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胃潰瘍や不眠症に悩まされ、深刻な健康不安からアルコールもタバコもやらなかったベジタリアンのヒトラーは、健康のためにさまざまな薬物にどっぷりと頼り切っていた。 ナチスが政権をとった1933年から崩壊するまでの1945年まで、ヒトラーがもっとも信頼していたのは、主治医のテオドール・モレルであった。モレルはヒトラーに疲労回復やうつ状態を回復させるための静脈注射を毎日打っていた。ヒトラーがとくに強い刺激を必要とするときには、ストリキニーネ、ホルモン、メタンフェタミン(日本では「ヒロ