伝わるには粘りが必要とか、何のはなしですか。(リーダーを考える旅)

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こんばんわ、今日も出せるかどうかの瀬戸際で書いてみる。この後は、子供のお迎えだ。(書き上がっていれば)

今日は、組織が進んでいく方向を示す時に、メッセージを伝える技術について考えたいと思う。ひとつ断っておくと、組織の方向性のための「ビジョン」や「目標」の話は、また別途、腰を据えて取り掛かりたいと思うので、今回は伝えるメッセージがあった場合の伝え方についての考え方をまとめてみたい。

僕は学校でも紹介されたけど、少し興味があって調べた人ならロバート・B・チャルディーニの『影響力の武器』には出会っているんじゃないだろうか?

社会心理学の観点から、人が動きやすい状況について解説している本だ。副読本みたいなものまで出ていてで世界でも人気がある。
この本で特に有名になったのは、以下の6つの状況。

1.返報性|人は親切に報いようとする
2.好意|人は、好感度を抱いた相手にはイェスと答える傾向が高まる
3.コミットメントと一貫性|人は、自分の行動に対して筋を通す
4.希少性|人は、何を希少だと見なすと、価値を高く評価する
5.権威|人は、専門家や権威のある立場の人の判断に従う
6.社会的証明|人は、他の人と同じことをしようとする

※「インプロ部」(https://impro-club.com/influence/229)のページから引用

営業現場とかにいると、細かなテクニックは自分でも使っている事がある。逆に、メッセージを受ける側もある程度は注意してしまうのであまり露骨に組み込めな嫌悪感を招きかねないのにも注意だ。
それでも、メッセージについて納得してもらうためには意識できればした方がいいんじゃないかなと思う。結局は「武器」なので、善悪は使用者に委ねられるものだし。

また、メッセージがより本質的かどうかについても注意する事が増えた。サイモン・シネックの「ゴールデンサークル」の考え方はそれを考える一助になる。何があるか(What)ではなくて、何のためにするか(Why)で訴えると人が動くだ。言い方を変えれば、フィロソフィーを語ろうってところかな。見ればわかる、雄弁なビデオがある。

このTEDの動画は、自分が最も好きな動画の一つかもしれない。


サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか | TED Talk


ここまではコミュニケーションの仕方についての話だが、伝える内容(の表現)についての研究も一部されているので併せて押さえておく。
アメリカの研究者で、チップ・ハースとダン・ハースの兄弟が研究した、一度聞いたら決して忘れないメッセージ、人を行動に駆り立てるような言葉についての6つの法則、頭文字をつなげてSUCCESs(サクセス)の法則と著者たちは呼ぶものだ。

(1)単純明快である(Simple)
(2)意外性がある(Unexpected)
(3)具体的である(Concrete)
(4)信頼性がある(Credible)
(5)感情に訴える(Emotional)
(6)物語性(Story)

この本に書いてあるらしい。自分も読んでないのですが、メモのために貼り付け。

ちなみに、大もとはマルコム・グラッドウェルの『ティッピング・ポイント』にでてくる、流行や社会現象を起こすものの3つの法則、(1)少数の目利きに浸透する、(2)記憶に粘る、(3)背景が味方する、のうちの2つ目についての研究らしい。

だらだらと並べただけになっちゃったけど、今日は研究素材を見つけたのでよしとしよう。

今日の考察はここまで。

また会おう。


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