見出し画像

抱きしめる【ふたり暮らしと本/8】

編集者で、編集プロダクション「プレスラボ」代表も務めている池田園子です。普段は東京にいますが、月の1/3は大阪で、パートナーとふたり暮らしをしています。平日共に過ごすのは朝に約30分、夜に3〜4時間。日頃は距離的に離れているからこそ、共に生活する時間は穏やかで心地よく、自然と笑顔になるひとときにしたい——。そんな「編集方針」をもとに送る日々の中で、大事にしていることを綴ってみます。参考になる「本」も交えて。

8.抱きしめる

触れ合う、という行為は誰彼問わず、することではありません。特に、友人とハグをすることはあっても、「抱きしめる」ことは私の場合、ないのです。自ら抱きしめにいき、逆に抱きしめられる相手というのはパートナーだけ。くっ、と程よい力強さを込めて抱きしめて、背中をさすったり、ぽんぽんと軽くたたいたり。抱きしめる=すっぽりと包み込むこと。お互いが相手の状態を感じ取れる以上に、お互いに安心(心を安らかにする)できる時間でもあります。だから、数秒間でもいいので、すぽっと抱きしめることは大切だと考えています。

学べる1冊

「愛」という字の真ん中には「心」があり、人の身体の真ん中にも「心」がある、と著者はいいます。この心が満たされないと、心は身体の真ん中から移動し、心身に不調が起こるというのは、心と身体が連動しているのを知っている人ならわかることですよね。では、心を真ん中に保つ方法はというと、それが抱きしめること。抱きしめるのはタダ。適当なタイミングで心を込めて抱きしめたいものです。

バックナンバー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?