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リフトアップしたい!「ウルトラセル」でハイフ、ラジオ波治療を体験してみた

「美人見え」するかどうかは、顔の下半分で決まる——そんなことが書かれた本を読んだことがあります。

確かに、シュッとした輪郭だときれいな人に見える。だから、すっきりしたフェイスラインを手に入れたい!

そんな思いで、最新型のたるみ・シワ改善治療器「ウルトラセル」を使った治療を受けてきました。

ご縁あって、神戸にある杉本美容形成外科へ。美容外科がまだとても少なかった時代に、神戸・三宮で開業して50年経つ、関西で有名な美容形成外科です。

杉本先生

2代目として引き継いだのが杉本庸副院長。びっくりするくらいに、とても丁寧なカウンセリングをしてくれます。

HIFU(ハイフ)は肌の奥深く……筋膜層にアプローチ

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「美容の世界では、たるみ・引き締め治療に『HIFU(ハイフ)』という超音波を使った機器類が流行っています。ウルトラセルという機械では『FUS』がHIFUに該当します。FUSでは肌表面はそれほど熱することなく、皮膚の深い層を熱するのが特徴です。今まで手術でしかアプローチできなかった筋膜に働きかけることができます。肌は60度くらいの熱を加えると、コラーゲン生成量が増えます。そのため熱を加えることで肌のたるみやハリを改善し、弾力性のある肌を取り戻すことができるのです」(杉本先生、以下同)

たるみは皮膚の中や下部で起きているといいます。だから、肌の深い層に熱を加える必要があり、それが叶うのがHIFUというわけです。

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図表は著者作成

RF(ラジオ波)は肌表面近くにアプローチ

「HIFUより浅めの皮膚に熱を加えるのが、『RF(アールエフやラジオ波)』です。ウルトラセルでは『GFR』がRFに該当します。RF以前からあるレーザーはあくまで皮膚表面にしか働きかけることができず、皮膚の奥に熱を加えることはできませんでした」

ウルトラセルを使うと、HIFUで肌の筋膜層(深いところ)、RFで真皮層(表皮より深いところ)へ熱を加えることができます。

以前はHIFUだとウルセラ、RFだとサーマクールという有名な機械で、それぞれ治療を行う必要がありました。

一方、ウルトラセルは1台の機械で、両方の治療が叶うため、より高い効果が期待できて、さらに費用も押さえられるのが魅力です。

HIFU+RFなら効果が最大限に高まる

今回はHIFU→RFの順に打っていきます。皮膚の深いところから浅いところへ、という順に熱を加える方が、熱が入りやすいのだとか。

治療はメイクをすべてオフした状態で臨みます。麻酔はしません。

「痛みよりも“熱い”という感覚があります。ただ、熱さを感じる程度は人によって違います」

トラブルはほとんどなく、治療後に肌の赤みが出ることがある、という程度です。翌日には肌も通常通りに戻っているため、日常生活に溶け込みやすい治療と言えるでしょう。

肌の奥深くへアプローチするHIFU、肌表面に近いところへアプローチするRF、両方を行うことで中期的な効果だけではなく、即時的な効果も期待できるといいます。

RFは肌表面に近い部分へ熱を加えるため、熱による軽い腫れが「肌のハリ、弾力性が増した」ように見えやすいのだとか。

一方、HIFUは肌の深い層に熱を加えるため腫れが目立たず、効果を実感するのに少なくとも1カ月はかかるそう。

【治療体験記】痛みというより、熱さ。でも、乗り切れる

さて、早速治療開始です。1.5cm×2cm程度の機器を肌に当てていきます。まずはHIFU。確かに痛みよりも熱が気になるところ。ただ、耐えられないわけではありません。

「軽く熱が加わっているな」と感じる部分もあれば、頬骨の上のような硬い部分で「熱さが強めだな」と感じる部分もあります。

先生が手際良く進めてくださり、あっという間に終わったと感じましたが、HIFUは680回打ってもらったようです。

続いてRF。皮膚表面により近いせいか、HIFUよりも熱を強く感じました。特に私は目の周りが「あ、熱っ!」という感じに。

おでこも熱く感じました。やはり硬い部分だからでしょうか。ただ、決して我慢できない熱さではありません。鉄の塊が肌の上を素早く滑っていく感じ。

RFは最後に熱の高さを上げて、速度も上げて、顔全体に打っていきました。これが効果をより高めるのだそうです。RFは600回打ってもらいました。

HIFUもRFもたるみが気になりやすい、頬下のフェイスラインや顎ライン、二重顎に結びつきやすい顎裏を重点的に打っていくのが特徴です。

治療自体は30分程度でおしまい。治療後に鏡で顔を見ると、私の肌には赤みは出ていませんでした。本当にダウンタイムがない治療なのですね。メイクルームでメイクをして帰宅することができます。

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【治療後の記録】フェイスラインが変わってくる

杉本先生から

「フェイスライン中心に熱を加えることもあり、治療から1週間程度はフェイスラインを押さえると、軽度な痛みや引きつりを感じることがある(個人差あり)」

と聞いていました。

Before

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After

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After(2日後)

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私の場合は洗顔時などに顔に触れると、左の頬下に軽い痛みを感じました。治療翌日〜6日ほど続いたでしょうか。

左のフェイスラインの方がもったりしていて、多めに熱を加えてもらったためかもしれません。

After(30日後)

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それほど大きな変化は見られず。

After(50日後)

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左右共にフェイスラインがスッキリした印象を受けます。そして、左側のほうれい線が薄くなった感覚も。

そして、治療の変化を実感するにはやっぱり、2カ月近くはかかる中期的な美容治療なのだなと感じました。

治療の頻度は「半年〜1年に1回を目安にしてください」と杉本先生。治療から2〜3カ月で変化が現れ、半年程度いい状態を維持して、なだらかに戻っていくのが、ひとつのリズムになるためです。

私は34歳という年齢を考えると、半年と1年の間を取って、9カ月に1回程度のケアをするのが良いかなと思いました。

「こういう自分でありたい」という、理想の自分でいるための“日常のメンテナンス”として、これからも美容治療を受けていきたいです。


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