるひとときにしたい——。そんな「編集方針」をもとに送る日々の中で、大事にしていることを綴ってみます。参考になる「本」も交えて。
20.距離感を保つ
適度な距離感は、良好な人間関係に欠かせないと考えています。パートナーについても同じ。どう距離感を保つかというと、相手の様子を観察して、相手との適切な距離感を測っています。近すぎないか、遠すぎないかを考えるのです。その上で、話す内容、話すタイミングなども決めます。距離感はその時々で微妙に変わっていくもので、都度、考える必要があります。
学べる一冊
格闘技は距離感の把握が妙である、と著者はいいます。基本的に、打ち合いが展開されるため、相手の攻撃をどれだけもらわず、自分が攻撃するかがキモなので、自分なりの距離(自分の攻撃が届き、相手の攻撃をもらわない距離感)を持つことが大事である、と。それは人間関係にも置き換えられると、著者は説明しています。「ゆっくり近く」という著者の名言は、誰と接するときにも生きる心得です。
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