ベーシックに新提案を取り入れる心地よさ—35過ぎて私の思うこと。
人生の8割以上をショートヘアで過ごしてきた。大人になってからは自らの意思で、「似合うから」という理由で、短い髪にしているわけだけれど、髪を伸ばすのをやめた決定的な出来事もあった。
大学3年生のとき、ひどく酔っぱらって帰宅し、洗面所の鏡を見てギョッとした。「なんか怖い」「なんで?」と鏡のなかの自分を見つめる。鎖骨のすこし下くらいまである、個人的感覚としては「だいぶロングヘア」が、まったくしっくりきていなくて、不自然さと違和感の圧が強かった。
翌日そうそう美容院に行って