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人を動かす3つのパワーは、案外変わっていないかもしれない

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明日は書きますといって、はや3週間。宣言して守れないのはとても恥ずかしいけど、これも一つの実力と思って前を向いて行きましょう。

前回から、3つのパワーについてのアップデートを詳しくしていこうと思ったので、今日はもう少し深掘りしてみる。

そもそも、パワーってなんだろうと考えてみると「人を動かす力」と教科書にも書いてある。

自分の場合でも、仕事でのチームメンバーとのコミュニケーションを思い返してみると人が動くのは2つの場合がある。
「期待」に根ざしている場合と、「不安」から逃れるためだ。

「期待」は将来のより良い自分を実現するように動く。そして、行動の結果が失敗の場合でも、自分が挑戦したことに対して満足を感じている場合が多いように思う。
一方で、「不安」は将来の自分の姿について予想がつかず、漠然とネガティブな結果が起きることを避ける事だ。「不安」に対する行動の方が強制力は高く、一方で行動を失敗するとストレスも溜まるためにリカバリーが必要になると思う。
人は、損をする事は儲ける喜びの2倍の大きさのダメージを受けるとも言われているので、ネガティブな感情を乗り越えて行動に移すにはよりパワーがいるんじゃないだろうか。

前回から言っているが、これからますます「個人」の時代が進んで行くと考えている事は、より強く思うものの、変わっていない。働く環境については大きな変化が起きてきているし、今後も変わり続けると思う。

一方で、3つのパワーについてそれぞれ作用している「期待」や「不安」の関係は変わらないんじゃないかと考えている。
つまり、環境の変化に合わせてパワーの領域は変わるが、それぞれのパワーが発揮される仕組みは変わらないのではないだろうか。

例えば、個人のパワーは、従来は本人の「成果」(をあげる能力)への「期待」が人を動かしていた。これが、新しい時代では「発達」への「期待」となる。そうすると、個人のパワーを高めるには従来は失敗せずに成果を効率的に積み上げるのが良いとされていたのが、挑戦をいっぱいして常に視座が上がっている方が良いと判断する。
ただし、今は「個人」の時代への移行期である。実際の会社(組織)では「成果」を求めつつ「発達」も追うのがあたりまえかと思う。したがって、両方を高めるものへの期待が特に高まると考えらえる。

同じように、リレーショナルパワーは、従来は所属する「派閥の大きさ」が自己の助けてとなる「期待」と同調圧力などへの「不安」が人を動かしていた。しかし、新しい時代では「(発達の助けとなる)派閥に属するメンバーの成果や能力、発達段階と密接度」への「期待」や、いわゆるバスに乗り遅れないようにしたいという「不安」が人を動かすようになるのではないか。

ポジションパワーは、従来は「(組織内で)管理する人数の多さ」から自分の身に対して影響する「不安」が人を動かしていた。新しい時代では「発達のチャンスを制限される」ことへの「不安」が人を動かすことになるのではないか。つまり厳しくて成果が出ない役割に追いやられる様な不安から、(厳しくても)成長するチャンスから遠ざけられて閑職に追いやられることへの不安となるのではないだろうか。

そう考えると、3つのパワーについては、注力する領域には注意する必要があるがそもそものメカニズムについては従来の経験も活かせるのではないだろうか。

例えば、ポジションパワーは使いどころをよくよく注意して、最後に使えと言われている。これは、「不安」を担保にした力なので成果を出してもストレスを残す(信頼や信用を失う)ためであり、引き続き注意が必要になる。

一方で、リレーショナルパワーを場合に、関係する人(力を持つ人)については従来とは選定基準が変わると思うが、基本的に「期待」をコミュニケーションの中心に据えて、「不安」を不用意に煽らない点が大事などは変わらない。

そして、セルフパワーは本人への「期待」を源にしているので、怖れにとらわれずに勇気を持って踏み出せるか、一方で環境に合わせて発信していくのには注意していくなどだ。

もう少し、「期待」と「不安」のコントロールは深掘りして考えていきたい。また、一旦はこれまでに考えてきた事のまとめも入れたいと考える。

今日の考察はここまで。

また会おう。

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