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ビッグな事をする誰かより、仲間の幸せを守る自分でいたい

いつも迷う事がある。将来の自分はどんな仕事をするのか、何ができるのか。ずっと見つからないで道に迷ってる。

何か社会的に影響のある大きな事をしたい。いや、歳もとってきたし、これまでに沢山のインプットもしたし、そろそろ肉体と思考がバランス良く力を発揮できる旬も残りが見えてきた。とても焦る。そして、いつも答えが出せない自分に嫌気がさす。

1970年代生まれ。社会人になる頃は、ITバブルでITに関連してる企業の株価はとても短い期間で軒並み上がり、インターネット関連の起業が本格化してサイバーエージェントの藤田さんや、ホリエモンこと堀江貴文さんがメディアにもよく取り上げられて起業がブームになっていた。
これまでの大組織の中で頭角を表して、影響の大きな仕事を目指すのは時代遅れにも見えて、個人の持っているビジョンを素早く実現して社会的影響を出していく姿に憧れた。
社会人になって、ずっと起業するのが良い事と思っていた。時が経って、どうやら自ら立ち上げるイメージが湧かないとなれば創業したベンチャー企業で活躍する自分を目指していた。いつか、創業メンバーなどのポジションで役に立てるように自分の経験とスキルを伸ばしていく。
歳もとって、起業して注目を浴びる世代が自分より随分と下の世代になってきてついていくのは無理なんじゃないかと思う。自分が働きやすい環境について見直すと、どうも創業に加わるのは難しいが成長ステージで専門家として貢献する役割は目指せるんじゃないかと思う。

意識して目の前の仕事に取り組んで、学習することも忘れずに過ごす。そうやって、出来る事のかけらは集めてきた。
振り返れば、自分は成長している。そして、成長し続ける自分は「いつかは」夢を叶えるんじゃないかと淡い期待を抱かせる。

しかし、これまで自分が目指していたのは、本当に自分が望んでいる姿なのだろうか?

何か社会的な影響のある仕事を初めた誰か、支えた誰か、一翼を担った誰か、そんな「誰か」になりたかったのだろうか?


もう一つ、仕事のことを考える時に、特にチームの事を考えるときには、いつも昔の同僚の言葉を思い出す。

「良い仲間は、穴掘りをしていても楽しい」

気の合う人との仕事なら、何をしていても楽しく過ごせる。きっと自分ならば、いろいろな穴掘りのアイデアを試しながら、ジョークの一つも飛ばしながら、ワイワイと穴を掘るだろう。歌も歌うかもしれない。

周りの人が生き生きとして幸せそうになるならば、他のことはあまり気にならない。


そうか、なりたいのは「気の合う仲間の幸せを守る自分」だった。穴掘りさえ楽しめる、そんな仲間と何かをやり遂げる。そんな未来なら素敵じゃないかな。


おわり。

#毎日出す 2020 100DAYS

読んでいて幸せになれたら、僕にも教えてください。きっと、僕も飛び上がるほど幸せです。 感謝の気持ちを、あなたの居るほうへ送ります💌